パチンコ日報

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完全禁煙化が進まなければ一般からは近寄りがたい娯楽産業になる


グローバルアミューズメントが2017年度版のパチンコ・パチスロ参加人口調査を3月30日に発表した。

調査は全国3万人のパチンコ・パチスロ遊技者を対象にインターネットで調査。20代~60代まで男女別に調査したもので、ユーザーの動向がレジャー白書などよりもより現実に近いものが見えてくる。

パチンコ・パチスロを過去3カ月に1回以上行った人を参加人口と定義した結果、パチンコ遊技者は993万人(前年比11.9万人増)、パチスロ遊技者は757.7万人(前年比48.1万人増)といずれも前年を上回る結果となった。



今回の調査でパチンコ業界として注目したいのは、健康増進法に伴うパチンコホールの完全禁煙化問題だ。調査したユーザーが完全禁煙をどのように捉えているのか、業界も知りたいところである。

同社では喫煙できるホール環境が非喫煙者の新規ユーザー獲得の障壁になっていないか、ということと、完全禁煙でタバコが吸えなくなったらどうするか、ということに着目していた。

まず、調査した遊技者の喫煙率は47.5%だった。JTの調査では喫煙率は男女合計で19.3%(男29.7%、女9.7%)と比較しても、遊技者の喫煙率はかなり高いことが分かる。

パチンコホールが完全禁煙になった場合、喫煙者は56.9%がパチンコホールに通うことを「減らすと思う、やや減らすと思う」と回答。一方の、非喫煙者は45.5%が「増えると思う、やや増えると思う」と回答した。ここは喫煙者と非喫煙者では意見が分かれるところだ。

分煙環境の設問では、分煙に配慮しなくてもいいと答えたのは約1割。喫煙者も何らかの対策は行うべきと考えている。

分煙環境の意識では喫煙者は「分煙ボードや空気清浄機設置」「フロア分煙」が8割。対して非喫煙者は「フロア分煙」「完全禁煙」と分煙環境をより強力に求める回答が多かった。

喫煙者と非喫煙者では喫煙者の方が投資額が全レートで非喫煙者より2000円以上高かった他、遊技時間、頻度とも高いことが分かった。喫煙者の方がヘビーユーザーでもある。



同社は法規制もない現状で完全禁煙を実施することについては、次のように分析している。

「喫煙者は他店へ流出する懸念がある。ホールの経営環境が厳しくなる中、常連客が減る施策は単一法人レベルでは実行しにくい。喫煙者を流出させず、非喫煙者の市場参入障壁を取り除くためには、受動喫煙が強化されるタイミング(2020年頃?)で、ホール業界も完全禁煙化した方が良いと考える。業界全体での完全禁煙化が無理ならば、市場影響度の高いメガ大手が完全禁煙化を進めつつ、タバコ環境が良くない弱小店を淘汰した方が人口増加においてはプラスに向かうと考える。完全禁煙化が進まなければ、パチンコ・パチスロ業界は一般の人からは近寄りがたい娯楽産業になってしまう」


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