パチンコ日報

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とある派遣会社営業マンの独り言④

派遣の同業者と話すとみんなこう言う。

パチンコ店で働く人(社員)たちって、今でもなぜか「上から目線だよね」となる。

バブル期に超絶に良い期間を過ごしたせいか、今でもまだその過去にしがみついているように見える。周りの弱いお店が潰れていって、生き残っていることがあたかも大成功していると。

それを一番感じるのが、面接の際に「君が、うちで働きたいんなら…」が強い。

派遣会社はその「場所」で働きたい人を紹介する。その「お店」で働きたいと希望している訳では無い。あくまでも通勤圏内の「場所」だ。

しかし、店舗側は未だに「うちを希望した」と勘違い。

こうじゃないとダメ。こんな人はいらない。この条件をクリアしてくれないと働かせることは出来ない、とかたくなに自分達に合う人以外をシャットアウトする。完全に自分たちのお店で働きたい応募者が来たと勘違いしている。

「なぜうちで働こうと思ったの?」と聞く担当者いるが、実際は派遣会社に勧められたからだけです。派遣なので自分でそのお店に魅力を感じて応募した訳ではないのに。

話は変わりますが、出生率は過去最悪で、2020年は出生数が84万人、2021年は81万人。2022年は77万人。6年連続最少となっている。

もう目の前にはっきりと顕在化している。
「異次元の少子化対策に挑戦する」と首相も息巻く。

派遣会社からの目線で言うと「選んでいる場合か?」です。

2021年に生まれた81万人が、パチンコ店で働ける18歳になった2040年、47都道府県で割ると1県あたり約18,000人程度。自分のお店にアルバイトとして回ってきますか?割り算したら分かりそうなものだ。

先日独り言①でも書いた今の若い世代の<比較能力>は超絶レベルだ。
・魅力
・メリット
・ここで働く理由

他社、異業種と比較して優位性を示す事が出来きているか? それがその頃までに完成していればいいが、今のままだと益々厳しく無いでしょうか? 選んでもらえますか?

「うちで働きたいんなら…」じゃなく「是非ここで僕たちと一緒に働いて貰えないか?」と考えないと、そろそろやばくないでしょうか?

来てくれた方を絶対離してはならないように感じる。面接の場はラブコールを送るアピールタイムと捉えないといけない時代になりました。言い換えれば、アルバイト求人ではなくラブレターだと思う。

ちなみに【派遣社員の面接は法律で禁止されている】

派遣会社は「なんでこんな奴派遣してくるんだ!」と言われるのが怖くて仕方なかった。そのスタッフが不適格だと人数が足りなくなる。それは営業マン自身がホールに立たされることに直結する。だから法律違反を平気でやってきた。

お店に見てもらって採否を決めてもらえば、店にも責任が発生するから文句を言われなくなる。
そのために派遣の採用面接を実施している。古き悪き習慣が今も残ったままだ。

労働者派遣法第26条第6項

労働者派遣(紹介予定派遣を除く)の役務の提供を受けようとする者は、労働者派遣契約の締結に際し、当該労働者派遣契約に基づく労働者派遣に係る派遣労働者を特定することを目的とする行為をしないように努めなければならない。

とあるように「この子が欲しい」は出来ない。
逆には「この子は要らない」も出来ないのだ。

なのに派遣会社は責任を追求されるのが嫌だからそれを許容している現状だ。

つづく