パチンコ日報

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20~22回回れば客は惰性でおカネを使ってくれる

元大手ホールの幹部経験者は現在70歳過ぎ。今は大手だがその人が現役だったころは、まだ全国的な知名度がなかった頃だ。

元幹部は昔の攻略誌をたくさん所蔵していて、終活の一環で処分しようとしている、という情報が週刊誌ライターの耳に入った。攻略誌を貰うためにその人の家に行った。

段ボール20箱分の攻略誌がそこにあった。パチンコ業界が全盛期の頃は攻略方法もあったので、攻略誌も乱立状態だった。今となってはこれも貴重な資料である。

「昔の攻略本はホール運営にも役立ったよ。だってそれを読めばお客さんの気持ちが分かる。それに応えることで稼働がバンバン上がった。でも、それは社内には共有しなかった。そうだろう、自分が考えた極意なんだから。今は稼働を上げられなくて店長たちはこまっているが攻略本を読み返すことでそこにヒントがある」と述懐する。

こうしてライターとの問わず語りが始まった。

「当時の客は裏モノじゃないと打たなかった。ノーマルと見抜かれると打たなかった。その時代から客は連チャンを求めていた。4号機は合法的連チャン機だからヒットした。連チャンが命なんだよ」

連チャンを求める指向性は今の客にも連綿と受け継がれている。射幸性を巡って健全娯楽を求める警察とパチンコ業界の攻防の歴史でもある。

「警察は規制することが仕事で、警察の中で業績を上げるには業界をイジメることだった」

年金生活者となった現在でもホールには通っている。ただし、打つのは1パチ、5スロだ。

「好きで打っているのではない。人生で時間が余っているからしかたなしに。本当は4パチを打ちたいが年金生活者には無理」というように他に趣味もないことが分かる。

ここからは営業極意論に入る。

「オレが今店長なら繁盛店にする自信がある。まず、交換率を下げる。昔は1回の大当たりで2000~2500個出た。今は下手すりゃ300個で機械に問題があるのでそこは変えなければならないが、交換率は30個交換が適正で、これなら回せる。20~22回回ったらお客さんは惰性でどんどんおカネを使ってくれる。お客さんの思考力がなくなるとホールが儲かる。止め時を考えさせないことが繁盛店を作る秘訣だ」

おっしゃることはごもっとも。

ところが今は警察からもギャンブル依存症対策で、のめり込み防止を口を酸っぱくして言われている。

射幸性を上げながら依存症対策――二律背反することを取り組んでいるから、パチンコ業界は縮小の道を歩むしかない。


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