ここ最近の猛暑はコメ農家にとって死活問題とも言える状況である。平年は80%の一等米比率が、2023年9月時点で15%と大幅に減少している。コメの等級は農家の収入に直接影響するため、この減少は深刻な問題だ。等級が低いほど買取価格も低くなり、さらに肥料や燃料代の高騰が続く中で、農家は経済的に大きな打撃を受ける。
ホールの主力客がコメ農家である場合、その影響はホールの売り上げにも及ぶ。コメ農家の収入が減れば、当然ながらパチンコ代を節約することになる。今年も猛暑が続く見込みであり、一等米の収穫量が減ることは容易に予想される。
逆に、猛暑に見舞われない北海道ではコメの品質が向上する傾向にある。このような状況下で、地元の米価が上がるのか下がるのかを見極めることがホールオーナーにとって重要な課題となる。
そこで、ホールオーナーは大胆な行動に出た。自らが稲作農業に進出するという決断を下したのだ。この決断に至るきっかけは興味深い。裏カジノで借金を抱えた農家がトラクターや田植え機、コンバインなどの農機具一式を格安で手放す情報を聞きつけたホールオーナーは、その農機具を中古相場の20分の1の価格で手に入れたのだ。さらに、後継者がいない農家から約8町歩(約8ヘクタール)の広大な水田も手に入れた。
ホールオーナーは将来的にホールの社員にも農業を手伝ってもらうことを考えている。セカンドキャリアの道を提供することで、社員も安心して働ける環境を整えようという狙いだ。この取り組みは、単にホールの経営安定を図るだけでなく、地域の農業支援や社員の生活安定にも寄与する可能性がある。
さらに、農業に進出することでホールオーナー自身も新たなビジネスチャンスを見出すことができる。例えば、地元産の高品質なコメを使った独自ブランドの開発や販売を通じて、ホール以外の収益源を確保することができる。また、地域社会とのつながりを強化することで、ホールの信頼性や地域貢献度も向上させることができるだろう。
このように、猛暑によるコメ農家の苦境が、ホールオーナーにとって新たな挑戦と成長の機会をもたらしている。稲作農業への進出は一見突飛なアイデアに思えるかもしれないが、その背景には地域経済の活性化や社員の生活安定を図るための戦略的な考えがある。ホールオーナーの大胆な行動がどのような成果を生むのか注目したいところだ。
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