パチンコ日報

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ラムネさんが経験した「パチンコ富士」レポート…4(最終回)

ここまでベタ誉めしておきながらも、疑問が残る部分はいくつかありました。



あくまで個人的主観ですし、なにより、このお店は進化しすぎていて、昔のパチンコ屋を引き合いに出すには無理もあるのでしょう。



昔のスタイルの延長線上にパチンコ富士がある、なんて簡単な話なワケでもないと思いますし、経営の素人の私には考えつかない事だって沢山あるのでしょうが、それでも、考えてしまう。



社長をはじめとしたスタッフ達の、現在でも続いているであろう並々ならぬ苦労と努力を知らぬ私がこの様な場で勝手に語るのは、失礼なのも承知していますが、一度感じた疑問は消えず、一部、批判的に書いてしまう事をお許し願いたい。





①客層の偏りから生まれる、今後の先細りの懸念



地産地消やお年寄りにも優しい店舗マニュアルには好感が持てるが、若者が好む様な具体的施策が見当たらない。



②建物の老朽化による免震面への不安



たとえ問題なくクリア出来ていたとしても、実際にあれだけ古びた建物を見てしまうと、更なる大地震が危惧されている今、客として不安を感じずにはいられない。



ないとは信じたいが、免震対策をおざなりにして、それをサービスで補うつもりであるならば言語道断であり、過剰なまでの経費削減が原因で起こった事故の類は数えきれない為、これに関しては、如何なる場合においても専門家の判断を最重視する様お願いしたい。



※もしも調査が完了しているのでしたら、それを必ず客の目に入るところに貼っていただけたなら、客としては非常に安心できます。



(すでに貼り出しており、私が気付いていないだけでしたら申し訳ございません)



③サービスの限界値



これは単なる個人的興味です。



①と似ているのですが、パチンコ富士は店舗設備の老朽化すら隠さず客に公表し、サービスで補う還元姿勢のアピールに成功しているが、では、そのサービスで補える限界については、どういう捉え方をしているのだろう?



古い・汚いを毛嫌いする人は多いと思うし、あまり気にしない人でも、一定のラインはある様に思う。



等価が主流の北海道において低交換は珍しいし、明確な線引きがある様に思えてならず、簡単に言えば、自店を選ばずに他店へ向かう客のことをどう考えているのか、それを知りたい。



もしも、自店は自店・他店は他店で客を区別しようとしているのなら、そのことをもっと自店の客に伝えれば、もっともっと愛してもらえると思ったり。



区別なんて言い方は好ましくはありませんが、地域密着や会員制の原点はいわば贔屓ですから、それに特化するなら、最大限に伝わる方法を常に模索し続けて欲しい。



などなど。



と、調子に乗って書き進めるにつれ、気付いたことが。



私は、自身の少ない人生経験からくる頼りない先入観だけで考えているのにもかかわらず、自分の理解を超えた存在であるパチンコ富士に対し、あたかも理解が深まっている様な錯覚を起こしてきているのです。



想像で書くのは簡単なのですが、自分のブログならともかく、大勢の閲覧者がいる場で特定したお店に触れていますから、この錯覚は大変に危険な事なのかも。



自身の経験をソースに書ければいいのですが、経験がない・知らないから錯覚が生まれているワケですし、想像で進めたとしても、すぐにボロが出るでしょう。



強烈な理念が存在しているなら、それこそ会社側の方にでも直接聞かない限り、いつまで経っても空白の部分は埋まらないのだと思いますしね。



それに、会社経営や店舗管理の経験がない私の頭でいくら考えようとも、この先からは自分ですら納得のいく答えは出てこないでしょうから、素人なりの考察はここで終わりにしたいと思います。



パチンコ富士・・・・・・・う~ん、商売って難しい(謎)



ここまで来るのには本当に大変な苦労があったのだと思いますが、こういった試みでの成功が不可能でないことが証明されているのは、挑戦者である日報読者の皆さんにとって、この上ない励みとなるのでは。



十数年前のバイト経験しかない素人の私にすら、他店との比較だけでも気付ける事が沢山ありました。



しかも、お店に居たのはたったの3時間足らずです。



皆さんが「見るつもり」で本気で見たならば、素人目には決して気付けないであろう細かなところにまで驚きは隠されていると思いますよ。



他業種から見ても非常に面白く、業界云々に関係なく、学ぶべることは山ほどあるのではないでしょうか。



もちろん、郊外の小規模店ですから、たとえ視察出来たとしても、そのノウハウが通用しない・あるいは必要のない店舗も多いとは思います。



それでも、それらを実行するのがどんなに困難であるか、しかし、どれほど実り多いものであるのかを、少しでも、想像だけでも出来たなら、お客様を目の前にした時に、それぞれの店舗で出来る事・やるべき事にも多少なりの変化は出てくるのでしょう。



人間力というか精神力というか、そういった感覚的な部分の覚醒には人を大きく変えるチカラがありますから、自分達がお店をつくっている自覚と自負、自分達で創造していく意識を持つことが出来れば、一歩と言わず、二~三歩先の未来が手招きして待っているのかもしれませんね。



最後になりますが、寄稿が延びに延びたことを管理人様にお詫びすると同時に、この場を与えて下さったことに深く感謝いたします。



そして、パチンコ富士様、業界屈指の閲覧数を誇るこの様な場において、アレコレと持論を展開してしまったことをお詫び申し上げます。



もしも不都合があった場合は記事を削除していただく様お願いしておりますので、その際は、お手数ですが管理人様までご連絡をお願いします。



加えて、私の人生においては珠玉とも言える、本当に貴重な体験となりました。



その姿勢は、風当たりの強いパチンコ業界にあっても人と幸せとを結びつけるものであると、客ながらに確信しています。



パチンコ富士の新たなファンとして、また、一人のパチンコファンとして、御社の発展を心から願っています。



※記事内で「補修されたジェットタオル」と書きましたが、いくつかの店舗を見ているうちに、それがパチンコ富士さんのものであったのか

記憶が曖昧になってしまいました。



ただ、補修なんて適当なやっつけ仕事が多い中、ガムテープをたわませる事なく縦に真っすぐな一直線で補強してあるのを見て、

非常に好感が持てた事だけは鮮明に覚えています。



間違っていたらすいません…



おわり



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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. 良いお店

    レポートを読んですぐに思い出したのが、自分がよく通ったあるお店。

    朝並んでいる時は、お茶のサービス、スタッフとお客(老若男女問わず)と仲良くお話。

    釘もそこそこいいし、時間差イベントや貯玉手数料無料イベントなど充実。

    3時おやつタイムも他の店に率先してやっていた。



    そして、その店は摘発された。

    そう、みなさんご存知の大阪のあのお店。



    サービスがいいことと不正を行なっているかどうかは別問題。

    詐欺師は騙す相手の心に浸け込む
    ぱちんこふぁん  »このコメントに返信
  2. ピンバック: ぱちんこふぁん

  3. Unknown

    寄稿、とても楽しく拝見させていただきました。



    >①客層の偏りから生まれる、今後の先細りの懸念

    >②建物の老朽化による免震面への不安



    この辺は富士が一体どんな未来予想図を描いているのかがわからないので何とも言えない感じがします。

    具体的には、建替を含めて「新しい富士」を作るのか、それともこれらに本当の限界が生じたときには富士を畳んでしまうのか。



    ただひとつ、仮にいつか富士が最後の日を迎えるとしても、スタッフはその日も自信に満ちた接客をしているだろうし、お客さんも本当に富士を愛しているのだろうと思うのです。



    そして、今日も富士は今いるお客さんや函館の町から「明日も必要」と言ってもらえるように営業をしているのだと思います。そしてそう思われるように、またそう思われなかった時のために日々”共育”を行い互いの人間力を養っているのだと思うのです。







    ちなみに”客層の偏りから生まれる、今後の先細りの懸念”。



    これはマクロな問題として業界全体のテーマであり、ひいては日本全体のテーマだとも感じます。



    まぁ、日本全体という大きい話は一旦おいておいても、



    ■顧客が高齢化を起こしていること

    ■先の見えない不況・デフレであること

    ■若年層へ顧客拡大が成っても彼らはお金を余り持っていないこと

    ■パチンコの遊技性の幅が極端に狭いこと

    ■高コスト体質による顧客への圧迫

    ■横並びすぎる営業によるコストとコストの殺し合い



    ホール・メーカー・ユーザー(と、いうか社会情勢)は各々これら大きな問題を抱えており改善がなされない以上は急速に先細っていく一方だとじゃないですかね。



    じゃ、どうするか。やっぱり知恵を絞って「接客のコストパフォーマンス」を上げていくことなんじゃないでしょうか。

    できる限り安く簡単に、できるだけお客さんへの良質なサービスを提供していくということなんだと思います。



    前記事のコメントで書いた「何かを改善・達成したら何かにも大きな効果があった」というファクターです。「誇れる法人になったら自信・自覚に富んだ対応ができるようになった」とかです。



    ちなみに以前、私が寄稿した「いちぱちの新台入替」もそうだったと自認しています。「リサーチ」と「コミュニケーション」と「店舗の個性」の3つをこなせた自信がありますw



    逆に効率化を追求したらそれ以上のものを失ったとかは論外だと思いますね。



    思えば過去のダイナムの失敗もそうだったのかもしれません。「均一化による効率化を行おうとしたら、多くの人の集まり・多くの発想が眠ってるという最大の強みを殺した」とか「同じラインナップとイベントにより個性や本来あるべき多様性を殺した」とか。



    まぁ、散発的なコスト撒く前に、起こりうる余波を想定するのはとてもいいことだと思います。それによって店舗で行うべき優先順位なんかも変わるんじゃないでしょうか?



    また脱線してしまいましたね。長くなったのでしめますw



    ラムネさん、お疲れ様でした。次回作も期待しておりますよ♪
    ちらし屋  »このコメントに返信
  4. ピンバック: ちらし屋

  5. ありがとうございました

    パチンコ富士に興味はあれど、なかなか店舗視察に行けない私でしたが、

    今回の寄稿を拝読し、さも実際に北海道へ視察してきたかのような感覚すら得ることができました。

    ラムネ様の勇気ある行動に感謝致します。
    ペーペー従業員  »このコメントに返信
  6. ピンバック: ペーペー従業員

  7. Unknown



    ラムネさん、ありがとうございました。



    理想と現実の隔たりはありますが、まず出来る事から始めて行こうと思います。



    取り合えず、新台依存の営業からの脱却を来年はチャレンジしたいと思います。年初のEVA7は、勇気を持って、TOP週をパスしたいです。



    並み大抵の努力では、集客できませんよね。はっきり言って、新台で利益頂きながら集客する方が、今は簡単ですが、2年、3年先を見据えて、EVA7の来年からチャレンジしたいと思います。一時的に、集客されても、きっと自店舗に戻って頂けると信じて。

    P好き店長。  »このコメントに返信
  8. ピンバック: P好き店長。

  9. Unknown

    最終回がなければ少しは面白いことかいてるかなって思ったけど、そんな全部かなえたらそこら辺にあるどうでもいいチェーン店になりさがるだけ

    ふし  »このコメントに返信
  10. ピンバック: ふし

  11. Unknown

    >>補修なんて適当なやっつけ仕事が多い中、ガムテープをたわませる事なく縦に真っすぐな一直線で補強してあるのを見て、非常に好感が持てた事だけは鮮明に覚えています。



    それは当たり前のコトでしょう。

    普通はどんな店でもまっすぐたわみ無しが当たり前。それに好感を持つのは?

    それと今はガムテープで補修なんかする時代ですか?透明なテープがあるじゃないですか?

    うちはパチンコ屋じゃないですが、ガムテープの補修なんかしたら店長降格ですですよ。



    異業種  »このコメントに返信
  12. ピンバック: 異業種

  13. Unknown

    今回の寄稿、お疲れ様でした。

    楽しく拝読しました。



    正直なコメを書きます。

    パチンコ業界がこれほど遅れていてレベルが低いと感じた思ったのは初めてですよ。

    パチンコ富士は他の業種から見たら当たり前の仕事をしているだけですよね。

    他業種でも全然ダメな店はありますが、パチンコ業界の人って、当たり前を視察に行くのだと驚きました。

    パチンコ業は当たり前をできない(分からない?)から世間で見下げられると思うようになりました。
    かーさ  »このコメントに返信
  14. ピンバック: かーさ

  15. Unknown

    皆さん、ありがとうございます。





    >ぱちんこふぁんさん



    昔に比べれば激減しているのでしょうけど、時代が変わろうが機械が変わろうが、それを扱うのが人間である以上、不正の類いが無くなる事はないのだと思います。



    大きな被害に遇わない様にしたいのは山々でも、パチンコの性質上、それらを見抜く事は難しいのでしょうが・・・
    ラムネ  »このコメントに返信
  16. ピンバック: ラムネ

  17. Unknown

    >ちらし屋さん



    何度もコメントして下さり、ただただ感謝です。



    『老朽化を隠さず、還元姿勢のアピールに成功』とは書きましたが、あくまでそれは、来店後にしかその効果を発揮しません。



    しかも、混雑している場合等は私が受けた様な感動的な接客はとても望めず、業界とは無関係な一般的な目線でただ普通に打っただけでは、富士が武器としている多くの部分には気付いてすらもらえないのでは。



    それに、私自身、富士を知らない状態で偶然あの店を見つけたとしても、粗末にすら思えるその外観故に、店内にまで粗悪なイメージを連想してしまうでしょうから、おそらくは入店しないと思われますし、一般的に考えても、未来店の方が外から見た場合は、来店動機への悪影響は確実に避けられないと思います。



    それ故に、もしも建て替えや移転で新店に、という事にでもなれば、周りの店からは超が3つぐらい付く脅威店になる事だけは容易に想像出来ます。



    私は、富士を現状のまま東京に持って来たとしても成功するイメージが浮かんできますが、他店の脅威になるか?と問われれば、そのコンセプトから『活性化の手助けにはなる』ぐらいだと思っています。



    ただ、新店となれば話は別で、口コミで広がって『行列の出来るパチンコ屋さん』としてTVで特集されるんじゃないか?とさえ、本気でその可能性に期待してしまいます。



    その異質さから、紹介文は『函館からやって来た宇宙船』みたいな(笑)



    脅威も脅威、口コミが拡がるスピードの早い東京でなら、超は100個じゃ効かないと思います。



    そして思うのは、情報発信の中心地である東京に富士を持ってきたならば、パチンコ店(パチンコそのものではなく、あくまで店)へのイメージすら変えてしまうかもしれないという事。



    パチンコ店で働くスタッフが認められ、客達も風評を気にせずに安心して遊べる様になるかもしれない。



    そういう期待を抱かせる、業界には必要不可欠で稀有な存在であると思います。



    レスにはなっていないかもですが、本当にありがとうございました。



    寄稿は今回限りですよ(笑)
    ラムネ  »このコメントに返信
  18. ピンバック: ラムネ

  19. Unknown

    >ペーペー従業員さん



    私に紹介出来たのは、パチンコ富士の数ある取り組みの中の、ほんの一部分だけです。



    他にも、毎週日曜日に駐車場で開催している地元協賛の朝市や、家庭内で出る廃油の回収など、パチンコには全く関係ない事にまで取り組んでいますから、その姿勢は十ニ分な評価に値するのですが、仕事量というか総労働量は、それはもう半端じゃないと思いますよ(笑)



    失礼があるといけないので詳しくは書けませんが、地産地消の断片にだけ触れれば、野菜も含め、パチンコ富士の景品は、その実にその9割以上が地元企業の商品だったりします。



    おそらく、一社の景品会社が取りまとめて一括で仕入れる様な仕組みではないでしょうから、それだけでも大変な労力が必要なんでしょうね。



    富士のサービスの多くは、スタッフの理解無しでは不可能だと言っても過言ではないと思います。



    スタッフは楽しそうにやってるので、そこがまた良いのですが(笑)
    ラムネ  »このコメントに返信
  20. ピンバック: ラムネ

  21. Unknown

    >P好き店長さん



    今までとは違うコンセプトで、という事でしたら、どうか、それを最大限のチカラと方法でお客様に伝えて下さいな。



    変わった事を客が実感するには、ある程度の時は必要になるのかもしれません。



    しかも、アピールする側が考えているよりも案外伝わらないものでしょうから、結果が伴わない状態が長期にまで続くと、今度は、モチベーションの維持という一番困難な壁が後ろから迫って来ます。



    入念な計画とオペレーション、それを確実にスタッフに浸透させ、万全の準備をもっての発進が結果に繋がるのだと思います。





    あと、パチンコ店に来店されるお客様の大半は、お一人で来店されます。



    パチンコが好きだったり、暇だったり、寂しかったりと、その動機は様々なんでしょうが、パチンコ店には発散や癒し・救いが求められているのだと思います。



    その上で、一人の客としての願いを申させていただくと



    どうか、私達を愛してください。



    P好き店長さんにでしたら、この言葉の真意が伝わるのではないかと思っています。



    コメント欄からではありますが、応援してます!!
    ラムネ  »このコメントに返信
  22. ピンバック: ラムネ

  23. Unknown

    >異業種さん



    私はパチンコ富士だけを肯定するつもりはありませんので、経費との折り合いさえ着くのなら、ガムテープのご指摘は取り入れても良い部分だと思います。



    ただ、書き方に誤解させてしまう様な不備があった事は、異業種さん・パチンコ富士さん共に申し訳なく、ここにお詫び申し上げます。



    あくまで私的ではあるのですが、内外装はボロボロ・機械も中古・その全てが私の予想を上回る古さ



    期待していたものすら見失い、半ば諦めかけていた、そんな中で、垂直美さえ感じさせられる(実際、思わず手で触ってしまったのです)その補習は尚更光って見え、そのギャップがスタッフへの関心へと繋がっていったのは紛れもない事実ですので、その事だけはご理解いただけると幸いです。



    私的にも、他に幾つかの向上可能な点に気付いた部分はあるのですが、この記事はパチンコ富士さんへの提言としては書いておりませんので、今回は控えさせていただきました。
    ラムネ  »このコメントに返信
  24. ピンバック: ラムネ

  25. Unknown

    >かーささん



    確かに、かつてのパチンコ店の多くは、他業種と比較するのも恥ずかしいぐらいに、接客・その他諸々も含め、その意識は低かったのだと思います。



    ですが、今はかなりの高水準で行っている企業も多く、その視点から何かを学ぼうとしている他業種の企業も幾らかあると聞いています。



    警察が監督・及び許可営業という特殊さから、他業種と同じ様なサービス等はとても望めませんが、サービスに対する顧客の不満がほぼ釘に限定されている事からみても、世間一般の企業と遜色のないレベルにまで近づいて来ているのではないでしょうか。



    個々によるバラつき等はどの業界にも言える事ですが、不満解消への意欲という点に関しては、高利益体質から抜け出せていない現状をみる限りでは、まだまだ水準は低いのだと思います。
    ラムネ  »このコメントに返信
  26. ピンバック: ラムネ

  27. Unknown

    >異業種さん



    ガムテープの捕捉ですが、批判ではございませんので悪しからず。



    例えば、銀座の一等地にガムテープでは非常に不味いと思いますし、下手をすれば、周りの企業からクレームすら入りかねません。



    富士は本文の通り、古さ極まりない店で、ガムテープ等、景観を損ねるものなんて幾らでもあるのですが、その経営スタイルを認め、それを支持しているのは、他でもない顧客です。



    不満さえ甘んじて受けて入れてもらえる程の店舗愛に溢れ、パチンコにおける対価が出玉だけではない事を証明している店でもあります。



    おそらくは、パチンコ富士には、ガムテープの事を気にかける客は居ないか、ごく少数なのだと思います。



    富士だけではなく、どんなお店にだって、お金をかけたサービスを『店舗側の見栄』だと言う客は居るのではないでしょうか。



    ここからが核心で本文の捕捉にもなるのですが、富士の客達とそのスタッフ達は、何がお互いの利益に繋がるのかを理解しているのだと思います。



    富士という空間においては、店舗側の見栄や過剰なサービスは必要とされていない。



    それを理解しているスタッフ達は、吸い上げた声をもとに、本当に客が望んでいるサービスを全力で提供する。



    これは実にシンプルであり、非常に理にかなった経営であると私は考えています。
    ラムネ  »このコメントに返信
  28. ピンバック: ラムネ

  29. Unknown

    >ふしさん



    パチンコは業界外からの注目も集めている事から、真似る必要は無く、学ぶべき精神の様なものが富士にはあるのだと思います。



    自店に出来る事を真剣に探していただきたく、その類いをエントリーの骨にしたつもりなのですが、不恰好さは認めるところです。ありがとうございます。
    ラムネ  »このコメントに返信
  30. ピンバック: ラムネ

  31. Unknown

    富士の寄稿を最後まで拝見させて頂いて、ふと1件のパチンコ店を思い出しました。



    私のユーザー歴は約10年になりますが「同じ負けるならこのお店で負けたい」と思えるお店は唯一その一件のみ。

    改めてその店舗を分析してみると、今回の寄稿に共通する点がいくつも発見でき、あぁこれがあの感覚の答えだったんだ、と納得できました。



    勝敗の結果に左右される事なく気持ち良く帰れるその店は、元気な接客も質の良い設備的要因も最新の機種構成もなく、お客様の数もまばら。



    個人的な感覚になりますが、

    「意を汲む」事が抜群に優れていた店であり、配慮が感じられた。

    接遇時においては同調、承認の欲求を満たす発言行動に優れていた。



    何のことはない。そこらの著書にいくらでも書いてある事なんですよね。ただ以外それができない。



    ○ハンの統制された質の高い接客は、私が求めている接客の理想は違えどやはり感心させられます。

    一人一人の従業員をあのレベルまで押し上げるのって簡単な事じゃないんだよなぁ・・・。
    黒ねこ  »このコメントに返信
  32. ピンバック: 黒ねこ

  33. Unknown

    黒ねこさん、ありがとうございます。



    残念ながら、私の周辺にはそこまで好印象なお店は見当たらず、羨ましい限りです。



    それに近いお店ならあったのですが、不況の煽りなのか業界の流れなのか、等価へと変わってからは色々な不具合を感じる様になってしまい、今ではもう足を運ぶ事も無くなりました。



    マルハンについては私も同意見なのですが、旗艦とも言われる渋谷のタワー店では、ゲームセンターや複合型アミューズメントの様なエンターテイメント性は感じられるものの、接客部分の質というか行き渡りは他のマルハン店よりも甘く見積られている様に感じてしまい、これが望む姿なのかと疑問は残っています。



    ゲームセンターやアミューズメントを連想させるからなのか、投資スピードが他のマルハン店や他の等価店よりも早く感じられ、赤を基調とした店内もあってか、射幸性も押し上げられている様に思われます。



    とはいえ、全体的なレベルはやはり高く、好きな方にはたまらないのかもしれません。



    マルハンなら、少し落ち着いた店の方が私は好きですけど(笑)
    ラムネ  »このコメントに返信
  34. ピンバック: ラムネ

  35. Unknown

    >ちらし屋さん、皆さん



    遅ればせながら、ようやく昨日、週刊アミューズメントジャパンに掲載されている恩田様のコラムを拝見させていただきました。



    そこには、私にはたどり着けなかった一番大切な部分が記されており、自身の浅はかさを恥じる形となりました。



    私は記事に『客からの信頼がチカラに・糧になっている』と書きましたが、あの膨大な仕事量を支えているモチベーションの材料がそれだけであるとはとても思えず、書き終えてからもずっと考えていたのです。



    普通なら、忙殺されて当たり前の仕事量。



    それでも、富士のスタッフ達には『仕事をやらされている』感は全くなく、むしろあの顔は、喜びさえ感じている様にも見えました。



    人間が直接行う形のサービスの殆どは、それ自体はただの雑務にしか過ぎず、受け手側からの反応無しに喜びへと転じる事は稀であると思います。



    富士ならば反応は大いに期待出来るのでしょうが、あの仕事量を考えると、たとえその仕事量と仕事内容への達成感を加味したとしても、モチベーションの低下が遥か先を行くのは目に見えていますし、それがスタッフ全員ともなれば尚更不可能に思えてなりません。



    では、あの笑顔はいったい何処から来ているのでしょうか?



    後付けや結果的なものが理由でない事は違和感のない笑顔が物語っていましたから、それよりももっと前に、生き甲斐にもあたる何かがあるのではないか?





    結局、私ではこの先へと進む事が出来ず、恩田氏のコラムを見て気付く事となったのですが、経営陣も含めパチンコ富士で働く方達は、自身の成長を日々実感し、その成長に大きな喜びと魅力を感じているのだと思います。



    多岐に渡るその膨大な仕事は彼らの視野を拡げ、社会を知る手助けとなる。



    函館の地を愛する顧客からは人間力を、信頼構築の大変さと大切さを学び、そこから吸い上げた数々の声は、敏感にニーズを察知する感性や創造力を養う。



    そして、それら全ての恩恵である総合的な人間的成長は、彼らの高いモチベーションを支え、力強い求心力を生み出していく。



    そりゃ強い、強いわけだ(笑)



    まず、スタッフありき。



    その単純な言葉の真意は、とてつもなく深かった・・・





    改めて思ったのは、業種を問わず視察を勧められる素晴らしい会社であるという事。



    特に、従業員の育成にかけては、富士はその根底部分を忘れぬよう重点を置いて取り組んでいる筈ですので、その思想や方針を学び感じ取る事が出来たなら、決して大袈裟な話ではなく、物の見方が変わる方も多いのではないかと思います。



    なかなか北海道には・・・という方も、是非とも一度足を運んでみて下さいな。



    このエントリーをご覧になられた方が富士を訪れた時には今とは違った姿をしているのかもしれませんが、それは、スタッフの手によって更なる進化を遂げた新たな富士の姿なのだと思います。



    富士の事を書くとどうにも止まらないので、この辺で(笑)



    皆さんのご健闘をお祈りしています。
    ラムネ  »このコメントに返信
  36. ピンバック: ラムネ

  37. Unknown

    >>ラムネさん



    知れば知るほどファンになるその気持ちがわかります(笑



    一部、富士について「大したことない。当たり前」的な発言をなさっておられる方がいらっしゃいましたが、その方はさぞ聖人君子的なモチベーター並びに法人の下にいらっしゃるんでしょうね(笑



    まぁ、厭味ですけど(笑。



    恩田氏のコラムにあった共育内容も素晴らしいですね。コミュニケーション能力を養ったり、函館をテーマにして地元への興味や知識の向上を図った上で、問題意識&問題解決能力の育成するものなど。これらの共育方針も従業員を育てるというよりも、函館のためにがんばる人材を育てているように見えますね(笑



    まぁ、それはともかく、結局は人が行う接客を突き詰めれば能力(応用力)と意識の問題。対話力や解決力・人間力、教養や知識を上げ、そしてモチベーションを上げて各自の意識を向上させることでしか解決されないものです。



    つまり、まず、スタッフありきなわけです。



    ただ、そんな自信に溢れたスタッフの立振舞いを作ってるのは店でもあります。鶏が先か卵が先かみたいな話になりますが、まぁなんていうか・・・・・・・盤石ですね(笑



    しかし東京はさておいても、地方には富士と似たようなロケーションの店がたくさんあると思うんです。つまり、同じような問題意識や解決へのアプローチを持っていいんじゃないですかね?



    富士の話になると決まって「こんな風には出来ない」って話になりますけど、もう少し積極的に踏み出してもいいのではないかと。



    お辞儀の角度や箱の積み方気にしてくらいなら、スタッフが少しでも胸張って笑顔で自信を持って接客できるような環境作りや、応用力を養うための講習を考えてみるとか、自分とこでもできる社会貢献・地域貢献を考えてやってみるとか。



    富士って、あんなに古い店なのに社会との融合って意味ではもっとも進化してるパチンコ屋のように感じます。パチンコ屋の”負のイメージ”をもっとも捨てることに成功したパチンコ屋。



    学ぶべき部分は多いと思います。
    ちらし屋  »このコメントに返信
  38. ピンバック: ちらし屋

  39. Unknown

    >ちらし屋さん



    止まりません(笑)



    なるべくなら皆さんには失敗して欲しくないものですから、余計に長くなっちゃいます。





    富士だって最初は手探りで始め、従業員同士の衝突が絶えなかったと聞いています。



    自分達で様々な障害を乗り越えて来たが故に結束が生まれているのであって、生じる弊害も知らない状態で表面の施策だけ真似ようとしても、それでは理想を語っていた今までと何ら変わりがないわけですから、上手くいかないのは当然ですよね。



    おそらく最初のうちは失敗だらけで、心だって何度も折れそうになっていたんだと思います。



    出来る事なんて幾らでもあるものの、それを本当に客が求めているのか・客の為になる事なのかは実際にやってみないことにはわからず、自己満足で終わっていれば時間の無駄なわけですから、その検証も必要になります。



    しかも、ホルコンを見ればわかる様な数値的な検証は難しく、繰り返すうちに、実際に客の声を聞いて判断するのが一番だと気付いたんでしょうね。



    何もかもを一から始めて失敗を繰り返して、合理化や効率化も考えて実行して、また失敗してまた考え直して修正を繰り返して、やっと出来た店なんですよ、富士は。



    顧客とスタッフに支えられた磐石の地盤は、血の滲む様な努力の結晶。



    富士から何かを学ぼうとするのならば、それらが一朝一夕で成しえたものではない事をまず理解しておくのが大前提であり、表面だけを見てその施策を実行してしまうと、必ず痛い目をみる事になると思います。



    どんな業種であれ、思想や理念の類いは似通ってくると思いますし、それは優良企業であれば尚更でしょう。



    製造業である故・松下氏の著書をバイブルとする方が各方面にいらっしゃる様に、商売でやれる事なんて実は限られていて、アプローチの仕方を変えるだけで応用が利いたり、少し視野を広げるだけでも世界が変わって見えたり。



    大切なのは貪欲に求めていく姿勢であり、凝り固まった考えでは、この不況下を生き抜いていく事は難しいのではないでしょうか。
    ラムネ  »このコメントに返信
  40. ピンバック: ラムネ

  41. Unknown

    ヒントではなく答えそのものを求めている方にはくだらないのでしょうけど、私は行ってみたくなりました

    しかし軽く1000kmは離れてます(笑)



    一見さんへの声掛けは防犯の効果もあります

    悪さをしない人は不快に思えませんからね

    その後は相手を見て案内や説明を続けるか判断します

    これは他業種でも実践されいます



    自分の地域にもこんな店舗があれば良いのですが

    毎回同じ事を聞く、案内する

    明日のイベントの案内はしつこいのに

    閉店時間変更はカウンターに書いてあるだけで閉店一時間前に放送

    再プレイ手数料の変更、貯玉無制限の日の廃止は秘密

    閉店間際の現金投資には声も掛けないで当たり中の客の消化を待つ

    こんな店ばっかりですよ…



    ところで営業一号様

    わざわざコメントするぐらい分割が嫌いな人がいらっしゃるようですし、1/4、2/4とすれば何日後に訪れればいいのかわかってよいのではないでしょうか?
    な だ さ  »このコメントに返信
  42. ピンバック: な だ さ

  43. Unknown

    な だ ささん、ありがとうございます。



    最近というか、富士を見てからなんですけど、等価って色んな事を犠牲にしているんだなと思う様になりました。



    ギャンブル色が強くなると心に余裕が持てなくなりますから、どうしても自分本位になってしまい、客同士の繋がりや、客と店との信頼関係が希薄になってしまうと思うのです。



    私の近隣店舗の話ですが、等価になった後、年配の常連客達を近隣の3円や1円で見かけた事は何度もありましたが、戻って来たという話は聞いた事もありませんから、等価には、定着しづらい何かがあるのかもしれませんね。



    お互い、満足させてくれるお店なんてそう簡単には見つからないでしょうけど、諦めずに探すとしましょうか(笑)
    ラムネ  »このコメントに返信
  44. ピンバック: ラムネ

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