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射幸性を抑えることが依存症対策になる学説はない?


依存症問題は医学的には精神科医の範疇になる。都内の精神科医がIRカジノ法案によって注目されているギャンブル依存症について語る。

依存症の定義は簡単に言えば、あるものに頼り切ることだ。

依存には物質への依存(過食症、ニコチン依存症、アルコール依存症、薬物依存症)、過程・プロセスへの依存(ギャンブル依存症、インターネット依存症、借金依存症)、人間関係や関係への依存(共依存、恋愛依存症、依存性パーソナリティ障害など)がある。

やり過ぎると身を滅ぼすことにもなる。

パチンコ依存症の場合、おカネを使いすぎるようになることが問題視されている。借金に借金を重ねた結果、家庭崩壊、一家離散、最終的には事件や自殺を招くことが喧伝されて来た。

「パチンコ依存症はおカネが問題というのは大きな間違い。おカネが有り余って毎日入り浸っている人もいます。それは心の隙間を埋めるために行っているからです。日中することがない人もパチンコに依存しています。心の隙間を埋めるためにパチンコ店が一種のコミュニティーになっています。射幸性を落としても依存症は治りません。最近は借金までしてやる人は少なくなっています」(精神科医)

2010年6月に施行されたサラ金の総量規制で、年収がゼロの主婦は配偶者の同意書が必要になったことで、主婦層が減少した、といわれている。すでに借金をしてまでパチンコをする人も少なくなっている。

依存症は心に問題を抱えている人が陥りやすい疾患でもある。精神科医はこんな例を挙げる。

「女の子の中には幼稚園ぐらいから自慰行為にはまるお子さんがいます。上り棒などの遊具遊びがきっかけで気づくのですが、一番の原因は寂しさです。親がいないとか話し相手がいないとか、家に誰もいないから寂しさを自慰行為で紛らわせる。寂しさを紛らわせる対象物が自慰行為になっています」

パチンコの依存症問題に話を戻すと、警察行政が対策として行おうとしている遊技機の射幸性を落とすことは、決して解決策には結びつかない、ということだ。

2005年、ラスベガスでペニースロット(1¢から賭ける事ができるスロットマシン)が大ブームになった際、米国のメディアが「安価ゆえに誰もが気軽に参加できるペニースロットは、通常のスロットマシンより依存問題に発展する可能性が高い」と警鐘を鳴らした。

射幸性を抑える事が依存症対策として効果的などという学説はない。多くの人が理解していないことは、パチンコは依存対象物であって依存症の原因ではないという事だ。

警察庁のミスリードによって夢も希望もない業界に成り下がらないようにして欲しいものだ。


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