そんなことよりも、どうして今パチンコなのか、ということが気になる。
中国マネーには妙な自信があるようだ。
それは中国のEV(電気自動車)メーカーの台頭を挙げる。習近平が国策で補助金を出してEVメーカーを育成した結果、中国が去年1年間に輸出した自動車の台数は、491万台となり、年間の自動車輸出台数で、日本を抜いて世界1位となった。EVの輸出が大幅に増えたことなどが主な要因となっている。
メーカー別に見ても中国企業のBYDがあのテスラを抜いてEV販売台数世界1位となっている。元々はバッテリーメーカーからスタートしてEV車を世に出したのが2008年のことだ。
ガソリン車では日本のメーカーには敵わなかったが、国策でEVにシフトすると一気に日本メーカーを抜き去って行った。
BYDの大躍進を支えているのは自ら主要部品を開発・製造する「垂直統合」のビジネスモデルの採用にある。最大のメリットは独自技術を武器としてライバルとの差異化やコスト削減を進められることだ。タイヤとガラス以外はすべて自社で手掛けていることが強みだ。
このEVでの成功体験が、中国企業なら衰退していくパチンコ業界を変えられる、という妙な自信があるのかも知れない。
元々中華製のものは安さがウリだ。
例えばスマートウッチ。アップルなら入門モデルで4万円台から。高機能モデルともなると13万円オーバーとなる。これが中華製なら見た目はアップルウッチのそっくりさんが廉価版だと1200円から販売されている。
アクションカメラの世界だとGo Proの入門機が4万円台から。ハイエンドモデルで9万4800円。中華製は安いもので3000円台。高くても1万円でお釣りがくる。
安物買いの銭失いという諺はあるが、正規品より10分の1の値段で買えるとなれば、初心者には非常に手を出しやすいことには間違いない。
安くパチモノを作らせたら中国の右に出る者はいない。
中国資本がパチンコメーカーを買収して今の機械代の10分の1で販売したら業界がひっくり返る。ま、そこまで安くしなくとも半額で販売するだけでもインパクトはある。パチンコ市場は世界から見ればニッチな産業なので価格で勝負することはないかも知れないが、外の血が混ざることでどんな化学反応が起こるか期待したい。
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