最初、周囲は唖然とした。言われた方は気分を害するのは当然で、トラブルになったが、本人は自分が発した言葉の記憶すらなかった。
月、数回程度だった。これが汚言症という脳の疾患であることが分かる。頻度からするとまだ初期症状だった。
汚言症とは、汚い言葉や罵り言葉を不適切な場面で無意識に発してしまう症状のことを指す。これは一般的にトゥレット症候群の一部として現れることが多い。
症状としては、汚い言葉や侮辱的な表現を無意識に発してしまい、これを自分の意志で完全に抑えることが難しい。しかも、無意識のうちに突然、汚い言葉を吐いてしまう。
汚言症が表周り中に、お客さんに対して発せられた日には目も当てられない。幸い、まだそこまで至っていないが、ホールとしてはトラブルになる前に辞めてもらいたい。
顧問弁護士に相談すると辞めてもらうには、正式な診断書が必要になるということで、やんわりと一度病院で診てもらうことを勧めたが、本人にはその意思はない。
証拠を集めるために休憩室では会話を録音するようにしているが、月、数回汚い言葉を発している。
病気だと診断された場合は、侮辱的な言葉を発していても罪には問えない。
ホール側としては接客とは関係のない部署への配置転換が考えられるが、大手でもないので該当するような部署もない。
病院へ行くことを本人が拒否するのであれば、全従業員を対象にした健康診断の一環で、精神科の受診を促すのも一つの手だろう。
その後、病気の治療や回復のための時間を確保することを理由に、退職を勧める。適切な退職金や退職後の支援を提案することで、納得してもらいやすくなる。
この病気で悩んでいる人は多い。
汚言症の治療には、薬物療法、行動療法、心理療法、環境調整、社会的支援などがある。個々の患者に最適な治療法は異なるため、医師と相談しながら適切な治療計画を立てることが重要だ。また、周囲の理解とサポートが患者の生活の質を向上させるために不可欠である。
※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。