パチンコ日報

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パチンコをやめた還暦世代の行き先は安居酒屋だった

都内在住、小学校からの同級生という還暦過ぎの男5人が、久しぶりに顔を合わせて酒を酌み交わした。話題は自然と昔話に流れ、やがて共通の趣味だったパチンコへと移っていく。

彼らがパチンコを覚えたのは高校時代。今では考えられない話だが、当時はそんな“緩さ”もあり、安月給でも気軽に遊べる娯楽だった。ところが今は様相が一変している。

「再雇用になって手取りは18万円まで下がったよ」

誰かが口にすると、全員が苦笑いでうなずいた。定年延長で働けるとはいえ、期限はあと2年余り。収入は大幅ダウン。小遣いも削られ、自由に使えるおカネは限られる。そんな中で、真っ先に無駄を省いた先がパチンコだった。

「こんな給料じゃ打てないよな」

一人がそう言うと、全員が同調する。気づけば、5人とも定年延長を機にパチンコから足が遠のいていた。

「1~2カ月も行かなければ、行きたい気持ちもなくなるもんだな」

「勝てないと分かっていて、1パチを打ってた時期もあったけどな」

「俺は家にまっすぐ帰りたくなくて寄ってたんだよ。帰ると“洗い物しろ”って言われるからさ」

かつてパチンコ店は、彼らにとって“時間つぶし”であり、“家庭からの避難所”でもあった。しかし、収入減という現実の前では、その役割も終焉を迎えた。

では、彼らは空いた時間とおカネを何に使っているのか。

答えは共通していた。安く飲める居酒屋である。いわゆる大衆酒場に立ち寄り、軽く一杯やってから帰る。それが新たな習慣になっていた。

「パチンコより安く済むしな」

「飲んでる方が気楽だよ」

さらに冗談交じりに、こんな声も上がる。

「居酒屋に無料で打てるパチンコ台があれば最高だな。1時間300円くらいなら払ってもいい」

この一言は、今の業界にとって見逃せない示唆を含んでいる。彼らが求めているのは、勝負ではなく“時間を潰せる遊び”であり、なおかつ低コストであることだ。

かつてパチンコは、そのポジションを担っていた。しかし現在は、万札が熔けるスピードの速さや勝率の低さがハードルとなり、“気軽な暇つぶし”からは遠ざかって久しい。

結果として、安居酒屋がその役割を果たしている。酒を飲みながら時間をやり過ごす――ただそれだけのことが、彼らにはちょうどいい。

この還暦世代の変化は、単なる一例ではない。可処分所得が減る中で、「いかに安く時間を過ごすか」という価値観は、今後ますます強まるだろう。

パチンコが再び“時間つぶしの王様”に返り咲くことはあるのか。それとも、このまま居酒屋にその座を明け渡すのか。

答えは、遊び方そのものをどこまで変えられるかにかかっている。


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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. いかに短時間で金を使わせるか。今の台はすべて同じ。
    4円だろうが低貸だろうが、とにかく回さないから余計に。
    還暦世代が戻るはずないでしょう。当たり前
    遊ばせる気0  »このコメントに返信
  2. ピンバック: 遊ばせる気0

  3. このヒントをストレートに捉え、居酒屋にパチンコを貸し出して儲けようとするのが今の何も考えないパチンコ業界だろうね。
    メインの路線は真逆に向かってるわけだし。
    “時間潰しの王様”ではなく、

    “究極高射幸の吸血鬼”
    “超高射幸の暴君”
    “秒速で金をつぶす悪魔”

    って感じだしね。
    名無し  »このコメントに返信
  4. ピンバック: 名無し

  5. 現在の物価で、1時間あたり300円で楽しめる娯楽施設はなかなかないのではないかと思います。
    近いところでいうと、
    1円パチンコの時間粗利は500円前後、
    4円パチンコの時間粗利は1500円程度となっているみたいなので、案外、長い目で平均してみたら、パチンコが該当するのかもしれませんね。
    詳しい事は私もわかりませんが、中の良い店員さんにDK-SISの数字を見せてもらえると理解できるかもしれませんね
    煎餅  »このコメントに返信
  6. ピンバック: 煎餅

  7. >パチンコが再び“時間つぶしの王様”に返り咲く

    可能性はあると思います。そのために、遊べる機械になること。機械台は長く使う。入替を減らす。高価交換をやめること(できれば2円50銭)。それをメーカーが飲むことができるか。

    過去は、パチンコ代と居酒屋代が同等。「パチンコで勝ったら居酒屋に行くか」という感じでしたからね。

    今は、パチンコと居酒屋は別物ですからね。
    crazydoctor  »このコメントに返信
  8. ピンバック: crazydoctor

  9. 平均では、パチンコの時間粗利は、1円で約500円、4円で約1,500円かもしれませんが、
    1時間当たらなければ、1円で約5,000円、4円で約20,000円です。
    加えて、ヘソ賞球1個の高射幸LT機は、玉持ちが悪い上に波が荒く、
    厳しい確率のRushに入らないと、大半の人は大負け。
    トクメイ  »このコメントに返信
  10. ピンバック: トクメイ

  11. 昭和の頃から打ってきたが、さすがにもう無理。1円の低貸ですら回す気のない調整が当たり前。
    それでも打つ人はいるが、自分は無理。行かなくなると興味も薄れるし、使っていたお金の無駄使い感が半端ない。
    定年リーマン  »このコメントに返信
  12. ピンバック: 定年リーマン

  13. 業界人の逃げ口上「平均では」w
    では、パチンコの遊技人口が年々減少しているのは、何故でしょうか?

    煎餅(牛丼通行人)さんは、「パチンコの時間粗利は、1円で約500円、4円で約1,500円」との主張なので、
    この文言を、店舗HP、折込広告、店入口、各シマに配置して、
    ご自身の家族・親戚・友人・知人にも、この事を周知徹底して、自店のパチンコに誘いましょう!
    トクメイ  »このコメントに返信
  14. ピンバック: トクメイ

    • コメント ※
      客にとっては、その1台の生涯稼働に対して客が勝てないから減るのである。機械は、100%を超える出玉率が可能なのに、店はその努力をしないから。勝負不成立である。
      業界が衰退したくなければ努力しろ  »このコメントに返信
    • ピンバック: 業界が衰退したくなければ努力しろ

      • 個人個人の勝負かつ1日1日で言えば勝っている人は出率100%を越えているから勝っているんじゃないの?
        機械割の出率って運要素も込みでしょ?
        設定6だって1日単位でみれば100を下回ることだってあるよね。
        パチンコってその良し悪しを打ち手の技術とか経験則で勝率を上げるゲームだよね。
        言ってることはわかるけど極論すぎないかい?
        生涯稼働で100を越える出率で安定するならそれはホール的にはビジネスになんかならないし、打ち手も面白くない気がするけどね。
        打ち手は打ち手同士でカネを横取りするようなもんでしょパチンコなんて。
        誰かが負けるから、誰かが勝てるんだよ。
        通りすがり  »このコメントに返信
      • ピンバック: 通りすがり

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