南海キャンディーズのしずちゃんを通勤電車の中で見かけたことがある。自分の真横に突っ立っている大柄女はまぎれもなくしずちゃんである。前方を真っ直ぐ見据え、左手の指に髪の毛を絡め、せわしなくいじっている。とにかく落ち着きがない。
自分の地元に住んでいるらしいが、売れないときは地元のコンビニでバイトしていた、という。
そのしずちゃんがコンビニ店員に扮して妻夫木聡とからむコマーシャルに出ている。それがauのお財布ケータイの宣伝であることに気付くのに時間がかかった。
NTTドコモが先鞭をつけたお財布ケータイにauも追従した。こうなれば、ボーダフォンが参入するのも時間の問題だろう。
単純シンプル路線を突っ走るツーカーはともかく、定額音声通話でシェアを伸ばすウィルコムには、11月末に発売される新機種でその機能を付けて登場してもらいたいものである。
日本ゲームカードが12月にお財布ケータイでカード購入できるシステムを売り出す。同社のすごいところはシステムの販売だけではなく、電子マネーの運営会社を新たに立ち上げたことだ。
エディーやスイカなどと同様の会社だ。これらの会社に加盟しているコンビニなどでお財布ケータイが使えるわけだが、日本ゲームカードに乗っかってくる加盟店がパチンコ店でなく一般の業種に広がることが普及のかぎとなる。
パチンコ業界では会員管理が盛んだが、お財布ケータイがあればそれも可能になる。
お金をお財布ケータイにチャージできるのなら、出玉だって技術的には可能だろう。そうなれば、利便性は飛躍的に高まる。
貯玉を店外決済できるように法整備すればいいわけだ。法改正のネックになっている換金も一挙に解決する。
プレイを続行したければ貯玉、商品が欲しければ店外決済。その媒体となるのがお財布ケータイだ。
そのケータイを持っていない人はどうする、とか色々問題はあるが、お財布ケータイが風穴を開けそうな予感がする。
ゲームカードは当然その辺まで見込んでいるんだろうな。
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