身に覚えがある男性は少なくないだろう。家庭用ビデオデッキが発売された当時、ビデオデッキの普及を後押ししたのがエロビデオであったように、インターネット時代には日本では違法の無修正動画でも簡単に観られるようになった。
エロサイトを観ていた人なら経験することが、架空請求詐欺だった。
「あなたが利用されている有料情報サイトの未納料金がある」
「退会手続きがされていないため、○○円未納になっています」
「支払わない場合には、身辺調査後、訴訟手続きに入ります」
など不安にさせる内容のメールやハガキが届いたりした。
名簿などを元に同じ内容で不特定多数に送り付けたりするわけだが、男性なら身に覚えがあるだけにハッとしてしまう。その心理を付くのが詐欺師集団である。
ホールオーナーの場合は直接電話だった。
「無修正動画を観ることは違法ですよね。〇〇さんの仕事上、社長の刑法違反は営業許可取り消しの対象になりますよね。仕事に差し支えることになりますね」と脅しの電話だった。
無修正サイトを観ていたことは事実。さらに自分がパチンコ店を経営していることが相手に知られていたことにオーナーは動揺した。
もみ消し料としてオーナーは440万円を支払ってしまった。
まず、家族にはエロサイトを観ていたことでそんな電話が来たことも相談できなかった。77歳という年齢からしてもこうした架空請求詐欺の情弱者であったことも想像が付く。
1回支払ったということは詐欺師の餌食になったようなもの。カモネギ。上得意客確定だ。
詐欺師はもっとカネを取れると踏んで、押しのもう一手を繰り出してきた。
次の請求額は2000万円だった。
この時、初めて親しい第三者に相談した。
「そんなものは詐欺だよ。絶対払ったらダメ」とアドバイスを受けた。
こうした情報は詐欺師の間では共有されるので、今度は別口で特殊詐欺の餌食になりそうだ。高い授業料を払ったのだから、二度と引っかかることのないように。
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