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パチンコはなぜ若者に敬遠されるのか――ハネモノでギャンブルイメージを変えろ

20代の男女を対象にした「恋人にやってほしくない趣味」のアンケートでは、男女ともに最も敬遠されるのがギャンブルだった。理由は、お金の使い過ぎや借金への不安である。

パチンコマニアが人生を振り返った時、「家一軒分は負けた」と自嘲気味に語るのも珍しくなく、こうしたイメージが若者に与える印象は決して良くない。

次いで敬遠されるのが、アイドルやアニメの「推し活」だ。時間もお金も推しに費やす姿に嫉妬や理解し難さを感じる人が少なくない。

さらに、オンラインゲームへの過度な没頭は、一緒に過ごす時間が減ることや生活リズムが乱れることから不人気である。

車やバイクの改造も、生活費を削ってまで趣味に資金を注ぎ込む点が共感を得にくい。風俗やホスト通いに至っては、浮気への不安から論外という評価になる。

共通しているのは、「お金がかかり過ぎる趣味」は恋愛対象として敬遠されやすいという点だ。

その意味では、パチンコが若年層を取り込めない最大の理由は、「遊技」ではなく「ギャンブル」というイメージが完全に定着してしまったことにある。

この状況を少しでも変えようという試みとして注目されるのが、SANKYOが投入する「P羽根BASTARD!! -暗黒の破壊神-」である。同機は「釘と玉」で勝負する昔ながらのハネモノをコンセプトとし、さらに月額2万円のレンタル方式を採用した。

ホール側にとっても、この仕組みには意味がある。高額な機械代を短期間で回収する必要がなければ、極端な利益回収営業に走る必要がなくなる。プレーヤーも「勝つか負けるか」だけではなく、本来の遊技性を楽しめる環境を作りやすくなる。

ただし、その効果を最大限に引き出すには、等価交換営業では意味がない。40玉交換、50玉交換といった低価交換を基本とし、長時間遊べる営業スタイルへ転換することが不可欠だ。

業界が警察庁へ規制緩和を求めるのであれば、貸玉料金の引き上げや景品単価の見直しだけでは不十分である。むしろ、地域や営業形態に応じて交換率を柔軟に設定できる「一物二価」「一物三価」のような制度の議論こそ進めるべきではないだろうか。

数千円の投資で半日楽しめる。換金するより景品交換の方が満足感が高い――そんな営業スタイルが定着すれば、パチンコを見る目も少しずつ変わっていく可能性がある。

パチンコが再び「遊技」として受け入れられるためには、まずハネモノのような遊びの原点に立ち返ることだ。そして、「勝ち負けを競うギャンブル」から「気軽に楽しめる娯楽」へとイメージを刷新できるかどうか。それこそが、若者を呼び戻すための第一歩になるのではないだろうか。



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