パチンコ日報

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ライバル店の顧客動向を分析して、次の一手を打て!


顧客管理の最終形として顔認証システムがある。誰が何回来店したかがより正確に分かる反面、各台にカメラを取り付けたりするため高額な設備投資がかかる。加えて、自店の顧客管理はできても他店の顧客動向は、頭取りでしか掴めなかった。コストを掛けずに自店とライバル店の顧客の流れを同時に分析できるツールがリリースされた。

フューチャースコープの集客マスターツールがそれ。コストが掛からないカギはスマホアプリの位置情報にあった。IT関連会社から収集した月間1500万人分(うち、パチンコ、スロット遊技者は250万人以上)のビッグデータから、パチンコホールへ通ったことのある人だけをピックアップして加工、提供するサービスだ。
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位置情報をONにしているスマホユーザーによって、自店に来ている顧客の中で、新規客とリピーター客の比率や、自店だけに通っている顧客と競合店にも通っている客の比率、店舗での平均滞在時間などがグラフ化されて、商圏内での顧客の動きが手に取るように分かるようになった。

来店回数分析

来店回数分析

平均滞在時間分析

平均滞在時間分析

新規客とリピーター客分析

新規客とリピーター客分析

自店と競合店の人数分析

自店と競合店の人数分析

流入、流出分析

流入、流出分析



位置情報から派生するメリットは、来店客の住居エリアと勤務地エリアまで把握することができるようになったこと。それをパソコン画面の地図上で分析できる。どの沿線を使って通勤しているかも類推できる。

ヒートマップ

 


         ライバル店から顧客を奪う、最新のインターネット手法

ここに3799回、2323人という数字がある。これはとある店舗で1カ月間にスマホの位置情報から取得した来店回数と来店客数である。この数字から同じ客が平均で1.6回来店していることが分かる。競合店を設定することで、競合店の動きも同様に分かる。 遊技人口が増やすことが困難な状況で、ホールが売り上げを上げるには次の3つの方法が考えられる。

①今来ている客のリピート率を高める
②同一商圏から客を奪う
③滞在時間を長くする

まさにこの3つを分析できるのが、集客マスターツールである。顧客管理システムは自店の客しか把握できなかったが、集客マスターツールはむしろ、競合店の客の動きを把握するツールともいえる。

パチンコは商品=遊技機では差別化ができない業種である。そうなると力を入れなければならないのは、必然的にマーケティングと顧客満足度の向上しかない。

自店だけでなく競合店が提供したサービスが良かったのか、悪かったのかを来店頻度と共に分析できる。

顧客の行動分析をした後で必要になるのが自店の「インターネット広告」だ。インターネット広告の強味は顧客層をターゲッティングできることだ。

インターネット広告でターゲッティングの代表的な手法といえば、次の3つが挙げられる。

①グーグルなどで特定のワードを検索した人に、検索に連動した広告を配信
②特定のサイトを閲覧した人に、趣味趣向に連動した広告を配信
③一度サイトに訪れた人に、再来訪に連動した広告を配信

ネットで商品を購入すると、自分がよく見るサイトのサイドバナーなどにその商品や関連商品がちょこちょこ出てくるあれだ。自分の興味がロックオンされているわけだが、自分が関心を持っているジャンルなので、関連新製品ならクリックすることも少なくない。

インターネット広告が人気なのは、このようにターゲッティングを細かく設定できることだ。その結果、紙媒体と比較して大幅に費用対効果の高い情報訴求が可能になる。例えば、折り込みチラシは配布エリアを設定して何万枚もまいても、訴求できるのはわずか10%といわれている。1人当たりの情報伝達費用は90円かかる計算になる。

一方のインターネット広告はエリアを細かく設定して配信できる。インターネットを開けば、広告が出て来るので、視認率はほぼ100%。全員を見込み客とすることができる。それでいて、1人当たりの情報伝達費用は2.4円、とチラシに比べ1/30にまでコストカットできる。

実際にホールでもインターネット広告を使っているが、こんな問題点があった。

ターゲッティングを行う情報を利用者のインターネット上での行動しか取得できなかったことだ。つまり、インターネットを離れた場合の行動確認ができなかった。しかも、取得できる顧客情報のデータ量が少なく、広告を打つにしてもムダが生じていた。

そうした問題をクリアしたのがスマホの普及だ。スマホのアプリには位置情報機能があるので、利用者がインターネットを離れた状態でも、行動追跡が可能になった。それを応用したものが集客マスターツールであり、その中にあるオプション機能がインターネット広告配信の「集客Advance」である。

「集客Advance」で配信したインターネット広告は、パチンコホールに足を運んだ人だけに配信するので、ムダ打ちがない。受け取ったお客さんが、どれぐらいバナーを閲覧したか、何回クリックしたか、実際、何人来店したか、までを追跡することができる。

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同様の顧客分析とインターネット広告配信を行っている他業界の事例では、自動車メーカーが高級車を販売する戦略として、競合メーカーの試乗会へ行った人や、休日にゴルフへ行く人だけをピックアップして、ピンポイントでネット広告を配信している。

実際に「集客マスターツール」を活用しているホール関係者はこう話す。

「ライバル店の稼働がドカンと上がった時は、すぐに原因を分析しています。自店のチラシの効果測定はもちろん、ライバル店が使ったアドトラックや中吊り広告、芸能人イベントなどの効果測定までできますからね。ライバルに勝つにはまず、ライバルのことを熟知して、自店の能力を知ることです」

初期導入費は0円。システム使用料の月額4万9800円のみ。競合店設定は最大3店舗。4店舗目からは1店舗月額5000円。データ収集できるスマホユーザーの関係で東京、名古屋、大阪の大都市圏のホールの方が、効果が期待できる。

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