ロイヤルホストはそれより前の2017年から24時間営業を全廃していた。働き方改革という時代の流れで深夜帯の需要が減っていたこともあるが、ファミレス業界はコロナ禍で休業や外出自粛によりトドメを刺されることになる。すかいらーくは2020年1月から6月までの連結決算は、最終損益が189億円の赤字だった。ロイヤルホストも131億円の赤字だった。
青息吐息のファミレス業界を尻目に元気溌剌なのがマクドナルドだ。2020年12月期決算は、営業利益が前年比11・7%増の312億円と過去最高だった。コロナ禍で高まったテイクアウト需要に、いち早く対応できたことが奏功した。
マクドナルドの郊外店はドライブスルーが標準装備で、元々テイクアウトは浸透していた。マックデリバリーもコロナ前から始めていたので、宅配サービスもコロナ需要に乗った。
すかいらーくはテイクアウト需要を開拓するために、2020年7月から鶏のから揚げ専門店「から好し」をガストで展開している。唐揚げ弁当のテイクアウトと宅配で新境地を開いている。コロナ禍がなければテイクアウトや宅配を行う発想も生まれていなかったかも知れない。
デニーズは世田谷にキッチンだけを設置して、すべて宅配で対応する業態を始めている。店舗を構える必要もないので、家賃も安く抑えられる。宅配は出前館を利用することでアルバイトの人件費もかからない。料理を作ることだけに専念できる。
さらに、シェアキッチンの動きがある。これは一つの厨房を複数の料理人でシェアしながら料理を提供。デリバリーに対応する。
料理人が開業を考える際に、大きなネックになるのが初期費用や、家賃・設備費などの運営資金です。一般的に、0から店舗を開業するには1000万円以上かかる。
シェアキッチンでは、施設費やキッチン・備品を共有することでこれらの膨大な運営コストを下げることが可能だ。
こうした流れを受け、個人的見解と断った上で、シンクタンクの関係者はこう話す。
「1000台クラスの大型店が行き詰った場合、今後は500台、500台を2社でシェアするところが出てくるかも知れない。ファミレス業界が、儲かるネタを探した結果が、テイクアウトであり、無店舗でキッチンだけで宅配という形態で、さらにはシェアキッチンです」
一つの考え方ではあるが、シェアパチンコは実現するのだろうか?
かつて、商業ビルの地下1階、2階に超大型店が出店するという話があった時、それを阻止するために、複数のホール企業がそこに先手を打って出店する話があった。結果的には、そこでお互いが競争するということで話が流れた。

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ピンバック: きゃく
ホールを半分にして、二社のホール企業が同じような機種構成で並べても
あまりメリットががない気がします
ピンバック: 牛丼通行人
aホールの海ミドルは出ていて、bホールの海ミドルは出ていない、となると、客はaホールに飛びつくし、逆の場合も同様。
客目線で言えば、より競争が激しくなるのでは。
ピンバック: 匿名希望
AホールとBホールで調整を誤ると片側にお客が偏る弊害がでてしまう。
手間だけ増えてどこにメリットがあるのかよくわかりません
ピンバック: 牛丼通行人
1000台を500台ずつではなく、
1000台を1日の前半と後半でシェアしたり、
月水金と火木土でシェアするなどしないと意味がない。
ピンバック: 少しは勉強して
店の売上ノルマを低い稼働数で割るようなド回収調整で客がいないと嘆くのはお門違いです。
ピンバック: あかべこ