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ドラッカーの「ネクスト・ソサエティ」とパチンコ 下

ドラッカーは「ネクスト・ソサエティ」で経済が社会を規定するとの思想どころか、経済が経済を規定するとの理論からさえ脱却しなければならない。間もなくやってくるネクスト・ソサエティにおいては、経済が社会を変えるのではなく、社会が経済を変えるからである、と予見している。



社会が経済を変える…



長引く不況の中で消費者は節約志向がますます高まり、安いものしか売れないのは、その表れでもあろう。



では、ネクスト・ソサエティの時代にパチンコが真の娯楽産業として生き残るにはどうすれば、いいのか。



射幸性を追求する営業から手軽に遊べるパチンコへシフトしようとしているが、新たなファン層を掘り起こすためには次の要素が必要である。



以前、自分の子供にパチンコを勧めるか、というアンケートを取ったが、消極的な理由も含めて約半数は勧める、と答えた。しかし、「お金と時間の無駄」「ギャンブルだから手を出して欲しくない」「自分が面白いと思わないものを勧められない」「今のパチンコは負ける率がとてつもなく高い」という本音も聞こえてくる。



元業界人は娯楽の要素として、次の3つを定義づけている。



①心によいか?



②体によいか?



③頭に良いか?



この3つのうち、1つでも要素を満たしていないと娯楽としては認められない。



では、パチンコはどうか?



①はストレス解消になる、という人もいるので、何とか要素を満たしているが、②は長時間同じ姿勢で手首や肩が痛くなり、眩しい光に目が疲れ、大騒音の中で難聴になる。とても体にいいとはいえない。



③に関しては、データを読んだり、パターンを覚えたりするのに、多少頭を使う。



自分が興味ある娯楽をリストアップして、この3つの要素に自分なりに5段階評価の点数をつけてみたら、分かりやすい。



例えば、

フィットネスクラブ

①心 3点

②体 5点

③頭 1点



囲碁・将棋

①心 3点

②体 1点

③頭 5点



漫画喫茶

①心 3点

②体 1点

③頭 1点



カラオケ

①心 3点

②体 1点

③頭 1点



パチンコ

①心 2点

②体 0点

③頭 1点



元業界人は「この合計点を時間当たりの消費金額で割るとパチンコをはじめとするギャンブル産業だけが突出してマイナス点数になる。これをプラスの点数へと持っていくことが、自分の子供へパチンコを勧めるための業界の努力の要因になってくる」と指摘する。



座ったまま遊技するパチンコに健康を求めることはできないが、それなら、せめて頭を使うような遊技機の開発がある。かつて「学習パチスロ」なんて機械も登場したことがあったが、パチンコをすることで思考回路の発達に役立つような機械の登場も待たれる。



娯楽としての合計点を高めることも必要なことも分かってきたが、庶民の苦しくなる時代に、パチンコが生き残るためにはどうすればいいのか?



「まず、現実性が乏しいことから」としながら元業界人はこう提言する。



「パチンコが本来の娯楽に戻るために、ギャンブル産業からの脱却を図るために、換金を完全禁止する。時間消費型レジャーを謳うのであれば、1時間500円ぐらいの時間貸しで遊ばせる」



これでは確かに実現性は薄い。



誰も賛成しそうもないので、換金ありを前提に話しを進めてもらおう。



「25個交換の禁止。全国一律50個交換。機械も当然、50個交換仕様。少ない投資金額で当たりの体験。50個交換なら20割営業でトントン。10割営業でトントンの等価交換に比べれば、ホールも玉を出せる」



行政から換金禁止か、50個交換か、と二者択一を迫られれば、業界は自ずと後者を選ぶしかない。



再び、ドラッカーに戻ろう。



少子高齢化という日本の人口構造がもたらす最大の影響は、文化と市場の多様化、といわれている。



若年人口の減少は日本が初めて経験することで、労働人口の減少を補うためには、今後移民を受け入れを求められることになる。企業や組織の短命化が起こり、30年以上存続する企業はほとんどなくなる。



経済が社会を変える時代から、ネクスト・ソサエティの時代にパチンコが生き残るための具体的な提言を小説仕立てで書いてみたら、柳の下の2匹目のドジョウがいた!ということになるかも。



元業界人さん、いかがでしょうか。



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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. 「ネクストソサエティ」とパチンコ業界
    【第4章】パチンコ業界を理解する
    ≪これからの社会とパチンコ業界≫
    (The prospect of pachinko industry in the next society)
    パチンコ業界ブログとして有名な「パチンコ日報」に
    ドラッカーの「ネ…
    読むだけではやめられない禁パチセラピー   »このコメントに返信
  2. ピンバック: 読むだけではやめられない禁パチセラピー 

  3. Unknown

    最近の等価や高価の回らないイライラや連荘中に玉が減ってちっとも楽しくない状態から開放されるので50個交換は大賛成です。

    ただ、急激な変化があるとどこかに必ず歪が生じるので、例えば今年は30玉に規制し、5年後に40玉、10年後に50玉規制という具合に段階的に交換率の規制を強化するほうが現実的かもしれませんね。
    初心貫徹  »このコメントに返信
  4. ピンバック: 初心貫徹

  5. いつも拝見してます

    はじめまして。

    いつもこっそりと拝見しています!

    これからも、更新楽しみにしていますね♪



    りん  »このコメントに返信
  6. ピンバック: りん

  7. 衰退サンギョウ

    娯楽の王様は

    今は、昔の話ですね

    読んで

    日本の将来が

    厳しいことがわかりました。
    さんた  »このコメントに返信
  8. ピンバック: さんた

  9. 逆に超高貸しが業界を救う!

    >25個交換の禁止。全国一律50個交換

    >二者択一を迫られれば、業界は自ずと後者を選ぶしかない



    「規制」と言う考え方は、結局のところ、池の水を腐らせてしまうと思います。

    よって、逆に「規制緩和」で常に水を流すことが大切だと思います。



    つまり、1玉交換(1玉100円)を認めよ!と言うのが私の提案です。



    パチンコを庶民の娯楽だなどと言ってるから・・・

    庶民のふところのみが痛むのであって・・・

    これを金持ちの娯楽にも拡張すれば・・・

    金持ちから利益を取る分だけ、庶民のふところの痛み具合が軽減すると言うものであります。

    (所得税率を上げて金持ちからカネを巻き上げると不満が残りますが・・・)

    (娯楽で消費する分には何の文句もないでしょうし)



    ちなみに、カジノなどは、金持ちの売上が80%で庶民が20%だと聞いたことがあります。

    (見えてるカジノスペースなどは、ある意味どうでも良くて・・・)

    (カジノが真に重要視しているのは、隠されたプライベートルームだそうです)



    ・・・ってことで、1円だ!0.5円だ!と庶民の小銭の小銭にまで手を伸ばすのではなく・・・

    お金持ちの社交場としての超高級パチンコ店の導入こそが業界の発展に貢献するものと考える次第であります。
    コジコジ  »このコメントに返信
  10. ピンバック: コジコジ

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