パチンコ日報

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足踏み式自家発電パチンコ

高騰する一方の電気代は、ホールの様に大量に電気を消費する大型施設では経営を圧迫する領域に達してきている。

電気代削減するために涙ぐましい努力をしているホールもある。

都内のホールは顧客サービスの一環として冷蔵ロッカーを10口設置していた。冷蔵ということは絶えず電気代を食うわけだ。夏場になると半分ぐらいが埋まるぐらいの利用率だった。

取っ払ってもホールの稼働率にはさほど影響しない、と判断したオーナーは店長に撤去を命じた。冷蔵ロッカーはレンタル代もかかっていたので、Wでコストダウンにつながる。

客から冷蔵の要望があった場合は、従業員の休憩室の冷蔵庫で預かるようにした。

これだけではない。

景品にアイスクリームを提供していた。冷凍庫と中身は業者の持ち込みで、売り上げの何%かをもらう契約だった。これも電気代の削減で撤去。景品カウンター横に設置していたヤクルトの冷蔵ケースも撤去の対象となった。

電気代がかかるものは徹底排除だ。

電気代を削減する関連商品はまがい物が多く、それなら最後は “自家発電”しかない。

ベンチャー企業の中には、ハイブリッドカーで走りながら発電し、その電力を家庭用に供給する技術を開発している。毎日クルマを利用している人は、それで家庭用の電気代を浮かせることができるようになる。

自家発電のイメージが湧いたところで、ここからいよいよ本題だ。

ホールにおける自家発電とは、足踏み式発電によりパチンコ台を動かすという発想だ。

「足踏みで電気を作るわけですが、歩くとポイントが貯まり、商品と交換できるアプリが数多くあるように、この発想をパチンコ台に取り入れるわけです。特に健康志向の人を取り込むのに必要です。健康に関心が高い人ほどおカネももっている」(シンクタンク関係者)

歩いておカネを稼ぐことを「ポイ活」と呼ぶようだが、通勤や通学、買い物や散歩など、移動やウォーキングによって貯まるため、無理なく楽しみながらポイントを貯めることができる。

足踏み式パチンコなら、すでに業界には存在する。


豊丸産業が老人福祉センター向けに発売しているトレパチがそれ。自家発電はしないが、自転車のペダルのように漕いで玉を発射する。これはお年寄りのリハビリ用でもある。

適度な運動は、身体だけではなく脳にもほどよい刺激を与えることが医学的に立証されており、認知機能の鍛錬にはウォーキングや軽いジョギング、サイクリングやエアロビクスといった有酸素運動が効果的と言われている。

足の衰えは行動の衰え、行動量の低下が寝たきりや認知症を誘発する大きな要因であることは広く知られている。パチンコを楽しみながら、脚部の筋力トレーニングを兼ねることができる。

これに発電機能を搭載すれば、省エネ型の健康パチンコが完成となるのだが、実際のホールが興味を持ってくれないと前には進まない。



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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. ありがちな発想ですが残念ながらほぼ無理と言わざるをえません。
    実は既にパチンコ業界でこの試みを動画にしている企業があります。大一のYouTubeチャンネル「だいいち!」です。
    稼働させるために必要な電流量が足漕ぎだと相当必要で、しかも安定しない、そしてそんな不安定な状態でも壊れにくかったり、ゴトに繋がらないようバグらないようにする設計等々
    現実的でない要素が多すぎます。ホールの興味云々以前の問題です。
    まぁ島から外れたとこに置いて、客寄せ用の0パチとしてなら使えるかもですが・・・
    今回の記事の電気代の節約とは全く関係が無くなるのでそういう話では無いですよね。
    通りすがりの家スロユーザー  »このコメントに返信
  2. ピンバック: 通りすがりの家スロユーザー

  3. 可能かどうかは置いといて結構好きな話題です。
    とにかくパチンコは不健康です。
    長時間ともなると身体の色々な部分に悪影響が出てきます。
    あの騒音の中でずーっと座ってるだけですので。
    座って足踏みもいいですがステッパーみたいなものに立って足踏みもどうですかね。
    足踏み式とは言わずウォーキングマシンのようなものもどうでしょうかね。
    電気代削減という方向だけでなく、歩くことで、走る事で、身体を動かすことで遊技にちょっとした影響がでるようなシステムならもっと面白いですね。
    体の不自由な人もいらっしゃるので流石に無理かな…。
    まぁ私の乏しい脳ミソではこんな事しか思いつきませんが試みは好きです。
    従来の「パチンコ店」では新規客は寄り付かないなんて記事もありましたよね。店内が暗いとか。
    なんでもただ否定するのではなく、色々な方向性でアプローチするのは良い事だと思います。
    室内32度はきつい  »このコメントに返信
  4. ピンバック: 室内32度はきつい

  5. それだと電力量がまったく足りないので本格的に開発を進める場合はパチ機本体に様々な発電デバイスを付けまくっての総力戦になると思われる。

    左手には無限発電プッシュボタン、右手には無限回転式ハンドル、そして両足には発電用リカンベントバイク。それでようやく玉が弾かれるかどうか。

    右打ち時はヘッドバンキング方式発電デバイスの装着が必須となる。ラッシュに合わせて頭を上下に激しく振ると本体に電力が供給される仕組みだ。

    言うまでもないが動きが止まるとラッシュも止まるので緊張感とほとばしる汗をもってラッシュを楽しむことができる。難点は継続するほど頸椎へのダメージが蓄積してしまうこと。

    ただ安心してほしい。店内では自家発パチ機が設置されると共に通路島を丸ごと改装した整形外科・リハビリ科が出現する。(シンクモレタンク関係者)

    ところで日報はいったい誰の何の問題を真っ先に解決したいんやろか。今やゾナウ文明に次ぐ大いなる謎やわ。ゾナウ文明ならバッテリー持参で即解決するんちゃうか。知らんけど。

    精神科の併設もたのまい。
    三味唐辛子  »このコメントに返信
  6. ピンバック: 三味唐辛子

  7. 仮に店に設置されて、そこまでして打つ人がいると思うんかな?
    気持ちはわかるが、客のこと何も考えていないのがよくわかるわ。
    自分のことしか常に考えません  »このコメントに返信
  8. ピンバック: 自分のことしか常に考えません

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