パチンコ日報

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情報漏洩事件に寄せて…その②


ホール会社役員から信頼を得ていた店長や役職者の一部が、会社や役員を裏切っていたわけです。人事部長やその部下達が不正に手を簡単に染めていたのですから、社長や専務や常務もコロッと騙され続けた。

夜間に店舗内に簡単に出入り出来る役職者が、機械台に細工をするのですから、つまりその会社には簡単に細工できる環境があるわけです。

ある日、初代ダイナマイトの裏基盤を取り付けることになりました。しかし異常信号が基盤から出ているようで、ナンバーランプが異常発報して大変な事態に。当時の不正メンバーの話によると、その夜、ダイナマイトの裏基盤を作った連中が現場から逃げ出し、払った裏基盤代金を払い戻してくれる訳でもなく、大損害が発生したそうです。

一時期、閉店後のホールに、中国人が忍び込んだ事件が多発した時、自店舗に仕掛けられた不正基盤やぶら下がりと呼ばれる不正部品などは、みんな中国人を含む外国人の仕業と思い込んでいたのが命取りになったホールは結構あります。

まさか自分の会社内に犯人がいたとはねー。

当時の話はまだまだ出てきます。

ある日、店長の所にやってきた怪しい人物の話。

怪しい人物の下っ端が来て、話の地ならしをして帰りました。地ならしの最後は、次に打ち子の親玉がいつ店長の所に来るか日取りを決めました。

そして後日親玉が来店するのです。

ある日、店長から呼ばれた人物は、これから不正話を持ち込みにヤクザが来るから、ロッカー内で隠れて見て聞いて、証人になるよう言われました。

約束の時刻に現れた人物はひとりで来店していきなり、
「よう!店長よ、源さんに裏を入れさせてくれよ。20台全部に入れさせてくれたら、手付けに200万払うよ」と。

条件は、手付け200万円、儲けの25%バック。
裏基盤はセット打法基盤。1日あたり抜くのは、1台最高10万円まで。台数も5台まで。合計で20万円以上は抜かない。

そんな誘惑はストレート過ぎるが、ヤクザや打ち子の親玉から、ハニートラップを掛けられて不正に手を染める店長もいました。

兎にも角にもホール業界は、昔から悪魔の囁きがよく聞こえてくるものでした。

昔の業界の感覚は、今の時代と照らし合わせると、完全に麻痺していたということです。

不正基盤は、ホール自ら設置することが非常に多かった。

えっ?と、思わないで下さい。

現金機時代のぱちんこも、スロットだってついこの間まで、裏基盤がゴロゴロありました。そうです、連チャンさせる基盤ですよ。

お客様は連チャンする台を望みました。だからホール側は自らの売り上げアップの為とお客様の嗜好に合わせた激しい波のある裏モノを入れたのです。

私が店長をして間も無い頃にこんなことがありました。

徹夜で新台を設置した後に、パチンコ周辺機器を製造するメーカー社員がやってきました。理由を聞くと、常務からの依頼で来たと。直ぐ常務へ連絡すると、彼らに任せておけ、との指示。

彼らは、基盤をいじって帰りました。彼らの会社は、その台の基盤だけを作り、一流メーカーへ卸していたのですね。

その新台は見事に連チャンするようになりました。

スロットだって連チャン仕様が全国を席巻、連チャン性がないスロット機種は見向きもされない時代でした。

遊技機メーカーだって、連チャン仕様を多数出してました。

メーカーやホールは、連チャン仕様の機会を開発して設置する。

裏家業の連中は、セット打法が出来る裏基盤モノを設置する。こんな時代を過去に経験した業界ですから、今から思えば狂時代ですよね。

バレなければ、やりたくなる業界のDNAは、こんな時代の流れから出てくるのです。そのDNAが、今回のLINEによる情報漏洩事件につながったわけです。

続きはまだありますが、その前に、こんな疑問が生まれました。

今回のLINE情報漏洩事件が起きた会社は非上場企業でしたが、これが上場企業で起きた事件ならば大変なことになっていたはずです。経営者が記者会見をすることになるでしょう。

今頃、上場企業経営者は、自店舗の管理強化を指示しているはずです。
情報漏洩の隙だらけの業界が上場するには、よほどしっかりした体制がないと、いつ起きてもおかしくない事件がLINE情報漏洩事件。

つづく


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