パチンコ日報

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「遊技機メーカー社員とは結婚できない」。花形産業から、結婚相手にも選ばれない業種へ

遊技機メーカーに勤める30代の女性社員6人が、飲み会を開いた。全員独身である。

この日の目的は単なる女子会ではなかった。テーマはズバリ「結婚」。その中でも、1人の女性社員が抱えている深刻な悩みをみんなで聞くことが目的だった。

彼女には現在、付き合っている男性がいる。そして、その彼氏からプロポーズされた。普通なら、めでたい話である。「おめでとう!」で乾杯して、あとは結婚式の話でもすればいい。

ところが、彼女はプロポーズを素直に受け入れることができないという。

理由は彼氏も同じ会社の社員なのである。

結婚すれば、この先30年以上遊技機メーカーで働かなければならないが、自社の将来を考えると、「この人と結婚して大丈夫なのか」と不安になってしまうというのだ。

6人のうち3人は結婚相談所に登録中。残りの2人には彼氏がいるものの、業界外の男性である。

そこで会のリーダー格の女性が口を開いた。

「私は最初から職場結婚はないと思っていた。だから業界外の人を探して付き合っている。ウチの会社はパチンコ業界では大手だけど、遊技機一本でしょう。将来性を考えたら、結構キツイと思うよ」

このアドバイスから、悩める女性は最終的にプロポーズを断る方向へ傾いていった。なんとも切ない話である。

かつて遊技機メーカーといえば、パチンコ業界の中でもピラミッドの頂点。まさに花形だった。メーカーに就職できれば「勝ち組」と見られ、ホール企業よりも上位に位置するようなイメージすらあった。

ところが今や、遊技機メーカーは大胆なリストラを敢行したメーカーもあるように、「結婚相手として将来が不安」と思われる状態に陥っている。

しかも問題はメーカーだけではない。

首都圏で6店舗のホールを経営するオーナーも、廃業を視野に入れているという。すでに飲食店、ゲームセンター、不動産管理など複数の事業を手掛けており、比較すればホール事業の魅力が薄れてきたからである。特に低貸し専門店では、粗利がゲーセンより少ないのだからヤル気も失せるというもの。

そして、ホールが減れば当然、その先にいるメーカーにも影響が及ぶ。ホールが新台を買わなければ、メーカーの売上も立たない。

つまり、ホールの衰退はメーカーの衰退につながり、メーカーの衰退はそこで働く社員の将来不安にもつながる。そしてついには、「同じ業界の人とは結婚したくない」というところまで話が進む。

パチンコ業界にとって、これはかなり重症とも言える。業界の衰退は、そこで働く人たちの将来設計にまで影を落とし始めている。

かつては「メーカー社員と結婚できれば安泰」と言われた時代もあった。それが今では、「メーカー社員との結婚は将来が心配」。

業界にとって、これほど分かりやすい時代の変化を示す言葉もないのである。



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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. 経営層は相変わらず高額報酬。
    現場との格差は大きいです。

    本来、市場が激変したときに新しい舵を切り、持続可能なビジネスモデルを構築することこそが高額な報酬を受け取る経営層の果たすべき責任ですよね。

    それにもかかわらず、実際に行われているのは馬鹿の一つ覚えのコストカットとリストラをする経営層は多い。

    遊技機事業のみではなく、他で収益を上げるメーカーでないと希望はないでしょうね。
    メイン基板  »このコメントに返信
  2. ピンバック: メイン基板

  3. これほど因果応報という言葉が似合う業界はないだろう
    遊技機メーカーがやってきたことが返ってきてるだけである
    主にメーカーがやってきたことだが、これに関してはパチンコ業界に携わるすべての未婚者に波及し、恋愛や結婚に障壁が出来上がっている
    おそらくそれだけではないだろう
    友人知人関係も、親子関係も、親戚関係も、そんな障壁が少なからずあるだろう
    「時代の変化」なんて不可抗力を匂わせメンツを保ちたいようだが第三者はそうは思わない
    単純なる悪因悪果のど真ん中なだけなのだ
    島娘  »このコメントに返信
  4. ピンバック: 島娘

  5. ライトユーザーがまだいた時代ならこんなことにはならなかっただろう。
    儲け一辺倒でメーカー、ホール、客が突き進んだ結果が今。
    客は減る一方、そりゃそうだ。富豪の遊びだよ今や。
    ホールも減るし、台も売れない。無理やり売ったところで限度はいつか必ず来るから。
    自業自得の業界  »このコメントに返信
  6. ピンバック: 自業自得の業界

  7. この独身女性の方がよほど将来のことを考え妥当な答えを出していると思わざるを得ません。

    今の惨状の元凶は、2015年頃から高射幸性遊技機の自主撤去をしたにもかかわらず、今は新たな高射幸性遊技機が並んでいることです。

    これはメーカーの責任が大きいですよね。売りたいから再び射幸性を上げてきたのでしょう。

    ヘヴィユーザー以外は「アホらしくて打てない」となったし、これからはインフレで「金がなくて打てない」が拍車をかけますよ。

    打つ手はないかな。詰んだという気はします。
    crazydoctor  »このコメントに返信
  8. ピンバック: crazydoctor

    • ユーザー側が「遊技費がかかりすぎて離れた」となれば、スロットに関してであれば「スマスロの機械仕様で6合機初期の規制ならびに仕様に戻す」コレしかないだろうな。
      要は6号機初期仕様は一回の遊技で負けても最低2万。その程度ならユーザーは後追いせず、その日は諦めて帰る。で、次の機会にホールに足を運ぶ。(来店頻度は増える)しかし今の仕様は最低でも3万以上〜が遊技費。そうなると突っ込んだ分を回収しようと後追いして追加遊技してしまい、ユーザー側がズブズブと負債を抱えるリスクが高まり、来店頻度は激減する。やはりスマスロの機械仕様で規制を6号機初期仕様に戻すべき。
      通りすがりの風来坊  »このコメントに返信
    • ピンバック: 通りすがりの風来坊

  9. ピンバック: 裏道通行人

  10. 遊技機メーカーが肥大化しすぎた結果です。
    本来ならば、パチンコはテレビゲームや音楽と一緒、数年に一度ヒット作が出れば御の字という不安定で博打を打つ業種です。なので任天堂のように盤石な基盤を持つか、そうでなければ開発会社だけのレーベル方式にすべきでした。しかし平成時代に大きく利益が出た各メーカーは規模を大きくし、雇用者を増やした結果、その規模を維持するために、安定して商品を売り続けなければならず、続編頼りになったり、値段を上げたり抱き合わせ販売をしてみたりと、その自己矛盾を外部へ押し付けたのです。全てのメーカーは開発会社のみに縮小し、ハードウェアを作る会社、販売する会社と分離すべきです。一部その動きはあるようですが、縮小の気配がないのでいつか破綻するのではないでしょうか。
     »このコメントに返信
  11. ピンバック: 獣

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