ただ、これは一時しのぎでしかない。この先、何年も営業を続けるのであれば、いずれは台間ユニットの改刷対応は必須事項でもあるからだ。客目線でもこのホールは改刷対応もできないぐらい資金に困っているのだから、「玉も出さない」と見透かされる危険性を孕んでいる。
むしろ、この方式は別のことで使う方が面白いことになる。
それがパチンコ業界でも研究が進んでいるキャッシュレス化だ。
国がキャッシュレス化を推進する中で、一番立ち遅れているのがパチンコ業界とも言える。
ネックとなっているのは、パチンコ業界の所管である警察庁が、クレジットカードやそれと紐付いた電子マネー・コード決済で遊技することは、いわば借金をして遊ぶようなものだからだ。のめり込み防止について口を酸っぱくして指導している警察庁の立場からは、GOサインは出しにくい。
そういう状況でも水面下ではクレジットカード導入の話は進み、1日の利用額の上限は2万円。クレジットカードの決済代行会社まで決まっている、という話もある。
決済代行会社は、クレジットカード会社をはじめとした決済手段を提供する金融機関とカード決済を導入したい加盟店を仲介し、決済システムを提供する役割を担っている。セキュリティ面では、不正取引や支払いの遅延といったリスクを管理し、不正検出システムの運用、リスク分析などの対策も行う。
代行会社を利用するメリットの一つにはセキュリティがある。決済代行会社は高度なセキュリティ対策を導入しており、顧客の支払い情報を暗号化して安全に保管・処理する。これにより、データ漏洩や不正利用のリスクを大幅に低減することができる。
で、ホールでクレジットカードが使えることを前提にすれば、経費をかけずにホールのキャッシュレス化が実現するのが前出の方法だ。
ハウスカードの自販機をクレカ対応にするだけ。クレジットカードからハウスカードへチャージする。全員がクレジットカードを使うわけではないので、台間ユニットをクレカ対応にする必要もない。これが一番コストのかからないキャッシュレス化とも言える。
クレジットカード導入に前向きなホールには朗報かも。
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