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2020年入社の大学同期がそれぞれ選んだ道のその後

2020年新卒入社した社会人1年生は、コロナ禍で入社式や新人研修も行われないままに、自宅待機で新生活がスタートした。

同じ大学の同期4人は、それぞれ進んだ道は違ったが、今年3月に久しぶりの再会を果たした。

4人の進路はJALの子会社、大手外食チェーン、大手ホール企業、介護会社だった。この中で一番規模が小さい会社が介護で社員は20名程度だ。会社の規模ではダントツに小さい介護だが、4人の中で一番表情が明るかったのは介護だった。

子会社とは言え親方がJALなら人生の勝ち組のようなものだったが、航空業界の惨状は今さら説明するまでもない。国際線は言うに及ばず国内線も減便、減便で空港内は閑散としている。インバウンドが回復するまでは最低5年はかかると言われているように、この間、他の会社に出向するなどの方法で、どう持ちこたえるかが課題となっている。

外食チェーンに入社した男性は、24時間営業を取りやめたり、不採算店の閉店ラッシュに見舞われ、コロナ禍で昼間の客足も落ちた。会社はアルバイトを認めているので、休日にはウーバーイーツの配達員を始めた。会社は雇用助成金を受けているので、出社しなくてもいい日が増え、ウーバーの仕事が増えた。1日働くと8000円~1万円にはなる。月5~6万円はウーバーで稼いでいる。

大手ホール企業に就職したのは女性だった。決め手は「女性店長も活躍している」。いざ、入社してみると店長になれない先輩がぎっしり詰まっていた。余程秀でた才能がなければ、店長にはなれない現実が分かってきた。20年後に自分が管理職になっているかと言えば、疑問符が付いた。

介護会社を選んだのは女性だった。明確な動機を持って介護の世界へ入った。

「最初からこの業界を狙っていました。介護の世界は給料が安いので人手不足ながら、高齢化社会で絶対廃れることはない。いずれ、労働環境は改善され、給料も上がる。50歳の時には管理職になっている」と目を輝かせる。

介護福祉士を始め、社会福祉士、精神保健福祉士、理学療法士、作業療法士は国家資格で、それを取得することでステップアップしていく自分の姿を描いている。

介護業界で生き生きしている彼女の姿を見て、ホール企業を選択した女性は羨ましくて仕方なかった。

10年、20年、30年後の自分の姿が描ける業界にしなければ、優秀な人材も入ってこない。ホール経営者自身が10年後の業界がどうなっているか分からないようでは、社員のモチベーションも上がるはずがない。

世の中から必要とされる産業であれば、自ずと将来像も描けるというものだ。


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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. ロボット、AIに人間が支配される日も
    そう遠くはないでしょう!(^w^)
    今有る職業の大半はロボットがやるので
    人間は不要。
    もうすぐそこまで来ているよ。(゜ロ゜)
    タイクマイソン  »このコメントに返信
  2. ピンバック: タイクマイソン

  3. いやはや困ったものです。
    社会人になって1年近く経つのに、最近の若者は学生気分が消えないようだ。
    私が若い頃など1年上の先輩など頼りがいのあったものです。
    若者の幼稚化もここまで来たかと落胆します。

    小学校で1年過ごせば、2年生になって、3年生になって
    やがて小学校を卒業したら中学、高校に進学する。
    同じ様に会社に入ったら、時間が経てば管理職になれると思っているのでしょうか?
    それが学生精神というものです。

    会社に嫁入りしたと思い、先輩を兄と、上司を親と慕い、
    ハングリー精神を持って奉公する、それが出世につながる。これが若者の特権です。
    辛いことも理不尽な事もあるかもしれませんが石の上にも3年と言います。
    それでも努力が報われないというのなら、努力が足りていないのではないでしょうか?
    牛丼通行人  »このコメントに返信
  4. ピンバック: 牛丼通行人

  5. 同じ大学の同期という事は介護系の学校じゃないよね?
    明確な動機を持ってる人が介護系の学校行かなかったの?
    理学療法士も作業療法士もステップアップの為に取る資格ではない
    今の介護業界で管理者、管理職になるのに大学出て50歳って遅すぎ。
    作業療法士も理学療法士も現場の資格、現場と会社運営の職場は介護業界でも異なる、会社運営の管理職で理学療法士や作業療法士の資格取ってステップアップしようなんて人はいないだろう、現場の管理職目指す人も理学療法士や作業療法士の資格を取ってステップアップとは考えない、まだケアマネの資格を取ってステップアップの方が信ぴょう性がある、作り話もいいけど、もう少し調べて作ろうよ。
    まだまだ作りが甘い  »このコメントに返信
  6. ピンバック: まだまだ作りが甘い

    • わー、自己中なコメントだね、あなた。
      大学は、進路をたくさんみつける時間でもあるのに。
      大学生になってからやりたい職業をみつける若者が多いのに。
      あなたみたいな考え方の人、やっかいな人なのよ。うちの会社にも一人いるわ。
      自分の考えが正しいと最初にあたまに浮かぶ人。
      あかさた  »このコメントに返信
    • ピンバック: あかさた

  7. 繁栄した産業も30年で姿を変えると言われている。つまり変化に対応できなければ淘汰されていくことだ。航空業界の場合は、コロナという突然過ぎる出来事により今まさに変化の時を迎えている。パチンコ業界はどうか?パチンコ業界の衰退は、何年も前から指摘され、問題点やその改善案が示されてきたが、結局、何も変わっていないと感じる。
    つまり、今後、パチンコ業界は加速度的に衰退していくことが容易に予想できるわけだ。
    介護職や建設業は、慢性的な人で不足なのだから、パチンコ業界や飲食業に見切りをつけて、別の業界に飛び込んで行く方が遙かに将来性がある。
    私は就職氷河期世代で、ギリギリ就職できたが、大学時代、同じ研究室でレジストの新規合成をやっていた同級生は、なぜかパチプロの道を選択した。色々な人生があるが、彼のその後の消息を知る友人は誰もいない。あれから30 年近く経過したが、彼は「変化」 し、今は他の分野で活躍しているのか?と思う時がある。
    換金禁止  »このコメントに返信
  8. ピンバック: 換金禁止

  9. どんな業種も職種も数十年後は安泰かどうかは分からない。
    が、努力すれば自分のスキルは確実に向上する。
    継続は力  »このコメントに返信
  10. ピンバック: 継続は力

  11. パチンコは世の中に必要な娯楽“だった”のです。
    ええ、過去形です。
    今のパチンコは世間から嫌われています。
    世間が理不尽に嫌ったのではなく、仕方ないにしろパチンコ側がそちらへ動いてしまった感がありますね。
    しかし世間は敏感です。
    もう一度世の中に必要な娯楽に戻るためには、昔のようにならないといけませんね。
    ええ、無理です。
    アガサ吐かせ  »このコメントに返信
  12. ピンバック: アガサ吐かせ

  13. JALは一部のCAをレクサス店に出向と言う形を取った。転籍出向ならば、事実上はJALを退職と言う手続きになる。レクサス店で有期の非正規雇用で働いていた方々はその犠牲になったであろう。「夢」と「希望」って何だろう??
    普通の人  »このコメントに返信
  14. ピンバック: 普通の人

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