石丸氏の大躍進は、SNS戦略で10~30代の無党派層の支持を大きく伸ばしたことが大きい。加えて街頭演説は228回、と精力的こなした。無所属ながらネットと地上戦の融合で、旧来の組織票に頼った選挙のやり方に衝撃を与えた。そういう意味でも蓮舫が立民と共産党の組織票を持っていながら3位に甘んじたことは、ショックが大きい。
組織を持たない石丸氏は、今回は選挙活動を手伝ってくれるボランティアをネットで募集したところ、5000人も集まった、といわれている。
この中にはホール企業から送り込まれたボランティアもいた。
「どんな選挙にも統一教会は身分を隠して潜入するのですが、今回もいたようです。それよりもパチンコ屋さんから送り込まれた人もいたようです。ボランティア同士の情報でそういうことが伝わってきます」(全国紙記者)
選挙活動の周辺取材をしているとニュースにならないニュースも入って来るようだが、記者なりにこんな推測をする。
「将来、石丸氏がパチンコ業界のためになる人材と踏んでいるのではないでしょうか。経済の立て直しを優先する石丸氏。しかも、是々非々論者である石丸氏なら、規制緩和によってパチンコ業界が復活して、経済にもプラスになるのであれば、その方向に舵を切ってくれる、と。そのために今から石丸氏にすり寄っておこうと考えているんじゃないでしょうか」
石丸氏は旧来の政治家を政治屋と批判している。その一掃が石丸氏の信念で、政治屋とは「政治のための政治を行う、党利党略、自分第一、それらを言っている者、やっている者、それらを政治屋」と定義する。かつ、石丸氏は国民のために政治をしたいと言っている。
これに対しては自分も本当は政治屋ないのではないか、と社会学者の古市憲寿氏から突っ込まれて、質問をはぐらかせている様子が批判対象にもなった。
選挙後のテレビ各局のインタビューで地金が見えてきたにせよ、都知事選でさらに知名度が上がり、これを踏み台に衆院選で広島1区から出馬して岸田首相を打倒するのか、広島県知事の道を選択するのかはまだ分からないが、石丸新党が結党された暁にはホール企業はさらなる支援を続けるのかも知れない。
ただ、選挙後のインタビューの受け答えを見た精神科医の見立てでは石丸氏は発達障害の可能性があると認識した。発達障害は一つのことには集中してスペシャリストとして能力を発揮する。スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツなどが天才肌を発揮している。調整能力を必要とするゼネラリストには向いていない。
つまり、石丸はゼネラリストである首長に向いていないのは、安芸高田市で証明されている。同市の市長選では反石丸派の議員が市長に選ばれた。強いて言えば、国会議員タイプである。
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