パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

東京の等価禁止もなし?

大阪での等価交換営業が廃止され1週間が経過した。スロットは5枚交換が5.6枚になったために、大阪と隣接する地域では客の移動も起こっているのか?



尼崎のスロ専の関係者は「今のところ大きな変化はない。むしろ近隣の大阪側に新店のグランドオープンがあったのでむしろそちらに客が流れてしまった。何しろチラシでもその違いが打てない。告知できないので影響が出るのはまだ1カ月はかかるかもしれない」と期待はずれに終わっているようだ。



一方、京都のスロ専関係者は期待しているとしながらも、次のようにありがたくない客も来ているという。



「大阪の等価が禁止されたことはチャンスだと思っている。他府県ナンバーの車を見かけるようになった。店内ルールが分からないマナーの悪い客も増えた。これがゴト師だったりする」



この前のエントリーで近畿は大阪の等価禁止に追従する動きはないようだ、と書いたが、ではこれが東京に飛び火するのか?



警視庁にも全国から問い合わせが来ているようだが、警視庁の腰は極めて重たい。できれば、この問題はほっかむりしたい、というのが本音のようだ。



特殊景品は一般市場でも流通しているものが採用されているわけだが、仕入れ価格があり販売価格がある。大阪府警は仕入れ価格100円で仕入れたものを100円で販売する等価交換にクレームをつけてきた。



大阪で使われていた100円景品のマーカー(現在は廃止)は、仕入原価が100円なら、通常は112円~168円の定価で販売しているのが市場価格だから、それに合わせて玉なら28個~42個、メダルなら5.6枚~8.4枚の範囲で交換しなさい、という指導だった。



この理論を適用されて困るのが東京都の金地金景品である。



金価格は特に変動相場制に加え金価格の高騰のあおりを受けて今年だけでも金1gが1月は3649円だったものが、9月は4434円に跳ね上がっている。



東京の大景品(金地金1g)は金価格の高騰と共に、2500円→3500円→4000円→5000円、と推移してきたが、逆ザヤを抜かれないために市場価格より高めに価格設定にしている。



金は国際価格で決まっているのに、市場価格よりも高く買い取っているので、矛盾が発生する。しかも金地金は警視庁の指導の下に採用された特殊景品であり、警視庁としてはあまり触れられたくない問題のようだ。



従って大阪のような論理で、東京が等価禁止へ動くことはない。警視庁が指導しないのなら、全国に波及することはない、というのが最近のもっぱらの見方のようだ。



思い起こせば、昭和36年、買取に福祉をかますことで、暴力団排除と身障者、未亡人の雇用につながることから、景品交換の3店方式を全国で最初に認めたのが大阪府警だった。



以降、3店方式が全国に普及していくわけだが現在の警察庁の見解は「ただちには違法とはいえない」と歯切れは悪い。



等価交換禁止の理由が仕入れ価格と販売価格のことを問題にしているが、「等価交換は著しく射幸心をそそる恐れがある」という風適法上の問題なら当然、全国に波及しなければならないのだが…。





人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える





※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。



記事一覧

コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. Unknown

    東京都の金商品はシールの有無だけで買取価格が違うというは、素人目に考えてもおかしいですよね。

    今は景品価格が上がっている状態ですが、もし金価格が下がって買取金額の訂正があった時も問題起きそうな気がします。

    この点は突っ込みどころ満載だと思うのですが、TUCショップ自体が警察の天下り関連だと考えられるので誰も問題提起はできないんでしょうね。



    埼玉県を統一している景品買取のナントカ商店も絶対に警察関係の天下りだと思う。

    スガッター10号  »このコメントに返信
  2. ピンバック: スガッター10号

  3. Unknown

    換金が合法化されると言う話を聞きましたが真相はどうなのでしょうね?
    アサルト  »このコメントに返信
  4. ピンバック: アサルト

  5. Unknown

    結局、今回の件でわかったことは

    ・大阪府警は勇み足が好きであること

    ・大阪府警は規制が大好きであること

    ・等価禁止は結局福祉の取り分が減る(福祉では、42個/7.6枚交換統一時代と比べて、給料がカットされボーナスが出なくなるなど待遇悪化が激しいそうです)のを嫌っただけ

    ・大阪府警は全国から浮いていること(地方の道府県は、警視庁の動向には追従するが、大阪府警の動向に追従することは決して無い)



    こういうのって、結局大阪府民がバカを見るだけなんですよね

    パチンコ以外では、大阪府内にはソープランドがありません。OPECの時に全部摘発してたたきつぶしたからです(一部はファッションヘルスとして届出して営業してるところもありますが、当然本番はありませんし稼ぎが少ないことから女の子の質も最悪です)

    大阪人はソープ遊びのためだけに、尼崎に1軒しか無いソープランドに足を運ぶのです。その時にパチンコ店に立ち寄り、パチスロ熱の違いを肌で感じた人もおおいのではないでしょうか?





    最近、パチンコを低換金率でやっていた店が上限換金率まで引き上げるケースが延田グループなどで目立つようになりました。

    換金率の違いをアピールできないため、逆に「低換金率で回す」というのもアピールできないからだと思われますが、等価店では換金率変更のアピールをしていたので、低換金率だとクレームが来るのも一因かもしれません・・・

    しかし、これでは本末転倒のような気がします。何故、換金率規制したのに選択肢に幅をもたせたのか疑問に感じます。統一換金率にすれば客も交換してから低換金率に驚くこともないだろうし、激渋の釘を「高換金率かも?」と思わせるような詐欺紛いの営業もできなくなるだろうと思われるのに・・・

    例えば、パチンコは30玉交換または31.5玉交換(実際は32玉/158玉/315玉)(後者の場合は福祉で消費税を支払う)、スロは6枚交換または6.3枚交換(実際には7枚/32枚/63枚)(後者の場合は以下略)で統一などとすればよかったと思うのですがどうでしょうか?
    そのへんの客  »このコメントに返信
  6. ピンバック: そのへんの客

  7. Unknown

    >今は景品価格が上がっている状態ですが、もし金価格が下がって買取金額の訂正があった時も問題起きそうな気がします。



    下がった時は即(過去に出荷した景品も含めて)買取のみ値下げ適用してきそうな気がします・・・

    実際、金価格は下落もありうるし実際最近暴落がありました・・・



    景品買取り所については、大阪府はそのものズバリ警察の外郭団体がやっていますが、兵庫の親和福祉会なども警察の息のかかった天下り会社だと思います



    過去に、親和福祉会で500円景品として出されていた景品が東京の巣鴨で2000円だか2500円だかで驚いた記憶がありますが、あれって兵庫から持ち込まれていたらどうなっていたんでしょうか?
    そのへんの客  »このコメントに返信
  8. ピンバック: そのへんの客

  9. Unknown

    延田のパチンコ換金率変更は、一物一価にしただけでしょう。

    なんか色々下手な推理を開陳してますが。



    私は、警察の天下りに換金を管理してもらうのは、賛成だ。

    そうでなければ暴力団が管理するかどちらかだからだ。
     »このコメントに返信
  10. ピンバック: る

  11. Unknown

    警察庁から賞品提供について通達があったらしいのですが、どのような内容かわかりますか?

    等価禁止との関連性はありますか?
    前田  »このコメントに返信
  12. ピンバック: 前田

  13. Unknown

    警視庁と警察庁との間で見解の相違があると所轄から聞いています。

    コクーン  »このコメントに返信
  14. ピンバック: コクーン

  15. 前田様

    今のところ等価禁止に直接関係なし

    特殊景品や一般景品についての決まりを守れ!みたいな感じ。激安販売などの特価禁止みたいな話。

    あいまいな表現ですからこの先はどうなるかは分かりません。
     »このコメントに返信
  16. ピンバック: 3

  17. Unknown

    前田様

    警察庁通達の内容は

    ・一物一価の徹底 ・安売りの禁止 のようです。



    なお大阪の等価交換禁止は安売り禁止を根拠とした指導です。
    初心者  »このコメントに返信
  18. ピンバック: 初心者

  19. Unknown

    大阪で指導した担当官(責任者)が更迭された事実はご存知ですか?
    事情通  »このコメントに返信
  20. ピンバック: 事情通

  21. Unknown

    正直、大阪の動きについては地元ホールからの要請があったのではないかと思えてならないんですがね。

    元々、大阪は非等価のホールが主流でしたし、警察の方ではつい最近まで市場価値に見合った交換玉数にするように(一般景品も含め)指導してきていたわけで、これを受けて一般景品の交換玉数を減らした(一般景品を等価に近づけた)ホールもありましたからね。

    (具体的には500mlペットが45玉交換→38玉)

    これまでと真逆の動きを、こんな極端な形で実行するのは腑に落ちないですね。
    やま  »このコメントに返信
  22. ピンバック: やま

  23. Unknown

    イヤ大阪ではパチンコ33玉でスロットは5.6枚とかやっていますよ



    すなわち等価交換以外ならOKみたいな理屈と見ましたが

    こうなると35玉交換とかで高稼働の店は響きますね

    パチンコスロットどちらかを殺す以外は手がなくなる
    ドンタク  »このコメントに返信
  24. ピンバック: ドンタク

  25. Unknown

    >延田のパチンコ換金率変更は、一物一価にしただけでしょう。

    確か、延田はパチンコとパチスロの文鎮が別物だった気がします(つまり、表向きは買取相場が同じだけで、パチンコのほうが高価な文鎮を使用しているというだけのこと)



    >・一物一価の徹底 ・安売りの禁止 のようです。

    だからパチ屋の一般景品はべらぼうに高いのか・・・

    今時、コンビニでさえ定価販売をしなくなりつつあるってのに・・・



    低換金率時代は「玉単価を考えると高いけど、特殊景品に換えて換金して巷で購入するよりは、出玉で獲得する方が安上がり」という部分でなんとか取ってもらっていたが、今は「換金したら490円分の余り玉で一般景品を獲得したら300円ぐらいの価値しか無い」、これでは一般景品が獲得されるわけがないし、100円文鎮廃止で強制的に獲得させようとしても客の不満が募るだけです。

    結果として、価格統制品であるタバコばかりが獲得される結果となり(ちなみに、タバコは一般景品の中ではぶっちぎりで利益率が低い。パチ屋は正規のたばこ販売店ではないからである、だから昔は換金率ほどではないがタバコ交換は等価でなかった。昔のパチンコ雑誌では「マイルドセブン66個(当時の定価220円。つまり、55個で等価交換)」とか書かれていた)、客の喫煙率が上がるだけに・・・
    そのへんの客  »このコメントに返信
  26. ピンバック: そのへんの客

  27. 分煙は努力義務でしたっけ。

    東京は等価交換禁止にならないかもですか!

    私の周辺ではー物ー価の指導でほとんどの店が等価に変わってしまいました。

    不景気なんだから警察も規制緩和して換金率くらい勝手に決めさせればいいのに;



    >そのへんの客様が煙草の話をされたので。



    私は昨年禁煙しました。

    禁煙してみるとP店内(分煙などの無い店舗)はとても居心地が悪いです;

    一時期パチンコ店の分煙騒がれてましたけど、努力義務でしたっけ?

    努力しなくても罰則は無いんでしょうけど;

    台間の間仕切りとか最低それくらいは業界で義務化してもらいたいです。

    でないと禁煙した人の大半はパチンコ止めてしまうと思います。
    都内ファン  »このコメントに返信
  28. ピンバック: 都内ファン

  29. 客にメリットない等価交換禁止

    私は大阪の人間じゃないですが、等価交換禁止は客にとって何のメリットもないと思う。スロット等価交換だった店が5.6交換になったからと言って高設定入れるとは思えない〈恐らく大半が設定1でしょう。〉パチンコの等価交換が28発交換になったからと言って釘を開けるとも思えない。私の感覚で言えば、今の台の確変に昔の台のような5連チャンまでというリミッターを復活させたような感覚で、ただ店側が有利になっただけの規則という気がする。
    サンダードラゴン  »このコメントに返信
  30. ピンバック: サンダードラゴン

コメントする

スガッター10号 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です