マスコミが飛びつきやすいのは「業界初」とかのようにこれまでになかったこと。
それで取り上げられて最初は注目されるのだが、やはり人間は普通が一番いいようだ。
下町の商店街の中にあったホールが全面リニューアルオープンを果たしたのが2000年の春だった。
このころから建物には金をかけない潮流ができつつあった。
アルテックがダイノックシート(グラフィックシート)で業績を大幅にアップしていたのもこの頃。
うたい文句はスロット10台分=400万円で内装を全面リニューアルすることだった。 島をはじめ、カウンター、天井、壁をシートで張り替えるだけ。設備は既存のものを使うので、あまりお金をかけずに店のイメチェンができるとあって1年半で400軒も施工した。
話が横道にそれてしまった。
この商店街にあるホールは、改装のコンセプトを「江戸時代の演芸場」とした。 幕やちょうちんで演芸場の雰囲気を出し、従業員のユニフォームは全員がハッピ。
店長は座長と呼びオレンジのハッピ。主任は座頭で緑のハッピ。一般従業員は下役で黒のハッピをまとった。 大当たり台が出ると太鼓を打ち鳴らし「大当たり~」と座長が叫んだりした。 接客も演芸場の雰囲気を盛り上げるために工夫した。 接客用語もこんな風に置き換えた。
・いらっしゃいませ→おいでやす、おこしやす
・ありがとうございます→おおきに、ありがたきしあわせ
・おめでとうございます→おめでとうござりまする
・失礼します→失礼つかまつる
・少々お待ちください→しばしお待ちを
客滞率を延ばし稼働率を上げるための秘策の数々も空回りした。
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この手の失負は多いですね。
東京の多摩地区のチェーン店が、昭和40年代をイメージして大改装。客入りは変わらず。それに懲りないで、埼玉に同じコンセプトで新規でオープン。これも大失敗!。結局閉鎖。
レストランでも、奇抜な店舗やコンセプトで長持ちはした所は殆んど無いでしょう。
P店は正攻法が一番。
でもその当たり前が出来ないホールもある。
ピンバック: 元店長
やはり、目先を変えたものは、そのときは物珍しさで行くかもしれないけど、変わっているものは逆にインパクトが強いだけに、飽きるのも早い。
日本人は毎日ごはんを食べても飽きない。
ピンバック: 営業1号