一方で、スロットは65万台と前年比91%にとどまった。型式試験の適合率が下落し、新台の供給自体が細ったことが主因とみられる。需要の問題以前に、出したくても出せないというメーカー側の事情が色濃く反映された数字と言えるだろう。
この10年近くを見ても2016年の251万3,000台から、実に約100万台も減少している。ホール軒数の減少と歩調を合わせるように、市場規模は年々縮小してきた。
2025年の水準は、コロナ禍で市場が急減速した2020年を除けば、過去2番目に低い。回復基調という言葉を使うには、あまりにも足取りは重い。
さらに2026年度のパチンコの販売台数は、ホール軒数の減少や高射幸機依存の不安要素から70万台を下回ると予測している。
こうした数字は、メーカーの台所事情の厳しさを如実に物語っている。その余波は、意外なところにも及び始めた。12月のお歳暮シーズンだ。
パチンコメーカーの協力会社で、プログラム関連を担当するAさんのもとには、毎年この時期になると決まって日本酒や麦焼酎が届いていた。しかも、ただの酒ではない。嗜好を把握した上で選ばれた銘柄ばかりで、メーカーからの信頼とポジションの重要性がうかがえた。
景気の良い頃には、5万円相当の陶器入り焼酎が贈られてきたこともある。
Aさんはフリーランスに近い立場ながら、その腕を評価され、上場メーカーからヘッドハンティングを受けた経験もある人物だ。還暦を超えた今は、「もうあくせく働く気はない」とその誘いを断ったほどである。
ところが今年、彼のもとに届いたのは酒ではなく、レトルト食品や瓶詰などの食料品詰め合わせだった。
違和感を覚え、親しいメーカー担当者に事情を聞くと、会社から歳暮予算を半減するよう指示が出ていたという。
3,000円以下の定番的な贈答は従来通りだが、8,000円以上の高額品を贈っていた取引先は軒並み見直しの対象となり、Aさんもその影響を受けた格好だ。
販売台数は微増に転じたとはいえ、メーカー各社の経営環境は依然として厳しい。開発費や人件費を圧縮できない中で、削れるところから削る。その結果が、お歳暮という慣習の変化として表面化したにすぎない。
数字の上では「回復」と映っても、現場の肌感覚はまったく別物だ。お歳暮の中身が変わったという小さな出来事は、業界全体が置かれている現実を、静かに、しかし雄弁に語っている。
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その名も「閉店Rush!!!」
さらに最上位ATには「Super閉店Rush」が。その契機となるのはハイパー閉店モード。さあ、画面いっぱいに拡がる「閉店」ロゴの連打でホールを閉店に追い込み、一網打尽にしようではないか!
ピンバック: 通りすがりの風来坊
この人らは苦境になる事を知ってて今まで悪手な行動とって失策ばかりしてきたとしか思えませんが…
自業自得じゃないです?
そもそもパチンコ業界の不況の大きな原因が遊技機メーカーですよね
短期的な目先の利益を優先して、負担を全部ホールとユーザーに長年押し付け続けてきたんですから
加害者、とまでは言いませんが絶対に被害者ではないですね
ハッキリ言いますが機械代や反社的な売り方だけじゃないですよ
この方々がせっせと作った遊技機がふざけたのが多かったのだって十分な原因だと思います
10年位前でしたっけ、いやそれ以上かな?
見た目だけじゃなく演出も派手さを各メーカーで競ってるのか知りませんが、とにかくユーザーを小馬鹿にして開発者が打ち手を嘲笑ってるかのような演出が多かった時期がありましたよね
まだ演出カスタムなんかは一般的じゃなかった頃です
マジでふざけた演出内容が多かったんですよ
実際に知人はそのタイミングでストレスMAXで辞めましたよ
そんな遊技機メーカーのお歳暮がランクダウン?
…うーん、販売台数が微増しただけでもありがたいと思うべきでは?
しかしこのAさん、お歳暮の質が悪くなったからってメーカーに問いただすとかすごいですね…
普通なら考えが及びますよ、こんな厳しい状況なんですから
いつまでも全盛期のような思考なんでしょうかね
やはりすごい人種たちの集まりなんだなと、改めて思わされました
ピンバック: まるで伏魔殿
ピンバック: 古い台で十分