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全日遊連でインバウンド客の集客に本腰を入れるとき

コロナ禍で休止状態だった全国の夏祭りが、新型コロナの5類移行に伴い、4年ぶりに制限のない再開を果たした。特にインバウンド客が戻ってきたこともあり、海外の富裕層をターゲットにした超高額な有料観覧席が話題になった。

最も高額だったのは青森のねぶた祭では100万円のVIPシートを用意。高台の席からゆったりと鑑賞ができるうえ、青森産の食材を使った料理を楽しめるほか、ねぶた師による解説も付いている、というこのボックス席は完売した。

京都の祇園祭は山鉾巡行が再開されたことで、河原町御池交差点の辻回しが見えるポイントに1席40万円のプレミアム席を84席設けた。従来の有料席は2万円だった。

京都市観光局はターゲットを「海外の富裕層」と絞り込んでいる。プレミアム席では京都のおばんざいをつまみに、京都で作られたワインや日本酒を飲みながら祭りを楽しんだ。用意した84席中、65席が売れた。

徳島市の阿波おどりでも、20万円の食事と踊りの解説付きシートが販売された。このようにインバウンド客が期待できる祭りは、機を見るに敏だ。それだけ、インバウンド客の中には富裕層が多いということだ。

インバウンド客が戻ってきたことで、強気なのがホテル業界だ。都内で1万円のビジネスホテルが今や3万円だ。コロナ前もそんな状況があった。2015年~16年はインバウンド客の急増でホテル代は高騰し、出張族の中には泊まるホテルが見つからず、ホテル難民も生まれた。

ところが今回は、出張族のホテル難民は新幹線のビジネス客が回復していないように、会議などの出張はリモート会議になったことで出張がなくなったためだ。

コロナ禍で大ダメージを受けた旅行業界は非常にすそ野が広い。円安効果とインバウンド客の復活で4年間の赤字を取り戻す勢いがある。

このインバウンド特需の恩恵に預かっていない業界の一つにわがパチンコ業界がある。シンクタンク関係者によると、遊技場(パチンコ店)のインバウンド恩恵率は0.8%しかないらしい。1%を切っているということはほぼゼロに近い。

「パチンコ業界は外国人を取り込まなくても利益が上がっているから。英会話の努力もしていない」(シンクタンク関係者)と分析するが、利益が上がっていればこれほどの閉店ラッシュはない。英会話に関してはインバウンド客がいないからだが、それに関しては遅れている。インバウンド客をターゲットにした京都・嵐山のお店は、どこも英語で接客できるスタッフを配置している。鶏が先か卵が先か。インバウンド客が押し寄せる観光地は英会話ができないと接客ができない。必要性に迫られて英語が話せるスタッフを雇っている。

「日本人の初心者でもやり方が分からないのに、外国人向けの遊技機がそもそもない。逆にそこにビジネスチャンスがある。それだけに伸びしろがある業界とも言える」(同)

業界では一部のホールがインバウンド客を取り込もうと努力したが、ほぼ未開拓の分野でもある。

そろそろ全日遊連の事業計画の中で、インバウンド客の集客を目標に掲げてはどうか? そのためには何をどうしなければいけないか、という問題点も浮かび上がってくる。その問題点をクリアにすることで日本人客も戻って来る。


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