6Rパンクも、まぁまぁな持ち玉が作れて最高のスタートとなった。動画で拝見してもらえれば分かると思うが、ほんと当たる感じのしない役物の構造。そしてパンクばかりするような危なっかしい回転体。
しかし、この日の「ボイジャー」は違った。初対戦なのに何故か簡単そうに見えた。早く当たったからではない。なんて説明したらいいのか言いづらいが、不思議と簡単に出せる感じしかしなかった。
自分の予想通り「ボイジャー」は当たってくれた。あまり持ち玉を減らさずにポコポコと当たり、5Rや6Rでパンクはするものの、あっという間に2000個弱くらい出た。
完走してないのに、なんだろう。このヤレてる感。何かこの日は違った。当たる度に景品カウンターにいる店主のおばちゃんと目を合わせると、おばちゃんは凄く苦笑いをしている。
「おいおい。よくそれで当てれるよな」
今思い出すとそんな表情にも思える。そして「ボイジャー」を知る瞬間が訪れる。苦戦せずに4回目の当たりを手にした。それまでの最高継続の6Rを越えて7R目。
「よし!次で完走だ!」と意気込んでいた私。役物上部に小さな星が8つある。1Rごとに星が1つずつ光っていくもんだから、てっきり8Rで終わりだと思っていた。
そして8R目。普通に最終ラウンドだと思い消化していると、貯留された玉が普通にVゾーンに入賞すると何事もなかったように9R目が始まる。
「え?」
ハンドルから手を放そうとしていたので慌ててハンドルを触り続行。半分パニックになりながら打つ。そして12Rか13Rくらいでパンクしてしまうも大量出玉に助けられ、マイホで初の4000個定量になった。
「定量で終了ね!」
カウンター前のジェットに出玉を流すと現金で1万円渡される。
「よし。今日は何打ってもイケる気がする!」
ぱちんこしているとよくある「イケイケドンドン」の無敵状態。それに突入した瞬間であった。
両替を済ませ、生意気にタバコを咥えては店内を徘徊する。そして何となく目にして引き込まれたのが、「びんびんバラエティー」(西陣)だった。
通常時から役物内中央で男の人が左右に動いている。賞球数を確認すると7&15。これは一体どんな台なんだろうか?
楽に1台終了させてる私は、「びんびんバラエティー」と勝負することにした。打ち出して300円くらいだったか。1チャッカーに入賞する。羽根は開いたが音が鳴らない。
「ん?」と思い、もう少し打ってみる。
少し追加投資するとまた1チャッカーに入賞するも音が鳴らない。こういう台なのか? 隣に移動して打ってみる。1チャッカー入賞すると今度は音が出た。この事を店主のおばちゃんに言うと500円返してくれた。
それから音の出なかった「びんびんバラエティー」は、このマイホが閉店するまでずっと故障中のままだった。
移動して打ち始めてから1000円も使わずに当たりがやってきた。羽根に拾われた玉は、上段のステージから無造作に下段ステージに落ちるとイレギュラーしてはVへ入賞する。
「よし!」と思っていると、役物の動きに吃驚する。
先程ほどまで目にしていた男の人が次の瞬間、ステージがくるりとチェンジ。目の前に現れたのは女の子のステージ。
「あれ?どうなってこうなった?」
とりあえず慌てて打つと、女の子のスカート中央部に1個貯留される。拾われた玉がアウトに5カウントで貯留解除になると女の子が下がり、玉がゾーンへ安定感のある転がり方で継続する。
安心しているとまたステージがクルリと変わった。今度はバンドマンらしき男のステージになると、大当たり中の音楽が凄く焦らせるものへとチェンジする。
バンドマンが上下にユラユラと動き、貯留とは言えない半貯留になる場合もあるが、拾われた玉は大体即Vかアウトへと転がっていく。
「おいおいおいおい!」と思っているうちに10カウントしてパンクすると、またステージはクルリと変化して通常時の男のステージへ。すぐにパンクしたが、この「びんびんバラエティー」の3面ステージの造りの虜になった。
こんな面白い羽根物がこの世にあるとは…。何かに憑りつかれたように打ち続けると、初めて体験する2チャッカーの電チュウ解放。スルー自体知らないで打っていたが、2チャッカーの1桁セグに7が表示されると2チャッカーの上部左右のプラスチック部分が開く。
「これで入りやすくなるな!」と見ていると入らずに閉じてしまう。
「入るまで開いてるんじゃないのか」
ガッカリするも、今までにない羽根物にドキドキワクワクしたものだ。また勝負から楽しむぱちんこにシフトしてしまっていたが、この日の私の運は違った。
つづく
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スマパチ。これは遊びといえるのでしょうか?
やっぱり玉が出てこないとつまらないですよ。出玉表示器や疑似玉箱など工夫してますが出てるのか出てないのかさっぱり分からない。
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お話読んでいてパチンコを触った時期とみさお般若さんのお住まいの地域のホールの機種構成が素晴らしい。タイミングといい。まさにパチンコ人生を送る為のレールが1話から既に敷かれていたんだと思われます。お話読んでると50代にとても刺さります 笑
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