パチンコ業界のキャッシュレス決済議論の中で、QRコード決済は現実的ではない、という意見もあるように、キャッシュレスにするならクレジットカード対応が望ましいとされている。
ホールでキャッシュレス決済を行う場合、ホールが発行する会員カードとクレジットカードが一体型になったものがあれば便利なことこの上ない。
ただ、それではユーザーにはあまりクレカを使うことにうま味がない。そこで必要になってくるのがポイントの付加だ。
楽天が急速に成長して楽天経済圏を樹立した立役者は楽天カードであり、ポイントだった。楽天市場で買い物をする際には楽天カードで決済することでポイントが付く。ポイントは楽天トラベルや楽天証券・楽天銀行まで拡大し、他社との差別化を図った。楽天グループで貯まったポイントは楽天市場で買い物したり、キャッシュレス決済などに使える。楽天ポイントを使うために楽天経済圏を作り上げていった。
パチンコ店ではキャッシュレス決済で使用金額や貯玉に応じてポイントを付けることが考えられる。このポイントに互換性を持たせてキャッシュレス決済にも使えるようになれば、キャッシュレス化に拍車がかかる。
キャッシュレス決済事業者ポイントを付与するのは、客の消費行動を把握することが狙いで、その情報そのものがおカネを生む。1人当たりの使用金額がダントツに高いホール客の消費行動を知りたがっていることも事実のようだ。
「キャッシュレスにすると、提供会社はその人がどのような製品を買っているのか情報を得ることができ、それを戦略に活かすことができますが、パチンコ屋でキャッシュレスにしてもメダルを借りたという事実しか残らないので、導入するメリットがないです」(パチンコ客)という否定的な見方もある。
ただ、使用金額にポイントを付けるのはかなり厳しい。
かつて、業界でマイレージが導入された当初、景品に軽自動車というのがあった。
これは、消費金額や遊技時間に応じてマイレージが加算されていくのだが、飛行機のマイレージのように貯めていけば、マイレージを管理する第三者から軽自動車がプレゼントされる、という仕掛けだった。
いかに第三者でホールが直接関与していないとはいえ、警察が黙って見過ごすわけにはいかず、マイレージそのものの見直しが図られることになった。
あれから時代も変わった。国を挙げてキャッシュレス化を推進している。警察庁がどう判断するかだが、ポイントが射幸心を煽ると判断すればハードルは高い。
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