それから7年後、2022年にも「山陰・国道9号線 うどん自販機ありけり」という回が放送された。こちらもレトロうどん自販機を中心に、さまざまな事情を抱えた人々が立ち寄る姿を3日間に亘って追った。同様に大きな反響を呼んだ。時代が変わっても、懐かしさと温もりを求めて人が集まる場所として、レトロ自販機は静かな人気がある。
その「聖地」とも呼ばれているのが、神奈川県相模原市の「中古タイヤ市場相模原店」だ。実に112台ものレトロ自販機が現役で稼働している。そもそもは、タイヤ交換の待ち時間に手軽に食事を提供するために1台のうどん自販機を設置したことが始まりだった。ところがその1台が思わぬ人気を呼び、やがて閉店するドライブインなどから自販機を買い集めていくようになった。すると不思議なことに、自販機の台数が増えるのに比例して、来店客の数も増えていったのである。
レトロ自販機が人を惹きつける理由は、ノスタルジーを呼び起こすレトロな外観、デジタルとは真逆のアナログな仕組みなどが挙げられる。
昭和の時代には当たり前だった光景が、令和の今では珍しさとともに新鮮に映る。年配者にとっては、青春時代の思い出を呼び起こし、若者にとっては未知のレトロ体験がSNS映えにもなる。この「時代のズレ」が逆に人を惹きつける魅力となっている。
レトロ自販機は、単なる懐古趣味ではない。目の前に立ち、ボタンを押し、数十秒の待機時間を経て温かい一杯を受け取る――この一連の体験は、現代社会のスピード感とはまったく違う。
過去のゆったりとした時間の流れを一時的にでも体感できる、数少ない装置とも言える。
そんなレトロ自販機に着目したのが、あるホールのオーナーだ。店内に20~30台のレトロ自販機を集めたコーナーを作り、それを集客の目玉にしたいと考えている。遊技機を減台してでもそのスペースを作って、昭和の風情を再現する発想だ。このチャレンジが新規客の開拓につながれば万々歳だ。
しかし、最大のネックは自販機をどうやって集めるか。現役のレトロ自販機は全国的にも数が限られ、特に状態の良いものを20台以上まとめて手に入れるのは至難の業だ。一番現実的なのは、既に複数台を所有している個人や店舗から一括で買い取る方法だが、所有者の多くは好調な運営を続けており、簡単には売ってはくれない。
この情報を聞きつけたのが、関西のテレビ局である。ホールの具体的な場所は不明ながら、「これはドキュメンタリー番組になる」と判断し、レトロ自販機を設置している全国のオーナーに片っ端から電話をかけ、情報収集を始めているという。
番組構成としては、自販機の買収交渉から設置~オープン後のお客の反応までを追う内容が検討されている。
もしこのプロジェクトが実現すれば、パチンコ日報としても、ぜひ取材してみたい。
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メンテ中の機械もありましたが楽しかったですな(・∀・)
これねどこかに不具合が出るのが当たり前な訳でメンテスキルを持つスタッフさんが居ないと全く話にならんかと( ´Д`)?
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パチンコのブログじゃねぇのかよ
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