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風俗嬢はなぜジャグラーに惹かれるのか。「スロット教室」が新規ファン開拓のヒントになる?

風俗業界を主戦場に取材を続けるライターが、ある人気風俗嬢から興味深い話を聞いた。

売れっ子のA子さんは、見た目は20代後半にしか見えないが、実年齢は35歳。月収は120万~150万円ほどあり、金銭的には不自由のない生活を送っている。

休日は二つの趣味に没頭する。

一つは、大好きなアイドルグループの“推し活”。全国各地のライブ会場へ遠征することも珍しくない。

そしてもう一つが、スロットである。

地方でライブがある日は、開演前の時間を利用して必ず地元のパチンコホールへ立ち寄り、真っ先に向かうのはジャグラーコーナーだ。

「ペカッ」と光るあの瞬間がたまらないという。

目鼻立ちがはっきりした美人のA子さんは、ホールでも目立つ存在で、よく男性客から声を掛けられる。

しかし、誰とでも話すわけではない。

20代の若者は「一銭にもならない」とほとんど反応せず、経済的に余裕がありそうな40代以上から話しかけられた時だけ会話に応じる。

「東京から来たんです。親戚にお金を借りに来たついでに、スロットで少し稼ごうと思って」

もちろん、それは作り話だ。

会話が弾み、意気投合すれば、一夜を共にすることもある。

アイドルのコンサート開催日はホテルが満室になることも多く、予約を取るのも困難だ。そんな時は意気投合した客とラブホに泊るという算段だ。相手が見つからなければネットカフェで一夜を明かすこともあるという。

そんなA子さんは、風俗業界の女性にはある傾向があると話す。
「ホストにハマるタイプと、パチンコ・スロットにハマるタイプに分かれるんですよ」

もちろん個人差はあるが、彼女の経験では、ホスト派はモテないタイプの女の子で、パチンコやスロット好きには容姿の整った女性が比較的多いという。

興味深い見方である。

スロット派のA子さんは、誰かに誘われてスロットを打つようになったわけではない。

新宿で働き始め、新宿のホールへ何気なく入ったのがきっかけだった。

最初は遊び方も分からず、見よう見まねで打ち始め、試行錯誤を重ねるうちに、シンプルで分かりやすいジャグラーの魅力に取りつかれた。

そんな彼女が最後にこんな提案をする。

「ドコモが高齢者向けにスマホ教室を開いているでしょ。ホールも初心者向けのスロット教室を開けば、もっと風俗嬢も来ると思うよ」

一見、突飛なアイデアに聞こえる。

しかし、その本質は「初心者が入りやすい環境づくり」にある。

パチンコ・スロットに興味があっても、「遊び方が分からない」「恥ずかしくて聞けない」という理由で足を踏み入れられない人は少なくない。風俗嬢に限らず、若い女性や未経験者にとっても同じことだ。

業界は新規ファン獲得を掲げながら、その入口づくりは決して十分とは言えない。そこで業界が開始したのが「推しの日」だった。5月のプレテストでは無料で打てる体験コーナーを全国1800店以上で展開した。

それに加えて、初心者向けのスロット教室で補完していく。

そんな小さな取り組みが、新たなファンを生み出すきっかけになるかもしれない。



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