パチンコ日報

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パチンコ依存症から抜け出せたのは、仕事の忙しさと給料の高さ

ハンドルネーム「元業界人」さんのギャンブル依存症のメカニズムに対するコメントだ。自らがギャンブル依存症に罹りながらパチンコメーカーに就職。忙しく働いているうちに鬱が治りギャンブル依存症からも脱出することができた。

以下本文

たまたまこの番組を観ていました。

ギャンブル依存症の問題点として、
①ギャンブルをやらないと落ち着かない
②嘘をつく
③借金を重ねる、という3点が挙げられていました。

私自身は、ギャンブル依存症で、大学を中退しています。厳密に言うとパチンコ依存症です。

井川さんの場合、もう1つの問題点にまでは至らなかったようですね。それは、大事な用事をすっぽかす、という問題点。仕事はやっていたということですから。

仕事をさぼる、行かなくなるということが、ギャンブル依存症ではあるかと思います。

離婚、家庭崩壊してますから、その可能性もあったのかもしれませんね。

私の場合、パチンコ屋へ入り浸り、仕送り、バイト代を使い果たす。

親に仕送りを繰返しせびる。学生ローンで借金。バイトをさぼる。大学へ徐々に行かなくなる、という経過でした。

さらに、大学中退後、一時的に仕事はしたが一年で退職。当時の彼女の部屋に転がりヒモ生活。本物のクズです。

彼女からもらった生活費もスロに使ってました。バイト行くといってスロ。勝ったらバイト代出たと嘘。

その後色々あって、Pメーカーへ就職。ここからお金には苦労しなかったが、依存症から抜け出せず、消費者金融から借金。一時は400万まで膨れました。

が、仕事が徐々に忙しくなり少しずつ借金を返済し、なんとか借金完済。パチンコ業界から転職後は一切ギャンブルしなくなりました。

パチンコやめてから2週間後に一度だけ行きましたが、スロで千円をサンドに入れて打ち始めたら、なんとなく気持ち悪くなり退散。あれからもう9年近くパチンコしていません。

私の場合、おそらくベースにうつがあったと思います。五月病の延長みたいなものですかね。

上京し一人暮らしを始めて、大学での勉強に違和感を感じ、そこから何かの逃げ道を自然と探していたところにパチンコがあったという感じでしょうか。

時は、パチンコだと連チャン機全盛期。スロだと3号機の裏モノ末期。パチンコは回るノーマル機が出て、スロでは4号機時代となり、しっかりやれば確実に勝てるのが明らかな時代に進んだにも関わらず、散財。わかっていても適当に打ってました。

パチンコを辞められた経緯については、仕事の忙しさもありますが、給料が多かったことが何より重要だったと思っています。

パチンコメーカーに就職して良かったと思います。学生時代から続いていたうつが何十年も経って、自然と改善したのかもしれません。おそらくは軽度のうつからパチンコ依存症という流れだったかもしれません。

何度か書いてますが、現在ここ、パチンコ関連を見ているのは、パチンコ依存症について知りたいと思っているため、また、まだまだこの業界の友人がいるからです。

現在、こどももいますし、パチンコは二度とやりません。家族や今が何より大切ですから。

今は、精神科を含む医療関係に勤めていますが、ギャンブル依存症で治療や入院している患者は、今のところいません。

軽度の発達障害、認知症などで、パチンコで借金して家族に迷惑かけた患者はいましたが。ギャンブル依存症はより専門的な医療機関じゃないと診れないと思います。

しかもギャンブル依存症としてではなく、他の疾患として診断されていると思います。

うつや発達障害、認知症などを、ギャンブル依存症から切り離して診れるようになるとよいです。ギャンブル依存症の患者、家族が医療機関や施設などにアクセスしやすいような環境整備がまだまだ必要だと思います。

また、サミーと京都大学の研究がさらに進むことを期待します。ギャンブル業界の御用教授にならないようにしてほしいですけど。

ギャンブル依存症は、病気ではなく、障害ですけど、治療して治せるようになることに期待しています。



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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. この手の話、いつも内容がズレてる感じがする。
    依存症そのものが悪いわけではなく、それによって引き起こされる事象、つまりほとんどの人が散財するから叩かれるのであって、毎回勝つのならほぼ問題はない、と言えるのでは?
    家庭サービスなど全くせず、仕事の虫で休みの日も会社に行ってしまう仕事大好き依存症、こんな人は金銭的に問題はないので叩かれないような。

    いつも負けて金を捨てることを依存症という言葉に置き換えてることが中途半端というかおかしいというか綺麗事というか、、、
    かぶ  »このコメントに返信
  2. ピンバック: かぶ

  3. やめられました!よかったねー!
    これでは業界も困るでしょう。うまく付き合っていく方法を模索したほうがよいかと思います。やめなきゃ依存症は治らない、という話もあると思いますが…。
    依存症の一歩手前  »このコメントに返信
  4. ピンバック: 依存症の一歩手前

  5. 元業界人さんが依存症についての考えているという感じなので、自分が思っている依存症対策を書いてみます。

    パチスロについてはわからないのですが、パチンコについてなら、入賞時に当り外れが決まっていて演出やボタンなどが、当り外れに全く関係ないことを徹底して広めることと思っています。
    演出についても入賞時に決まった変動時間に合うように演出が選ばれているだけ、という現実も宣伝すべき内容と思います。

    私もそうですが、ストップボタンが付いていた時代から売っている人や、ソフトカウンター時代から打っている人は、現在のパチンコが過去とは全く違うことを理解するのが難しいと思っています。

    先日、2人連れの隣で自分が打っていて時短引き戻しを数回した時に、年配者が「内部的に確変だったからだろう」と連れの若者に教える声が聞こえてきて、内部確変が無い機種ということも理解せずに打っている人に教わる若者を気の毒に思いました。

    あと、パチンコに於いて勝ったり負けたりという土俵に乗るには6万発から10万発の資金が無ければ、確率の振れに耐えられないだろうことを、ホールや業界の方は理解していて黙っていると思ってます。

    依存症のが人に対してパチンコを止めるより、1円で1機種を10万円が無くなるまで打たせて、収支だけでなく、回転数や当り回数まで記録させた方が理解できると思います。
    YAN  »このコメントに返信
  6. ピンバック: YAN

  7. なるほど。そういう意味で障害。しかし、カジノの話が出てきたことで、パチンコ含めギャンブルに対する依存症が注目されたのは、結果として良かった。

    御用学者・・・諏訪にあるのに東京の人かな(笑)
    三番  »このコメントに返信
  8. ピンバック: 三番

  9. 未だにパチンコ辞められない人は行政の動きやホールの置かれた状況(射幸性の制限、減り続ける客から必死にむしり取っても廃業に追い込まれるホール)が理解できない残念な人なんだと思うが、業界の動きに深く関心を持つ事で打つ事が絶望的であることが学べ、辞められる可能性がある。
    ホールと一緒に人生終了させる事なく、もう少しマシな依存対象を見つけるべき時期だよ。
    ちいば  »このコメントに返信
  10. ピンバック: ちいば

  11. DSM5、ICD11ともにギャンブル障害は精神疾患のカテゴリーになりましたね。
    パチンコをすること自体にリスクを感じてしまいます。
    元ベビーユーザー  »このコメントに返信
  12. ピンバック: 元ベビーユーザー

  13. パチンコ屋の義務として、お客様が1万円以上投資した段階でナロキソンを配布しましょう
    これで依存症は解決です

    薬事法?しらね!
    徳名  »このコメントに返信
  14. ピンバック: 徳名

  15. なんでもそうですが、ギャンブルが悪いというのはおかしいと思います。
    やる人によっては娯楽になると思います。
    家族をダメにするとか、お金を使い果たすとか、仕事をしなくなるとかはすべて個人の問題でありそこに直結させるのは如何なものか・・・
    すべてはなんでもそうですが自己責任
    自己管理ができない人は駄目人間ですYO!
    たぬき  »このコメントに返信
  16. ピンバック: たぬき

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