理由はシンプル。彼女は小麦アレルギーなのだ。
グルテンとは、小麦に含まれるたんぱく質「グルテニン」と「グリアジン」が、水と混ざってこねられることで形成される高分子のこと。小麦を使わない、あるいは一定濃度以下に抑えた食品が“グルテンフリー”と呼ばれる。
ドラえもん東京ばな奈は、その条件をクリアしているため、彼女にとっては安心して食べられる数少ない甘味のひとつだ。
東京土産として全国区の知名度を誇る東京ばな奈は、4個入りで税込842円。ふんわりスポンジの中にバナナ風味のカスタードが詰まり、一口かじればやさしい甘みが広がる。
彼女はそれをランチ代わりにし、デスクで淡々と食べているのだが――ここで思わぬ現象が起きた。
同僚たちは、毎日東京ばな奈を食べる彼女を見ているうちに、自分たちもつい買ってしまった。食べてみれば「やっぱりおいしい」。やがて社内でおやつとして東京ばな奈を食べる小ブームが発生した。
その様子を見て、パチンコ好きのAさんがピンときた。
「これ、ホールの景品に出したら絶対ウケる!」と。
思い出したのは、かつて大阪の「堂島ロール」が大ブームとなった時期のこと。わざわざ並んで買い付け、景品として提供したホールが話題になった。
堂島ロールは生ものゆえ日持ちが短く、管理が大変だったが、東京ばな奈ならその点はクリア。
賞味期限は数日あるため、物流や在庫管理もしやすい。何より「東京土産」というネームバリューがある。
さらに、このドラえもん東京ばな奈はパッケージが可愛く、手に取った瞬間に気分が上がる。今や景品選びも“写真映え”が重視される時代だ。SNSに投稿してもらえれば、ホールの宣伝にもつながる。
食品景品は、洗剤や日用品に比べて衝動的に手が伸びやすい。ましてや東京ばな奈のような「一度は聞いたことのあるブランド」なら、景品棚での存在感は抜群だろう。
堂島ロールの前例が示すように、“話題のスイーツを景品化”する発想は集客にも効果的。日持ち、知名度、パッケージデザイン――東京ばな奈はその条件をすべて満たしている。
さて、このアイデアを形にするホールは現れるだろうか。
東京ばな奈OLのささやかなランチが、業界の景品戦略を動かす日が来るかもしれない。
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ほかにも地元密着系スイーツ含む話題の甘味を景品コーナーで見かけたりもするで。たまに。
景品戦略立案の提案前に景品ウォッチャーを頼った調査から進めはったらどないです?ほんまに。
ピンバック: 三味唐辛子
日本はグルテンフリー製品が多いのか、海外の小麦アレルギーの方が、日本のパンはアレルギー症状が出ない❗(出にくいらしい)と言っていたのを思い出しました。
地方住みなので賞味期限等の問題があると思いますが、一般景品にあったらちょうと考えちゃうかもしれません。それくらい好きです。
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ピンバック: メインは特殊景品だよ、打つ人は