こうした行動の背景には、1979年から2015年まで続いた中国の一人っ子政策があるとの見方もある。祖父母や両親から過度な愛情を注がれて育った「小皇帝」世代は、自己主張が強く、感情を抑える訓練を受ける機会が少なかったとも指摘されている。
もちろん、すべての中国人に当てはまる話ではないが、そのような社会的背景を分析する専門家も少なくない。
そんな出来事を彷彿とさせる騒動が、都内のあるホールでも起きた。
来店したのは数人の中国人観光客グループ。日本旅行の記念に初めてパチンコを体験した。そのうちの一人の女性が突然、中国語で大声を上げながら叫び始めた。
グループの中には片言の日本語を話せる男性がおり、事情を聞くと、「10万円も負けた。300分の1なのに300回以上回して一度も当たらない。こんなのは詐欺だ。金を返せ」と怒っているという。
しかし、ホール側が遊技データを確認すると、実際にサンドへ投入した金額は約3万円ほど。興奮のあまり、本人の中では被害額まで膨れ上がっていた。
スタッフはパチンコの確率は「300回回せば必ず当たる」という意味ではないことを説明したが、怒りのスイッチが入った状態では聞く耳持たず。ついには床へ寝転び、空港で話題となった動画そのままのように手足をばたつかせて泣き叫び始めた。
最終的には、日本語が分かる男性に「このままでは警察を呼ぶことになる」と説明し、その男性が女性を必死になだめ、説得して事態は収束した。
インバウンド需要は業界にとって新たな市場ではあるが、こうしたトラブルは今後も起こり得る。パチンコを知らない外国人には、大当たり確率や遊技の仕組みから説明しなければならず、言葉の壁も加わる。スタッフの負担は決して小さくない。
今回はレアケースとしても、一部でも大きなトラブルが発生すると、周囲の客に与える影響は大きい。そのため現場では、「正直、中国人観光客には来てほしくない」という本音が漏れることもある。
インバウンドを歓迎したい気持ちと、現場で対応する負担との間で揺れる――そんなジレンマを抱えるホールが増えてきそうだ。
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ピンバック: 獣
お国柄もあるでしょうから、従業員の方も冷静な対応が求められますね。
ピンバック: Keyさん
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