関東の新聞舗の元社長が新聞業界の内情を暴露する。元社長も統廃合で廃業していた。
「コロナの時は拡張団が全く戸別訪問することができず、無収入になり解散したところもあった。やはり拡張団がいるのといないでは契約件数にも影響が出た。新聞もネット購読の時代になっていることもあって新聞舗を畳んだ。昔は巨人戦のチケットが拡販につながったが、今は巨人戦を欲しがる家庭も減った」
新聞舗の収入源の柱が新聞の折り込みチラシだった。
折り込みチラシの二大巨頭と言えばスーパーマーケットとパチンコホールだった。その一方の牙城が崩れた。ホールのチラシはピーク時の95%減だという。ホールそのものが店舗数が減っていることに加え、チラシの費用対効果を考えてチラシを止めるホールも増えた。
元社長の新聞舗の従業員は、社長も含めてほぼ全員がパチンコ好きだった。朝刊を配り終えると夕刊を配達するまでの時間が暇になる。毎日のようにホールの新台入れ替えの折り込みチラシを見ていると自然とホールへ足が向いた、という。
ところが、ホールのチラシが激減したことで、「行きたくなる入口が閉ざされた」(元社長)
チラシが減ることで社長も従業員もホールへ行かなくなった。
折り込みチラシは効果がないと言われていたが、そうではなかった、ということだ。たとえマンネリ化した新台入れ替えのチラシであろうとも、絶えず露出しているかいないかで、行動パターンに少なからずとも影響を与えているようだ。
無駄と思われたチラシも「継続は力なり」的な広告媒体だった。
元社長から肝心の暴露をここで披瀝してもらおう。
「新聞社は公称の発行部数を公表しています。発行部数が多ければ多いほど、チラシをまく家庭も増えるので、チラシの広告効果が期待できます。新聞社が発表している地域の部数に応じて、チラシが持ち込まれるのですが、予備を含めて少し多めに持ち込まれます。最近は、チラシが余る量が昔に比べて増えています。つまり、公称の発行部数よりもかなり少ないことが分かります。クライアントは発行部数通りのチラシを納入して正規の料金を支払っている。これは一種の詐欺ですよ」
それはさておき、パチンコを止めた新聞舗の従業員は暇になった時間、今は何をしているのか?
「時給250円の組み立ての内職をやっていますよ。1日4時間で1000円ですが、1カ月なら3万円です。いい小遣いですよ。内職の斡旋業者は新聞舗を狙ってきます。パソコン貸与で通販の電話オペレーターをやっている者もいます」
ホールのチラシが激減したことで、暇な時間の過ごし方が激変している。
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