パチンコ日報

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出玉が優先ではないという真意


ハンドルネーム「ST」さんのエントリー「客を増やすには出玉よりイメージ戦略」は、出玉を否定しているかのように受け取ったことからか、コメントが盛り上がった。言い足らなかったこともあったので、再びSTさんからのコメントが寄せられた。

以下本文

コメントの内容からして、書いている方はユーザーの方が多いのかもしれませんね。

多くの方が勘違いしているのは「出玉が出ていない店の店長はボッタクろうとしてる」と思っている事です。

私が今まで話してきた数々の店長達の話を客観的に分析すると、出そうとしてないのではなく、出せないのです。冷徹に抜きにかかる店長もいますがそれは割合としては少なく、大半は出したくても出せない派の人達です。パチンコ店の店長はどうしたら稼働が伸びるのかもっと真剣に悩んでいます。

出玉を出して増やそうと挑戦した経験なんて、どの店長も何十回もあるはずです。それでも上手く行かなかったのだと思います。パチンコ店の店長なんて風俗店の店長だからバカばっかりと思っているかもしれませんが、終身雇用なんてほぼ考えられないこの業界で、大半が辞めて行くこのP業界で、店長まで登りつめた人はそれなりに我慢強かったり、頭が良かったりする人です。それでもやっぱり出玉を出して稼働が上げられなかったんですよ。

だから出玉を出してお客を増やそうとしても、それは無理だと言っているのです。

極論的に書いていますから誤解を招く部分もあるのでしょうが、面倒臭がらずにしっかりと書けば、「出玉だけに頼ってはいけない。鶏が先か卵が先かと聞かれれば、それは出玉ではないと言える。笑顔の挨拶、清掃、様々なサービス、社内体制の改革等、殆どお金を掛けないでやれる事は無限にあり、それをまとめてイメージアップと呼んでいる。そしてそれにより、少しでもお客様を増やす事ができれば、今までより出玉を出す事が出来る」

こんな感じでしょうか。

おいちょっと待て!結局出玉じゃないか!

と言いたいのでしょうが、それって当たり前ですよね。ディズニーランドが感動すると言っても、パスポートが1万円を超えたらやっぱり入場者数は確実に減りますから、価格設定=出玉の出し方は重要な要素です。

しかし、私がコメントしたのは「客が望む最優先順位は勝てる環境」に対してです。

最優先順位が出玉だと思っている人だけではないという事です。1パチや5スロのお客様を見て、金が無い人ばかりだろうと思ったら大間違いです。そうではない人も多数おられます。

私は色々なお客様と話しているから知っています。退職金が丸々手元にあるから、年金の範囲内で退職金に手を付けずに打ちたいと1円パチンコしか打たないお客様。

若い独身の方で、「長く打てば負けるんだから、5スロしか打ちません」と私に話してくれ、よく聞いてみるとそれなりの給料がある大きな会社に勤めていて、パチンコをするお金はもっとあるけど結婚資金も貯めたいために、ほどほどの負け額で済む様に5スロにしてるというお客様。

実はこういうお客様もたくさんいるのです。

「設定なんか最初から期待していない。どうせほとんどが設定1だと思って打っているけど、この店のやり方が好きだから通っている」という人までいます。

パチンコ業界は出玉を煽ったから衰退している訳で、店の煽りに煽られてしまう人を相手に商売していたのでは益々衰退していきます。
ボーダー越えや高設定絶対主義のギャンブル依存症予備軍の人を本格的に依存症にしてどうするのでしょうか?

借金してまでパチンコを打つ人は自然淘汰されてパチンコを引退していきました。現在生き残っている人たちは楽しく遊んでいるのです。パチンコなんて負ける物、パチンコは遊びなんだと悟って遊んでいる人たちです。

しかし攻略法や小ネタを駆使して何とか生き残ってきた人たちは今苦しんでいます。もうこの辺が限界なんでしょうね。パチンコ店が限界まで来ていますから。もう設定を入れられない状態なのです。

設定を入れろだの釘を開けろだの考えずに、「パチンコ・パチスロが好きだから、長く遊べるように低貸しを打とう」又は「4パチの甘デジ、20スロの波の穏やかな新基準機を打とう」と考え方を改めるべきです。

台パンする様なお客様は徹底的に排除し、「今日は負けちゃったよ(笑)」と笑顔で帰って行く優良なお客様に囲まれて営業する事の喜びをパチンコ店店員は知り始めています。

お客様のイメージアップに繋がる様々な企画やサービスを次々と展開し、やっとの思いで増えた数人のお客様の利益を今まで来てくれていたお客様に還元する。そうすればこの時代でもパチンコ店は行き残って行けます。

出玉を出す事なんて簡単です。設定キーを入れてカチャカチャやれば高設定の出来上がりです。そんなの努力とは言いません。

私が言っているイメージアップと言うのは広告宣伝でのイメージアップを言ってるのではなく、広告なんて一切使わずにイメージアップをするのです。これは並大抵の努力ではありません。釘や設定は後からです。

まとめると、「出玉が先ではない。先に無料で出来る事をしっかりとやっていれば、いつかお客様の中に理解してくれる人が現れる。そして数人増えたら、その分今までより少し出せるお店になっている」と言いたかったのです。


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