夜明け前に聞こえてくる声、夢か現実かは分からない。
・・誰を助けるの・・・
男か女か分からないその不思議な声に一体誰?と思った。
「誰を助けるの・・・?」
繰り返し聞こえてくる声に、あぁこれは夢じゃないなと思った。
誰の声だろうと一瞬考えた。
そしてまだ聞こえてくるその問いかけ、誰を?について考えた。
頭に浮かんだのは、離れた土地で一人暮らす妹だった。
小さな会社でOLをしているのは知っていたが、昔から電話でさえ年に1度有るか無いかの付き合い。
良い年になっているが独り身で、亡くなった父もだが、歳を取った母も心配しているだろうと頭の片隅にはあった。
「妹を助けるよ」
頭の中で呟いたのか、そう思っただけなのかは分からない。
その声は消えてしまっていた。
少し安堵したまま眠りにつき、気が付いた時には日の出頃であった。
寝床から私は妹へメールをしようと携帯に手を伸ばした。
LINEも使っているのだろうがアカウントは知らないし、ショートメールが適当だろうと思った。
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以前と言うよりもうひと昔前になるでしょう。
私が寄稿していた頃とは、随分世の中は変わりました。
パチンコ業界がここまでの状況になるとは、思っていなかった方も多いのでは?
その間この業界はもう駄目だよと言う方の多くは、すでに業界を去っています。
儲かれば商いは続くが、儲からない・将来性が無いと判断した資産の有る経営者の経営判断はある種、理にかなっています。
コロナ渦が無くとも、衰退へ向かった業界では退場や転換は必然だったのでしょう。
そして現実として、異業種と比較し売上や利益に伴う給与や家賃の高かったパチンコ業界は、良い勤務先・良い店子さんでは無くなってしまいました。
思い起こすと凡そ30年位は良い時代が有り、それを間近で見て来ました。
今回久々に寄稿しようと思い至った背景は、前段に書かれたストーリーで読み取っていただければ。
話は変わりますが、最近のパチンコ日報は厳しい打ち手さんのコメントも多く有りますね。
また現場やネット上でも多くのお客様の怒りの声を耳にしました。
自省を踏まえますと、職務を理由にそれらの声にちゃんと答えてこなかった盲目な私がいました。
口に出して言うと憚られますが、私も時に店長・役員・コンサルタントとして、その時その時で自分なりに精一杯頑張って来ましたし、そのお陰で飯を食い・今が有ります。
ただ、こんな業界にしようと思っていなくとも、結果的にお客様の怒りが渦巻く業界になってしまっていた。
頑張ってきた結果が直接・間接問わず、こういった形になっているのは、悲しいものです。
その声は、業界を去った方の多くから発せられている事ということも承知しております。
もしかしたら途中で気付くきっかけや歯止めがかかることも有ったかもしれません。
でも結果として、とても残念ですが今は皆様がドキドキ・ワクワクした業界では無くなってしまった。
「こんな業界にしてしまい申し訳ありません‥」
感謝の言葉も反省の言葉も間に合う内にしか伝わりません。
お客様や働く方々に高所から言える立場では有りませんが、他業界での取引やお付き合いが多い現在、外から俯瞰して、私なりにパチンコ業界が良くなる一助になればと思います。
懐古録や批判ではなく現実的且つ建設的な内容にしていこうと。
業況や規模は改善されなくとも、キラリと光るホールが少しでも増えれば、そこに集うお客様への+になる。
勝手なロジックですが、そういった思いで働いている方に届けば、お客様への好循環になると。
不定期ですが、何回かに分けて寄稿は続きます。
コメントに返信することは控えますが、ご意見やご要望が挙がった場合は、参考に進めさせていただきます。
しばらくの間ですが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
つづく
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