パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

激動の2016年度を占う


日報でも何度か取り上げてきたパチ元会。
会長だった高橋正人氏が、昨年10月にパチ元会の会長を退任し、同時に退会している、という。

で、高橋氏が新しく立ち上げたセミナー団体が日本アミューズメントパチンコ産業ネットワーク(通称JAPaN)で、その設立記念セミナーが、2月4日、東京大手町「サンケイホール」で開催される。

さて、そのセミナーのタイトルは「未来の想像から、未来創造へ」。

年頭2月の開催と言うことで、今年2016年を占う意味で大きなキーポイントを予想させる。

では、JAPaNが予測する2016年とはどうなるのか?

まずは【店舗数】。

2015年は「600店舗が閉店している」現状。つまり、全国各都道府県でそれぞれ12店舗が閉店している計算になる。特に大都市を除くローカルな地域が顕著に現れた昨年であったが、今年はその大都市でも閉店店舗が現れる。

しかし、昨年の新規店舗が「150店舗」あったように、『都市部での閉店は、即新規店舗にチェンジする事となり、「閉店はローカル・新規開店は都市部」に偏る、と読む。

そもそも打ち手が日報のコメントにもあるように「ボッタクリ店舗は潰れれば良い」と言う論は、確実に現実化することとなり、年間1千店舗(10%)くらいが、毎年閉店する事は必然の流れとなるかも知れない。

そして【業界の健全化】と言うテーマの収束を図るためにも、行政もメーカーもホールも動きを加速する。

1月には、業界関連団体の新年総会が開催される訳だが、多くの宿題を残したままの2015年末から、そのやり残した宿題をしなくてはならない2016年前半となる。

主体となるのは、「高射幸性遊技機の撤去」だが、昨年の業界全団体協議(21世紀会)では、パチンコ30万台・スロット30万台の年内撤去が確定しているが、更なる上乗せもあるだろう。

それらの余波を受け【メーカー販売台数】はどうなるのか?

年間の販売台数が、「パチンコ=200万台・スロット=100万台」が全体としての上限値だが、それには及ばない可能性が高い。

もっとも、ホール数が減少していく中、それは無理である。

メーカーとしては、コストダウンは必須な状況で、各メーカーのグループ内統合は当然の成り行きで、無論生き残れないメーカーは、業界から退出して頂く事になるだろう。

また、【ホール】としても外部要因としての稼動低下があり、内部要因としての人材確保もままならない現状、、多くの「運用スキームの見直し」も迫られる事にもある。

それらを含め、新しい時代背景の中で、ホールもメーカーも周辺機器業者も生き残るため、「知るべきこと」「学ぶべきこと」「考えるべきこと」も多々ありそうな1年である。


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一般業種とのコラボで新たな集客アプローチ


ニューライフスタイル主催のPマネージメントセミナーin大阪2015より。

パチンコ脳から一般脳への脱却を図り、違う視点がなければ「新たな発想も生まれない」と力説するのはエースプロのカズマ氏。同社がこれまでやってきたプロモーションを見ればそれが実践されている。

同社はクライアントの営業会議にも参加して企画を練って行く参加型のプロモーションを得意としているが、集客ありきのプロモーション会議では、必ずグレーゾーンの領域へ入り込み、結局は行き詰る。パチンコにどっぷり浸かっていると新たな発想は生まれないことを体験してきた。

同社ではことし4月からカラオケのJOYSOUNDとコラボして、「ぱちカラ」を開始している。パチンコ・パチスロに使われている楽曲を歌いたいファンのために、専用ジャンルを作ってしまった。

JOYSOUNDシステムを導入している全国のカラオケボックスやスナックで「ぱちカラ」を楽しめる。

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この企画の発想はパチンコ・パチスロファンが多い同社では、カラオケに行った時にパチンコの楽曲縛りでカラオケ大会をすることがあり、企画の原点はまさにここにあった。

これだけに止まらず、プロモーションビデオの制作も手掛ける同社では、サンセイとタイアップして「ぱちカラ」用に、牙狼金色になれのオリジナルPVを制作してしまった。映像を見ているとパチンコを打ちたくなるように作られている。

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営業支援策としては曲間に導入告知のCMを流すことができる。

同社は一般企業とコラボすることを実践しているが、ユニバーサルの緑ドンがリリースされた時は、居酒屋チェーンの白木屋とタイアップして、緑ドンのメニューを提供した。

現在ホール向けに展開しているのが、近隣の飲食店とのコラボ戦略だ。飲食店にホールのポスターを貼らせてもらったり、コンパニオンを近隣の居酒屋に派遣して、ホールの会員募集を行ったりしている。

会員募集は居酒屋などで見かけるタバコのサンプリングしているコンパニオンを想像すれば分かりやすい。

夜7時から10時まで4店舗を回り、66人に声を掛け、ホールの紹介と共に会員募集を行った結果、その場で8人が会員になった。後日、店長自筆の手紙と会員カードを郵送した結果、8人全員が来店した。

ポスターはホールが実施しているクーポン協力店の飲食店などに月1回エースプロの社員が貼りに行く。飲食店側にはポスターを貼ることでフィーが入る。

それまで、違うパチンコ店に行っていた飲食店の店長が、ポスターを見ている内に愛着が湧いてポスターの店舗へ通うようになった。

飲食店は地域のコミュニティーの場である。そこにホールのポスターが貼っているだけで、パチンコの話題も生まれる。口コミも非常に発生しやすい場所である。

このように一般業種とコラボして外から集客して行く発想が必要になる。


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女性だからこそ発揮できるリーダーシップの心構え


NHKの朝ドラ「まれ」は出産・育児とパテシエの仕事を掛け持ちする主人公の苦悩ぶりが描かれていたが、女性が社会進出する中で、この問題は日常的に発生する。

「女性だからこそ発揮できるリーダーシップの心構え」をテーマに、8月24日、神戸市のガイアシステム本社で、女性のリーダーシップ研修が開かれた。

講師の同社教育事業部の藤野祥子さんは、自らがこの問題を乗り越えてきた。

大学生の時に出産。1歳の子供を抱えて新卒でガイアシステムへ入社。いわば子持ち新卒のパイオニアで、入社後も産休、育休で半年間休職したパイオニアでもあり、女性として子供を抱えながらの課題を悩みながら克服してきた。

以下セミナー内容

現在、パチンコ店では採用に困ってところが非常に多い。昔のように高い時給につられてガッツリ働きたいという人が減少。週2~3回でいい、というように働き方や価値観が変わっている。

こういう時代にリーダーシップの取り方も指示命令タイプのトップダウン型から、チームがうまく機能する環境を整え、部下の自発行動を促すサーバントタイプに移行している。

オススメするサーバント型リーダーシップでは、リーダーは一つの型にはまらないことが重要。なぜなら、部下は近くにいるリーダーの存在が大きく、一つのものしか見えなくなるため。

単一の価値観を押し付けるのではなく、多様な価値観を尊重し、連携や協力により成果を上げる。

サーバント型リーダーシップの事例では、リッツカールトンが挙げられる。同社では現場に10万円までの決裁権を持たせ、現場の自立を促し、それが顧客満足度につながっている。

女性リーダーになるメリットは次の通り。

①成長できるチャンス

女性は成長が止まると一気に老け込む。きれいに輝き続けるためには新たなフィールドにチャレンジしなければならない。プレッシャーもあるが、そのための努力は必要。ポジションが上がることで、出会う人、一緒に働く人が変わる。他店の店長や部長、社長との出会いもあり、刺激になる。人前に出ることも多く、自分磨きにもなる。

出産で家庭のボリュームが増え、子育てが終わっても、出産前ほど仕事はできない。20代で頑張っていない人は、出産後も会社に迎え入れてもらえない。アクセルを踏める時に踏んだ方がいい。その方が産後が戻りやすい。

②手本になれる

女性リーダーがいなかった場合は、自分自身がリーダーのパイオニアになれる。

③自分たちが輝ける会社・環境づくりになれる

リーダーに必要なこと

「リーダーとは笑顔を配る人のことだ」(ナポレオン)

「リーダー以前はすべては自分の成長のためだが、リーダーとは他人の成長を意味する」(ジャック・ウエルチ)

リーダーとは人にポジティブな影響を与える。目的達成のためにポジティブな影響を与える。つまりリーダーは影響を与えることが重要となる。影響力の範囲を広げるためには、自分事と思ったら、自分にできることは何かを考える。

その際、自分で解決できないのなら、解決できそうな人や課題に精通している人を探して、相談すればいい。問題解決の成功事例を自分なりに調べることもいい。

女性がリーダーシップを発揮する時の躓き

①感情に左右されやすい

マインドが体調にも左右されやすく、すぐに泣く。安定力を身に付けるために、回復エリアに自分の気持ちを持って行く。

・大きく深呼吸して肩の力を抜く
・規則的なリズムの運動をする
・音楽を聴く
・感情を言葉にする、書く
・メンター(仕事の助言者、指導者)を持つ。一人で抱えない

部下を伸ばす関わりを持つ

人には○と×がある。

リーダーは○を◎に、×を△や○にすることである。

×を△にするには、ものすごいエネルギーがいるが、それが自身の成長にもなる。思いっきり部下の長所を伸ばす。

自分らしくリーダーシップを発揮するには、どんなリーダーシップがあるのかを知り、とにかくやってみる。そして失敗したら別のスタイルに挑戦する。

とにかく、目の前のことをシンプルに一生懸命やる。

一番大事にすることは「目の前にいる人の最大限役に立つ」という想いである。

自信がない時は他人からの見られ方を意識するあまり自信がなくなる。そんな時は、自信を持てるキーワードを思い出すこと。


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何気ないホールの取り組みがテレビ取材のネタになるためには?


6月10日、東京で開催されたOJISホール経営研究会第12回幹部勉強会より。

以下本文

テレビ業界ではプロデューサーらしくないプロデューサーといわれているのが、千葉テレビの大林健太郎プロデューサーだ。

なぜか?

テレビ局のプロデューサーといえば、一般的にはピンクのマフラーをまいて、石田純一のように素足に革靴のイメージがあるが、自らを「ピンクのマフラーを巻いていないプロデューサー」と名乗る。

テレビ局といえば革新的で派手なイメージがあるが、実は銀行や役所のように極めて保守的な組織だ、という。なぜなら、総務省から免許をもらい、局の社長は総務省出身者が占めることが多いからだ。

しかも、なるべく責任は取りたくない組織で、責任を取らないためには業務に携わらなければいい、とばかりにテレビ番組の大半を制作会社が作っている。

テレビCMの営業は広告代理店が動いてくれる。ニュースは記者クラブ情報を流しているだけ。特に地方局はキー局の番組を流すのが大半で、自社制作の番組は1%程度という局もある。

テレビ局での出世コースは編成局で、ここが業務を仕切っている。編成局の中でも全てを司るのが「視聴率」だ。視聴率は「パーコスト」といわれ1%で値段が変わる。つまり、視聴率が上がればCMの値段も同時に上がる。正確には1クール(3カ月)の平均視聴率でCM単価が決まる。

テレビ局はいうなれば24時間有限の不動産を売っているようなもの。営業マンが頑張ろうとも、CM単価はパーコストで決まる。

昔は24時間すべて埋まっていたからパーコストになっていたが、今は全部埋まらないから番宣を入れている。

全国には地上波だけで200局ある。

東京キー局がメジャーリーガーなら、地方の準キー局はトリプルAで、U局は独立リーグに例えることができる。

大林プロデューサーが所属する千葉テレビは、この中の独立リーグ系で自社で番組を制作し、番組の販売も行っている。同社の番組は権利関係が緩いので二次使用ができることが大きな特徴でもある。

テレビに取材される方法を紹介しよう。

テレビはバージンが大好き

史上初とか日本最大級とかが大好きで、大げさな枕詞を付けてアピールする必要がある。

中小企業の入社式をテレビで扱って欲しい、といっても無理だが、水中で入社式を行う、というとニュースとして取り上げられる。皆が持っているイメージを壊す=ギャップ法を使うことで中小企業でも入社式を取り上げてもらうことができる。

テレビは二番煎じが好き

視聴率が取れたものを加工したがるのがテレビの特徴で、最初の情報は紙媒体から取っている。

視聴率が取れる三種の神器といえば、ラーメン、子供、ペット。

ラーメンでもただ単においしい、という切り口だけではなく、内装が素敵だとか、このラーメン店のフランチャイズは儲かるとか、働いている女性スタッフがかわいい、と多彩な切り口がある。

季節や時節柄に合わせたニュースは基本中の基本

今、国策として行っているインバウンド(外国人観光客)ネタは取り上げられやすい。例えば、デパートが接客強化のために、就業が終わって社員が中国語講座を習いに行っている、といえばニュースになる。

ホールがニュースを発信するには地元の県庁や市役所などにある記者クラブの箱にリリースを投函するのが一番早い。

特に地方へ行けば行くほどネタがないので取り上げられやすい。この時、先ほど言った業界初とかの大げさな枕詞とギャップ法を活かしたプレスリリースを書くことを忘れてはならない。もう一つ注意しなければならないのは、企業のPR臭が出たらダメ。この場合、社会のためにやっている、という大義名分が必要になる。

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今こそお客様に向き合う。現場を大切にする


6月10日、東京で開催されたOJISホール経営研究会第12回幹部勉強会より。

■講師
千歳観光 白石良二代表取締役社長

■テーマ
「今こそお客様に向き合う。現場を大切にする」

■イントロデュース
白石社長は入社した千歳観光で店長から社長に上り詰めた経歴を持っいる。店長時代、一人のおじいちゃんが毎日来るようになった。いつしか顔見知りになり話もするようになった。

おじいちゃんは小さな会社をやっていた。引退して老後の生活を悠々自適で送っていた。息子さん家族と一緒に暮らしていた。仕事が生きがいだったために、引退後は塞ぎがちで元気がない。

そんな姿を観ていた息子さんが、たまりかねて勧めたのがパチンコだった。

何度かホールへ足を運ぶうちに少しずつ元気を取り戻し、「きょうはちょっと勝ったぞ」。孫のために「次はお菓子を取ってきてやるぞ」と食卓での会話も増え、ホールであったその日の出来事を楽しそうに話すようになった。

白石店長とも顔見知りになり、「きょうは店長さんと話したぞ」と得意げに話すようになった。

おじいちゃんはパチンコで元気を取り戻すことができた。

数年間は店に通い続けたが、ある日を境にパタリと姿を見せなくなった。

心配した白石店長は常連さんに聞いて回って分かったのが「入院した」ということだった。

それから数カ月後、おじいちゃんの訃報を知ることになる。

と同時に、息子さん夫婦が店長を訪ねて来て「是非、告別式に参列してやってください」と直々にお願いに来た。

告別式で喪主のあいさつがあった。

「家業を引退して元気のなかった父親を活き活きさせてくれたもの。それがパチンコでした。毎日楽しかったことを話してくれました。きょうは父が楽しく過ごさせてくれた店の店長さんんも来て頂きました」

お客さんの告別式に参列するのも初めてだったが、こうして感謝されるとは思ってもいなかった。

涙が溢れた。男泣きに泣いた。

パチンコという仕事をしてきて本当に良かった、と思った。

パチンコは人を元気にする、パチンコは楽しさを提供できる、と確信した。

やがて社長となった白石氏は「ありがとう」の一言が存在価値である、との理念の下に地域や社会貢献ができるホール企業を実践している。

以下本文

「今こそお客様に向き合う。現場を大切にする」

見方を変えれば、過去が良すぎただけで、ホール軒数が半分以下になるなる可能性は十分ある。

昔は安い金額で遊べる環境があった。それだけに遊技されるお客様が一番困って苦しんでいる。

3万円は持っていなければならないのは敷居が高すぎる。どういう遊びを提供しなければならないかを今こそ考えなければならない。

班長→主任→店長を目指す中、店長はゴールではなく、スタートだ。店長になると現状打破をしなくなる。

店長は機種選定や出玉管理以外でお客様とのつながりを作っていくのも店長の仕事だ。

スタッフと一緒になって、お客様のことをもっと知らなければならない。週何回来て、好きな台、趣味、家族構成などの情報をカルテにして共有する。

釣りが好きなお客様とは同じ釣りクラブに参加するとか、町内運動会に参加するとか自分たちで考え、お客様との関係づくりを行った。

そういう関係が構築できると仕事が面白く、楽しくなる。

リニューアル工事で暫く休業したことがあった。その間、お客様は競合店へ流れていたた。

1人いなくなるとどれぐらい売り上げが下がるか計算してみた。

スタッフと話ができる環境を整え、お客様との絆を太くしていくと競合店へ流れていたお客様も戻ってくる。しかも新しくなった店舗に「ありがとう」といわれた。

先代社長の創業時の理念は「先義後利」。お客様からすぐに利益を頂くのではなく、利益は後からでいい、というのがこの言葉に込められている。

この理念は変わることはない。

ギャンブル性が高まり、大衆娯楽とはいえない現状で、私の周りにもパチンコをやらない人が増えた。

「井戸水は汲み過ぎると枯れる」

高利で吸い上げるとお客様はいなくなる。極端な儲けすぎはダメ。適度な射幸性で取ったり、取られたりでなければ発展はない。大衆娯楽という店づくりをしなければならない。そうでなければ、お客様のおカネもいつまでも続かない。

私は地域に根差した店づくりで、閉店したらお客様から「楽しみがなくなる」「困る」といわれる店を作りたいと考えている。

大手にはない人という魅力を出して。

機械に依存することなく、絆づくりで生き残る方法は多分にある。

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