これはハズキルーペのCMの一場面だが、その標的とも言える新聞は読者層の高齢化に対応するために活字の大きさ変更を何度も繰り返している。老眼鏡を使う主力の読者層が裸眼でも読めるようにすることで、読者をつなぎとめる狙いがある。
文字が大きくなれば、限られた紙面で文字数が減る。記事を書く記者からは情報量が減る、と不満も出たが、限られた文字数で的確に伝えることが記者の腕、というもの。
新聞には文字が大きくなる変遷があるが、パチンコには戦後から変わらないものがある。それは玉の大きさだ。
風営法の構造に関する規格で遊技球は直径11ミリの玉を用いること。遊技球は5.4グラム以上、5.7グラムの玉を用いること、と決められている。
パチンコ発祥の地は名古屋と言われているが、半田市の中島飛行機を始めとする軍需産業で使われていたベアリング玉をパチンコ玉に転用したものが現在のサイズとなっている。ガラス枠サイズはメーカーによって関東枠、関西枠などがあり、バラバラだったがCR機から405×405ミリに統一された。変わらないのは玉のサイズだけだ。
パチンコ玉をもっと大きく、例えば16~17ミリにしたらどうなるか?
新聞が文字が大きくなったことで情報量が減ったように、パチンコ玉が大きくなることで釘の本数はさらに減ることが考えられる。今は液晶のサイズをでかくすることで釘の本数を減らしているが、液晶を小さくしても釘の本数は減る。
釘の代わりに突起物や役モノで玉の道筋に変化を付けるためには玉が大きい方がやり易い。
玉を大きくすることで、一番の発想の転換は、玉を下から打ち上げるのではなく、上から落とすという方向に変わる。
人間工学とは真逆のハンドルを捻る行為はお年寄りには長時間辛い。固定ハンドルが禁止されてもカイモノをするのは疲れるのを防衛するためだ。
玉を上から落とす発想になれば、今のようなハンドルの形状も変わってくるだろう。
玉を大きくすることのメリットは、玉の動きを追う楽しみが生まれることだ。スマートボールは盤面が斜めで玉の落下速度もゆっくりしているので、ついつい一球、一球を目で追う。
これを封入式でやれば補給装置の問題もないだけでなく、そんなに玉も必要としない。
玉を大きくするだけでも法改正をしなければ、ならないが、玉を大きくして面白い機械が作れる情熱があれば、法律は変えることができる、というものだ。
※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。