しかし、新台神話が必ずしも正しいとは限らない。前評判が高かったにもかかわらず、導入から1週間も経たずに通路と化す機種も少なくない。期待が大きいぶん、裏切られた時のダメージは大きい。高額な新台を導入しても、客付きが悪ければ回収できず、むしろ経営を圧迫するだけになる。
このような状況の中で、機械代を抑えつつ、どうやって集客に結びつけるか──それは多くのホールが抱える共通の課題だ。実際、中小や零細ホールでは財政的に新台導入が困難になり、経費を切り詰める一方で、中古台だけで営業を続けているケースも少なくない。
その多くは低貸し営業に活路を見出しているが、それでも経営は風前の灯火というのが実情だ。
そんな中、あえて「中古台のみ」で繁盛店を作ろうとしているホール企業がある。しかも、低貸しには一切手を出さず、4パチ、20円スロのフルレート営業で勝負をかけようとしているのだ。
その挑戦には明確なロードマップがある。
キーワードは「3か年計画」だ。
まず初年度。従来は年間約2億円を機械代に充てていたが、これを1億円まで半減させる。2年目にはさらにその半分、5000万円にまで絞り込む。そして迎える3年目、いよいよ新台予算を完全にゼロにする──この大胆な方針が計画の核心となっている。
もちろん、「中古台だけ」で繁盛店を作るのは容易ではない。人気のない中古機は安価で仕入れられるが、当然客は付かない。一方で、市場で評価の高い中古機は価格が高騰し、新台よりも高額になるケースさえある。それではコスト削減の意味がない。
この矛盾をどう乗り越えるのか。企業が打ち出した答えは「薄利多売」だ。高回転・高設定で稼働を促すことで、少ない利益でも安定した収益構造を築く。そのためには、等価・高価交換(11割営業)とは一線を画し、「出玉感」と「遊技満足度」を両立させた営業スタイルが求められる。
いつ来てもストレスのない回転数、そして“遊ばせる気”の見える台構成がカギとなる。
つまり、機械の新しさではなく、ホールとしての“運営力”と“調整力”で勝負するというわけだ。
旧来の「新台依存」から脱却し、本当の意味での経営力が試されるこの3か年計画。中古台だけで再生できるのか、業界関係者の注目が集まるところだ。成功すれば、それは多くのホールにとって希望のモデルケースとなるに違いない。
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実在して行ける範囲なら行きたいのですが
ピンバック: ナナシーの打ち手
入ってくる情報は基本、匿名。匿名だから話せるということ。
ピンバック: pachinko-nippo
ピンバック: 通行人
ピンバック: pachinko-nippo
潰れましたけど
ピンバック: ナナシ
もし実行されたらその後を聞きたいですね。
最終的に新台ゼロは極端にしても9割りカットくらいでも良いかと思います。
今のパチンコホールは基本的に回らないので勝てません。
記事にあるように高価な新台を買わされてホール財政がじり貧だからユーザーに勝たせる余裕が無い。
中古台でも古い機種でもそこそこ種類があれば飽きにくさをカバー出来ますし、従来のボッタ店なんかよりあきらかに勝ちやすいとなれば、あり得ない話ではないのかなと。
やるなら都会ですね。
換金率変更もそうですし継続65%規制の時もそうでしたが、確かに一定数のユーザーは離れるでしょうけど大半は慣れていくんですよね。私もなんだかんだ慣れましたし。
遊ばせてくれるという条件付きなら新台が無ければ無いで慣れると思うんですよ。
とにかくメーカーの天下を終わらせないと業界の未来は真っ暗なままだと思います。
これが成功して新台を買い控える行動がホールにとって吉となれば、メーカーを引きずり下ろせるかもしれません。
ホールが一強になるのもダメなのかもしれませんが、少なくとも数十年前の右肩上がりのパチンコ業界の時は、力関係が逆でした。
パチンコ業界を維持するマネーの大半はユーザーが使うお金です。
そのユーザーが直接相対するのがホール。
ならばピラミッドの頂点はホールのほうが業界は上手く回るはずです。
方法はなんであれ今のメーカートップの歪なパチンコ業界を修正するのが急務だと思います。
ピンバック: 通行人
ピンバック: crazydoctor
お店が出来て良かったじゃないですかw
ピンバック: 業界人
業界人ならではの内輪話をお願いします。
ピンバック: 一般人
ちょっと思いつかないです、ごめんなさい
ピンバック: 業界人
大体、その1台の生涯稼働対客全員で客が根本的に勝てないから衰退してしまった。機械はそれが可能だから。
もう、毎日全台設定6にして背水の陣で営業しないと行けないレベルで衰退している。
ピンバック: 客は
ピンバック: 猫オヤジ