パチンコ日報

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昭和が今も生き残る。寸又峡温泉「むかしのパチンコ」が伝える原点

静岡県・寸又峡温泉に、まるで60年前から時間だけが置き去りにされたかのようなパチンコ店が、ひっそりと営業を続けている。その存在が、1月15日放送のNHK「あさイチ」で紹介され、日報としても取り上げないわけにはいかない。

店名は、そのままズバリ「むかしのパチンコ」。潔いばかりのシンプルさだ。

店内に並ぶパチンコ台は、すべて手打ち式。電動ハンドルが正式に認可されたのは昭和47年のことだから、設置されている機械は昭和40年代のものと考えられる。


手打ち式は昭和50年代初頭まで一部で残っていたとはいえ、現役で稼働している姿を見る機会は、皆無と言ってもいい。この時代に青春を過ごした世代は、すでに還暦を越え、喜寿を迎える人も少なくないだろう。この世代にとって、ここは単なる娯楽施設ではなく、昭和へタイムスリップできる場所でもある。

しかも、島構成は立ち島。椅子のないパチンコ店をリアルタイムで知る世代は限られるが、そこには確かに昭和の空気が残っている。玉の音、釘の並び、盤面に向かう客の距離感は、現代のホールとは別世界で、時間が止まったまま昭和が息づいている。


60年前のパチンコ台で営業している以上、当然ながら風営法下のパチンコ営業ではない。遊び方はシンプルで、1回500円を支払って遊技を楽しむだけ。出玉や交換といった概念もなく、チューリップをめがけて玉を弾くことが目的となる。パチンコ博物館に展示されていてもおかしくない台が実際に打てる。それだけで十分な価値がある。

会社の慰安旅行が減り、業界全体が効率や数字に追われる今だからこそ、こうした場所の意味は大きい。温故知新という言葉通り、ホール企業の新入社員研修で訪れてみるのも一考だろう。パチンコが本来、大衆娯楽としてどこから始まったのか。その原点を体感するには、これ以上ない教材となるはずだ。

なお、訪問する際には注意が必要だ。毎日営業しているわけではなく、現在は日曜日の午前10時から午後5時までの限定営業。昭和に会いに行くには、少しだけ予定調整が必要だが、その価値は十分にある。



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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. 約10年前まで、A-gonさんが昭和物語、HAPPYクルーン物語、天空の王求物語といった手打ち機を出していました。
    認定を取れば数年前まで設置可能でしたし、これらのような射幸性の著しく低い機種は新世界のスマートボールと同様にみなし機として運用することが許されているため、P-WORLDには掲載されていないものの日本中のどこかに4号営業で現在も設置されている可能性は十分にあります。
    日報読者  »このコメントに返信
  2. ピンバック: 日報読者

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