パチンコ日報

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音量を下げると商売にならない?

パチンコ日報賞応募作

しょうゆさん

以下本文

商売を毀損しない程度に感染対策はする。
これがパチンコ店に限らず、商売をしている経営者の偽らざる本音だと思います。

いろいろな業種、いろいろな店にそれぞれ特徴があり、感染対策をどの程度までやっているのかは千差万別と言っていいくらいでしょう。

その業界の在り様や、客層によって対策レベルはさまざまです。
業界ごとの括りで言えばパチンコ業界の感染対策かなり先進的だと言われていますしその通りだと思います。

古くから当たり前に備わっていた排煙設備、分煙が進んできた時代を敏感に察知し設置していた分煙ボード、計数管理のために導入されていた各台計数機が玉を触れずに遊技できる状態であったこと。

令和二年に発令された緊急事態宣言以降の感染対策への取組みはかなり迅速でありました。
ホール組合である全日遊連より各都道府県の遊協からの感染対策ガイドライン策定と通達、休業要請で休んでいる状態から営業への復帰は迅速な感染対策を伴ったものでした。

ホールで行っている対策としては

・遊技台、景品カウンターにアクリル板やビニールなどの間仕切りを設置
・遊技台には「消毒済」のPOPを置き、遊技客が離席した後には消毒を行う
・入店するための入口を制限し検温、消毒を行ってから入店させる
・マスク着用を義務化し、不所持の客には無料で提供
・喫煙ルーム使用の人数制限
等々、これらの感染対策を早くから取り入れてきました。

そしてホール(客室)への対策はもちろん、外には見えていませんが、従業員に向けてバックヤードでの感染対策の取組みを充実させている法人も多くあります。

コストをかけて感染対策を実行し、客や従業員に安心してサービスのやりとりができるようにしています。

【アフターコロナにおいても商売を続けていくため、客や従業員の信頼を失わないため】です。
ただ単に信頼を失わないように最低限の対策するわけではなく、もっと積極的な法人もあります。

「より高度な感染対策を実行して信頼を得て客数を増やし、商売繁盛へ繋げていこう」
「競合ホールがサービスを低下させているからこそ利益率を下げた営業で客数を増やし、商売繁盛へ繋げていこう」
というような意識を持っているホールもあります。

アフターコロナでダメージを受けていないホールはありませんが、そんな中でもたくましく生き残っていこう、より成長していこうという志があるホールが存在していることはとても嬉しく思います。

しかし、この業界にはひとつだけ大きな「できていないこと」があります。

最低限の対策や、より高度な対策をしているホールと様々ですが「店内BGM、遊技機音量を下げる」の両方ができているホールがほとんど存在しないということです。

今年の2月3日に全日遊連から「遊技機や店内BGMの音量を最小にすることを徹底するよう要請」が出ていますが実施しているホールはほとんどありません。

コロナ感染の多くは人との会話だと知られ、飲食やカラオケなど業態によってより警戒感のある対策を求められています。
パチンコをしながらの会話は確かに少ないですが、人同士のコミュニティという側面も併せ持った業種であることは間違いありません。

勝った負けた、どんな演出がきたなど、客同士の会話はあります。
トイレの場所や台の仕様を聞いたり、従業員と話すことも多々あるでしょう。

その際に大声にならないように店内を静かな環境にしておくことも大きな感染対策のひとつです。
客や従業員に、より安心できる環境を整えるひとつの手段として、音量調整の検討をしてほしい。
客が操作できる音量調整ではなく、裏パックのツマミやダイヤルで行う基本の音量調整です。
全台開けての調節は本当に面倒ですし人手もかかる大変な作業だと思いますが検討してほしいと思います。

最後に、今年になって全国チェーンの大手ホールで店内BGMが大音量で流されているのを体験しました。
「カンナムスタイル」という曲が大音量で流され、延々とリピートされていました。
遊技台の音はもちろん聞こえず、従業員との会話も大声でのやりとりになりました。

「アフターコロナでこれまであった様式が変化した」とよく聞きますしその通りだと実感しています。
大音量BGMと派手な演出で客を煽って商売する、という様式は変化していかないのでしょうか。
客や従業員の店内音量に対する意識に変化は起きていないのでしょうか。
店内BGM、遊技機音量を下げて営業することは商売を毀損する変化になるのでしょうか。



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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. 音量対策は非常に良い目の付け所だとおもいます。

    パチンコ好きが高じて、自宅にパチンコ台を購入したことがある方もいると思いますが
    ホールでの遊技に比べて自宅での遊技は興を削がれるというか、味気ない印象があると思います。
    玉を出しても景品と交換できないということや、自宅では当然近くに他のお客がいないこともありますが、
    自宅ではホールのあの雰囲気が再現し難いことも、大きな要因と言えるでしょう。

    そのホールの雰囲気作りに欠かせないのが、あのBGMなので、音量対策には色々と検討が必要でしょう。
    牛丼通行人  »このコメントに返信
  2. ピンバック: 牛丼通行人

  3. 客の要望に耳を傾けない業界。
    それがパチンコ業界。
    客の要望に従うことは、音量調整装置などの搭載により台単価が上がると同時に、シンプルな躯体の台や小さな液晶画面の台、リーチがシンプルな台などを作ることは、販売価格の低下を招く恐れがある。。。。。
    だから、やらない。できるけど、やらない。
    普通のビジネスは、顧客の要望を最大限取り入れ、多少、利益を削ってでも将来のビジネスにつながるのなら、改善していく。
    もう業界には、音量問題だけでなく様々な問題を解決する自浄作用的なことは期待できないから、いっそ換金禁止にして、この業界にリセットを掛けた方が良いんじゃないかぐらいまで感じている。
    換金禁止  »このコメントに返信
  4. ピンバック: 換金禁止

    • パチンカスさんの発想ですね。
      普通の業界は安くよりよいものを作らないと売れなくなるから必死です。

      遊技機業界は特殊ですからね。
      検定で3年、認定で追加3年。
      最長6年経てば日本中の台が総入替えになるんですよ。
      もっともそんなに使う例は稀で、1年もして客が飛んだらまた別の題を買ってくれる。
      そういうもんだから。

      値段も言い値で売れるし、買わなきゃ看板機種も売れないよ。それでも嫌ならベニアでも飾ってれば?て感じ。
      パチンカスさんでも分かる様に簡単に言うと
      安売りするより、高価になってもいいからパチンカスさんが喜びそつな、下らない玩具をつけましょう!という方針ですね。
      ふざけるな!  »このコメントに返信
    • ピンバック: ふざけるな!

  5. やっぱメーカーって反社会的組織だわ。
    冗談抜きで早く滅べばいいのにね。
    通りますよ  »このコメントに返信
  6. ピンバック: 通りますよ

  7. ヤマフジさんは昔から小音を呼びかけ各台毎に推奨位置をわかりやすくA4で告知。大きい人には小音の協力を個々に声掛けしています。

    コロナ対策を充実させてもアゴマスクを注意しない店が9割ですな…
    猫店長  »このコメントに返信
  8. ピンバック: 猫店長

  9. 尾立さんみたいなパチンコ議員で、機械設置期限撤廃とかメーカーが困るような政策掲げたら投票するんだけどな。
    とにかく作為的な1強で甘い汁を吸っているメーカーがふんぞり返ってる時点で業界は変わらんよ。
    ちなみに私はホール関係者でもなんでもありません。
    むしろホールにもとっとと潰れていってくれと思う派です。

    私も音量関連には文句言いたいですが、結局ここで言っても何も変わらないんですよね。
    で、変わらないという事は音量を下げてほしいと思っている人が少ないって事なんでしょうと諦めています。
    あと思うのは、玉の流れる音、弾く音、ぶつかる音等の玉関連の音が意外と大きいのではないか?と思っています。
    美食家  »このコメントに返信
  10. ピンバック: 美食家

  11. 遊技機には音量調整機能がついてます。
    ユーザーが操作するのとは別。

    ホール側で調整する機能もあるので、上手く使って欲しいですね。
    メイン基板  »このコメントに返信
  12. ピンバック: メイン基板

  13. 音量について補足させていただきます

    意外に思われるかもしれませんが、店内BGMと遊技機の音量は現場決裁ができないということが多いです
    オーナーの指示がないと現場は動けない、ということが往々にしてあります
    それは恐れに由来するものです

    オーナーは音量を下げることで客と利益が減ることを恐れます
    『音量などで客の感覚を麻痺させて稼働、利益を得る』
    という幻想に囚われています

    古くは【マイクパフォーマンス】
    「◯◯番台のお客様ラッキースタート!どちらのお客様もジャンジャンバリバリお取りくださいませ!」という類のもの
    そして次に【シマ中に響き渡るファンファーレ】
    大当たりの信号を拾い、当たりが出たシマに大音量でファンファーレが鳴る仕組み
    信号の上がらないジャグラーのGOGOランプやハナハナのハイビスカスなどは光センサーまで使ってシマ中にファンファーレやキュイン音を響かせています

    どちらも『客の聴覚に作用させ、正常な思考判断を失わせてカネを使わせる為のもの』です
    「あそこが当たった、次は私が当てる!」という競争心や「そろそろ当たるだろう」という希望を煽ります
    イベント規制や広告宣伝規制などでホールが動きづらくなっている昨今、この手法は現在では
    【遊技機自体がその役割を担っています】

    カンタンに見えて実は全然カンタンではないのが音量問題なんです
    パチンコ屋の商売の根幹に関わることなんです
    手法の良し悪しや、効果の程度はさて置いて『パチンコ屋のオーナーはこのような感覚を無意識のうちに持っている』のです

    店長決裁ではどうにもならないという理由がココです
    稼働や利益が落ち込んだとき「音量を下げたからじゃないのか」と言われても対処できません(その根拠を示すことが出来ないからです)

    このエントリーの投稿は
    「アフターコロナでは、音量を下げた方が信頼を得られて稼働や利益に繋がる可能性がある」
    と伝えたかったものです
    もちろん統計や根拠があるものではありませんし、本当に信頼を得て未来に繋がるものなのかは全くわかりません
    相変わらず聴覚に訴える手法の方がいいのかもしれませんし、何も変わらないのかもしれない

    結果はわからないとしか言えない提案です
    しかし現況においては感染対策のひとつとして、客と従業員の信頼を得る為に、音量対策をすることは必ずしもマイナスにはならないのではないかと思うのです

    パチンコ店のオーナーは全日遊連からの要請を無視せずに真剣に向き合ってもらいたいです
    無視しやすい要請だからと無視するのではなく、商売を毀損する変化だと決めつけず、やってみてもらいたいです
    そして現場を指揮する店長にも挑戦してもらえたら嬉しい
    機種別にでも、少しずつでもやってみて、いい結果が出たならそれを持ってオーナーへの進言をしてみてほしいと思います
    しょうゆ  »このコメントに返信
  14. ピンバック: しょうゆ

    • ココに書かずに現役店長がやってるブログに載せてやればよかったのに?
      実際にやってくれるでしょ。そこは店長=オーナーでやってるんだから。
      実働結果まで載せてもらえるよ?
      送る所が違ったね  »このコメントに返信
    • ピンバック: 送る所が違ったね

  15. ここを見てるとメーカーの人間がいかに無能でホールやユーザーを見下してるかがよく分かりますね。
    「ふざけるな」という方はもちろん釣りで書いているんですよね?本気で書いてるんなら人間性疑いますよ。
    とにかくメーカーは殿様商売をやめて薄利多売でやったらどうなんだ?
    パチンコがなくなれば幸せ  »このコメントに返信
  16. ピンバック: パチンコがなくなれば幸せ

    • 人間性ならあんたも同レベルです。
      ここのクセある有名問題児コメンターの中には間違いなくあんたも名を連ねてますので。
      同族嫌悪がいっぱい  »このコメントに返信
    • ピンバック: 同族嫌悪がいっぱい

  17. パチスロはいいんですけどパチンコでbgmを下げすぎると玉が釘やガラスに当たるカチカチ音が結構辛いっす
    49.104.40.218  »このコメントに返信
  18. ピンバック: 49.104.40.218

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