地域の商店に交渉に行くのは店長の役目なのだが、ある店舗の店長が開拓した景品の提供先が、布団店だった。これまで、花屋さんとかはあったが、布団店は異色だった。
で、景品に選んだのはシーツやまくらなどだった。金額にして1カ月で3万円分のそれらの景品が完売した。このチェーン店では会員カードを、景品を提供した店舗で提示すると割引サービスをしてもらえるようにしている。
会員カードを持ってまくらを買いに来たことに何より驚いたのが、布団店の社長だった。
「590円のまくらでしたが、さっそく5%引かせてもらいました。パチンコ屋さんで景品に扱っていただいたおかげで、リピーターになっていただいた。ありがたいことです」と顔をほころばせる。
個人経営の酒店がどんどん店仕舞いして中で、個人経営の布団店も状況は同じ。この布団店も創業44年の老舗店だが、売り上げはピーク時の半分。売上げの柱だったブライダル布団が売れなくなった。家族経営で細々と営業を続けていた。
転機が訪れたのは15年前だった。
「1週間で3人のお客様から『貸布団はないか』との問い合わせがありました。当時、地元に貸布団をやっているところは1軒もありませんでした。これは『行ける!』と直感が働いて始めたのが貸布団業でした」
貸布団が必要な場所をあぶりだした。すると葬儀会社に需要があることが分かった。お通夜で不意に泊まる人が出てくる。葬儀会館では、ある程度布団は常備しているが、それでも足りないケースが出てくる。町の集会所で葬式をする場面では、布団そのものを置いていない。
布団屋の社長が葬儀会社を開拓する時に使ったセールストークがこれだ。
「大手は5時で営業が終わりですが、うちは9時でも10時でも走らせてもらいます」と小回りが効くことをアピールした。その結果、葬儀会社の取引先は30社に増えた。
貸布団業を始めて社員も4人増やした。昼間の配達は社員が担当しているが、夜9時以降の注文は社長のケータイに転送されるので、社長自らが配達に走る。
「幸い、私は酒が飲めないのでいつでもハンドルが握れますから。布団はライトバンに常時積んでいますから、あとは走るだけです」と屈託がない。
貸布団業を始めてから、一般家庭を対象に布団の丸洗いが新たな事業に加わった。貸布団のシーツなどを大量にクリーニングに出すようになってから、丸洗いを安くしてくれるルートが見つかったためだ。
この社長の行動を見ていると中小企業が生き残るヒントがいくつかある。大手と競合しない隙間が自分の土俵になっていることや、隙間ビジネスから派生する新たなビジネスの誕生である。パチンコホールでも何らかの参考になりそうだ。

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特色あるホール企業もありましたが、
コロナ禍での営業自粛の強要(妙な日本語ですが)、
みなし機撤廃、一物一価と、P機6号機で
金太郎飴みたいに
どこのホール企業も特色というものがなくなってしまいました。
味気ないものです。
徳名人
ピンバック: サファイア
貴殿が率先して業界の意見を取り纏め、警察に折衝してみては?
ピンバック: 通りすがり
結局、大手の猿真似しか出来ないし機械を購入する事しか脳が無いのでボッタ弱小店の金太郎飴の1店になっちゃいました。
出玉で話題になる店になれないので代わりにパチンコ日報でアホと話題になります!だとさ。
勝ち組
ピンバック: 脳が腐ってるから致し方ない。
ピンバック: 結局は、
小回りをきかせて集客に繋げる方法はありそうです
地元の商店街と取引があるのなら店長が1軒1軒訪ねてまわって「何月何日にどこどこの景品が置かれますので是非遊びにいらしてください」と言ってまわるとか足を使ってみるのもアリなんじゃないですか
チラシやSNSを使ったものではなく顔と顔を合わせる広告宣伝も効果ありそうです
設置機種のリクエストやスタートに対する苦情などもホール内で聞くものとは違ったものになるのかなと思います
ピンバック: しょうゆ
「参考に出来る事ではあるけどホールはやらない」
というような題材ですね。
ピンバック: ケツの崩壊
それはホールにとって不都合みたいだから。
それ位パクリ手法しか採れない営業ってこった。
そしててめぇの失敗は人に擦り付けて逃げる。
こんなのでどこに成長を感じ取れというのか。
ピンバック: ハナクソ過ぎて失笑しか出ないな
ピンバック: 猫オヤジ
大手企業の不採算店も入っている事でしょう。
そんな中で中小が入るスキマなんてあるんでしょうか?
2022年度最終ホール数からみて約2%だそうです。
たった3ヶ月だけでですよ?
恐ろしいと思いませんか?
今は無事でも近い将来に閉店する閉店予備軍なる店は相当な数でしょうね。
あれだけ辛い調整にしてあれだけ客から毟り取っても閉店って、もう笑い話です。
この業界のビジネスモデルはもう成り立っていません。
それもこれもメーカー主導の責任でしょう。
ここでよく警察に対しどう責任をとるんでしょうか?みたいなコメントを見かけますが、私としてはここまで業界を疲弊させた遊技機メーカーは、どうやって責任をとるのか?と問いたい。
ピンバック: 牛丼匿名人
今のクソ状態だったら総店舗数なんざ
今の60%位減って初めて適正数だと思うが?
売る気のないメーカー、反抗する気のないホール、そのツケはすべて遊技者に丸投げ。
これがビジネスモデル?
ただ、遊技者から搾取しているだけだろ?
勝手に取り繕わないでもらえる?
まともな考えをしていたら誰がお前らの相手なんかするかよ。
まずは相手にされるところからやり直すんだな。
出来ないなら畳めや。
遊技機メーカーの責任? はぁ? ホールは知らぬ存ぜぬは通らんよ。
お前らホールも共犯。当然だろ。
ピンバック: ハナクソ過ぎて失笑しか出ないな
あんな奴らが営業だぜ? 笑わせるわ。
ぶっちゃけ、あんな営業しか出来ないならそんな担当なんざイランわ。
遊技者をアホだと貶すが出荷台数を増やすことすら出来ないのが、よくもまぁそんな事言えるわと感心してたんだが。
それをてめぇの下手くそな営業を隠すために機歴とか持ち出してんだからよwww
機械の設置期限が無かったらとっくに断られているレベル。お前らは不要って事だよwww
そこに発売台数の低下による売り上げの低下を株主から隠すために価格を吊り上げてるんだろ?
どんだけ営業が下手かよく解るわwww
中小は見向きもしない? 売り方知らんのが偉そうに言うなよww
ピンバック: 業界人の中で営業担当ってホンマ無能ばかり。さっさとクビにしろや
唯一の手段は、セブン機ならスタートを落とさずに自店に必要な玉単価と玉粗利を確保出来る様な台運用方法を確立出来るかどうかしか無いと思います(•ㅂ•)?
しかしながら多くの中小(弱小)の経営者と言うのは本当に再起したいと思っているんですかね^_^;?
過去に組合の要請から安い台をリリースしたメーカーさんも有りましたが肝心の導入率は散々な有様でしたね^_^;
組合加盟店が優に万を越えていたこの頃に結束力みたいな物を見せ例え各店1台ずつだとしても加盟店が購入していたとしたら今とは多少は違った流れになっていたのではと思います( ´•ω•` )
そりゃメーカーさんも信用しなくなりますよ特に中小(弱小)^_^;
なので幾ら待っていても風向きが勝手に良い方向に変わる事も誰かが助けてくれる様な事も100%有りません。
現行の機種をまずはスタートを落とさずに運用する方法を確立する為に、まずは行動しなさいとしか言えませんな( ´ー`)y-~~
何故か名前がコロコロ変わる、もと役員の戯言^_^;
ピンバック: もと役員