パチンコ日報

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ホール店長からゲーセン店長へ異動も残念な結果に

ホール店長が、閉店に伴う異動で系列のゲームセンターの店長に就くことになった。実はこの店長はプレイヤーの立場でクレーンゲーム好きだったので、二つ返事で引き受けることになった。いうまでもなく、現在のゲーセンの稼ぎ頭と言えばクレーンゲームだ。クレーンゲームの売り上げを上げることが、ゲーセンの売り上げを上げることに直結すると言っても過言ではない。

クレーンゲームではある程度腕に自信はあったものの、ホール一筋でゲームセンター運営は門外漢。何をどうしたらいいのか手探りの状態で店長を任された。クレーンゲームの売り上げを上げるためには、クレーンのアームの設定やら景品の置き方などのノウハウがあるのだが、全く分からない。

客離れを起こしているホールの現状は、会社から与えられた粗利を確保するために、稼働が下がろうともベタピン営業が当たり前になっている。スロットなら設定配分がノウハウになるのだが、そんな客との駆け引きも忘れている店長も少なくないだろう。

クレーンゲームはパチンコ営業でいうところの釘調整であり、設定配分でもある。景品が取れそうで取れない。そんな絶妙なアームの調整が、客がもう100円、もう100円と追っかけてくれる神髄だ。

昔のホール店長も然り。1000円、もう1000円と追っかけてくれる釘調整に専念したものだ。今のように1000円で15回も回らないようでは端から追っかけてはくれない。

ちなみにクレーンゲームのアーム調整は強・標準・弱の3段階。子供向けや初心者向けにしっかり景品をアームが掴む設定だ。標準は一般的なプレイヤーが適度な挑戦意欲を沸かせる設定。上級者や熟練したプレイヤー向けは簡単には掴めない設定で、他のワザとの組み合わせで狙った景品を落とす。

つまりゲームの難易度を調整することがクレーンゲーム運営のノウハウでもある。難しすぎると客が挫折してしまい、簡単すぎると興味を持たれない可能性がある。適度な難易度で、挑戦と達成感を両立させるように調整している。

さらに重要なのは景品の選定だ。人気のキャラクターグッズや高品質な景品を用意することで、客の関心を引き、興味を持たせることができる。

パチンコ業界に昔、周り釘師が存在した。フリーの釘師で何店舗も掛け持ちで閉店後のホールの釘を叩いた。

クレーンゲームにもそんな“周り釘師的” な役割を担う外部人材が存在した。クレーンゲームの運営をアウトソーシングしたところ、たちまち売り上げが2倍になり、元ホール店長はお役目御免となった。

今、お客さんが追っかけてくれるような調整のための探求心がある店長がどれだけいるのやら。



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