パチンコ日報

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世界最高水準のカジノ規制のとばっちりを受けるパチンコ業界


森友問題では昭恵夫人の自由奔放な行動が疑惑の焦点となったが、愛国教育で同じ思想を持つ安倍夫妻が籠池理事長にうまく利用されてしまった感がある。森友問題を引きずっているわけではないが、国民からは反対意見が多いIRカジノ導入に向け、「IR整備推進本部」(本部長・安倍晋三首相)が4月4日、初会合を開き、首相は「世界最高水準のカジノ規制を導入し、依存症などにも万全な対策を講じて、クリーンな日本型IRを作り上げる」と述べた。

首相の「世界最高水準のカジノ規制導入」とは反対派の声を抑える狙いがひしひしと伝わって来る。本気で世界最高水準の規制を導入する気なのだろうか? 世界最高水準の規制とは最初からカジノが失敗するようにも思える。

なぜなら、カジノと規制は全く相反するものだからだ。ギャンブル産業とは猥雑な商売で、きれいごとではできない商売だ。世界最高水準の規制とは、世界でもっともつまらないカジノになってしまいやしないかと心配になってくる。

厳しく入場規制をかけるとしたら、お客に来るなといっているようなものでもある。

さらにクリーンなカジノというのも違和感がある。ギャンブルは元々いかがわしいものであって、そのいかがわしさに人は惹かれるものである。性風俗がまさにこれに当て嵌まる。

何事も「過ぎたるは猶及ばざるが如し」といわれるように、良いことでもやり過ぎると害になる。

ま、野党や国民の反対を押し切ってIR法案を成立させた以上、これぐらいのことを言わなければならない時期ではあるが、そんなに世界最高水準の規制をかけるのなら、最初から作らなければいいのに、となる。

そのとばっちりをパチンコ業界が受けている。

ギャンブル等依存症対策推進関係閣僚会議では、ギャンブル依存症対策の強化に関する論点を公営競技ごとに整理しているが、パチンコについては次のような問題点が指摘されている。

①リカバリーサポートネットワークの相談体制の強化及び機能充実

現状の体制では相談員が3~4名で対応時間が午前10時~午後4時。きめ細かい対応のためには相談体制をさらに拡充させる必要がる。

②18歳未満の立ち入り禁止の徹底

現状では18歳未満と思われる者には年齢確認を行っているが、今後は景品交換時においても年齢確認の実施する必要がある。

③本人・家族申告によるアクセス制限の仕組み拡充と普及

おカネを使いすぎることを抑止する仕組みがない。会員管理システムで客が1日の使用限度額を申告して、設定に達した時は翌日、従業員が警告する自己申告プログラムはある。しかし、家族からの申告は受け付けていない。家族からの申告も受け付けて、自己申告プログラムを拡充して普及を図る。

④出玉規制の基準の見直し

パチンコは1時間の発射玉の3倍以下、10時間では2倍以下、2分の1以上と規定。著しく射幸心をそそるおそれのある遊技機の基準を見直し、遊技機の射幸性をさらに抑制する必要がある。

⑤出玉情報を容易に監視できる遊技機の開発・導入

遊技機の出玉情報をホールで容易に確認できる手段がない。パチンコの依存症対策の観点から、パチンコの出玉情報が保通協を通ったものと一緒かどうか容易に確認できるようにするために、国家公安委員会規則の見直し。

⑥営業所管理者の義務として依存症対策の義務付け

⑦業界の取り組みについて評価・提言を行う第三者機関の設置

⑧ぱちんこ営業所におけるさらなる依存症対策

この中で②、③、④、⑤は特に興味深い。

②は景品交換時、ポスに年齢確認画面が出るようにするということだろう。

③は会員管理システムの自己申告プログラムをもっと拡充しろということ。

④が一番業界的には打撃だろう。わざわざ、1時間と10時間のパチンコの出玉を3倍以内、2倍以内と取り上げている、ということはここを触ってくるということが推察できる。ここを1時間では2倍以内、10時間では1.5倍以内とする?

⑤はこれはベースメーターの設置だろう。保通協試験通りのベース値で営業しているかを簡単にチェックしようというもの。

IRカジノ法案さえなければこんなことにならなくて済んだのに、と泣き言を言ってももう遅い。これでもホール営業をやるところだけが残れば、適正軒数にもなる。


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